日本文化論

科目基礎情報

学校 モデルコア高専5 開講年度 2017
授業科目 日本文化論
科目番号 0086 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 特に指定のものはない。プリントで対応する。
担当教員 豊田 尚子

到達目標

1.古来の日本文化に関する知見を深める。
2.文化の消長や変遷に気付く。
3.資料の扱い方や特性を知り、文化的教養を高める。
4.資料の特性を生かし、アプローチの方法を提示する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1資料を適切に扱い、文化的価値やその特性を理解できる。資料を適切に扱い、文化的価値がわかる。資料を適切に扱うことができず、その価値を認識できない。
評価項目2与えられた課題について、独創的な私見を提示できる。与えられた課題について、正しい認識をもとに意見を提示できる。与えられた課題を完成させることができない。
評価項目3資料を正しく観察し、積極的に意見交換できる。資料を観察し、簡単な質疑や応答ができる。資料を正しく観察できず、私見を持つこともできない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
専攻科の授業では、日本文化の史的な特徴を、さまざまなジャンルの資料を用いて知見を深めることを目指す。手に取れる資料はなるべく実際に触って、その扱い方を学び、資料の構造を観察できる。自分の専門以外の分野でも、対象物を的確にとらえ、私見を持つことを目指している。
授業の進め方・方法:
1.古典の分野は、高校卒業程度の一般的な知識で対応できる。
2.授業は、実際にレプリカに触ったり、資料を題材にして作業することもある。積極的かつ丁寧に取り組むこと。
3.授業内に課題が作成できなければ、宿題として後日の提出を認めることもある。
注意点:
1.評価はすべて課題作成によることとする。計10回の課題で評価する。
2.課題の基準は、その課題内容により、着眼点、観察力、丁寧さ、類推力、情報収集力、分量などで評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス ・授業の取り組み方、諸注意などの説明を受ける。
・日本文化論の位置付けを確認する。
2週 研究方法の提示・1 ・研究方法について、アプローチの仕方を提示し、ディスカッションする。
3週 研究方法の提示・2 ・研究方法について、アプローチの仕方を提示し、でっすかっしょんする。
・日本文化論の諸問題に関する課題①に取り組む。
4週 資料別各論・1概論 ・装丁の種類と史的変遷を知る。
・課題②に取り組む。
5週 資料別各論・1概論 ・料紙の種類と資料との関係を学ぶ
6週 資料別各論・1概論 ・実際に資料を手に取って課題③に取り組む。
7週 資料別各論・2絵巻物 ・絵巻物の種類と、資料的価値、研究対象としての諸問題を学ぶ。
8週 資料別各論・2絵巻物 ・絵巻物を対象に課題④に取り組む。
2ndQ
9週 資料別各論・3古辞書(漢字字典類) ・漢字字典に属する古辞書を解読する。
・次週の課題の準備をする。
10週 資料別各論・3古辞書(漢字字典類) ・課題⑤に取り組む。辞書を解読する。
11週 資料別各論・3古辞書(国語辞典類) ・国語辞典に属する古辞書を解読する。
12週 資料別各論・3古辞書(百科事典ほか) ・百科事典に関する古辞書を解読する。
・課題⑥に取り組む。
13週 資料別各論・4歌集、歌合、歌論 歌集、歌合、歌論の関係を学ぶ。
・課題⑦の準備をする
14週 資料別各論・4歌集、歌合、歌論 ・課題⑦を発表する。
・藤原俊成・定家父子の功績を学ぶ。
・課題⑧の準備をする。
15週 資料別各論・4歌集、歌合、歌論 ・課題⑧を発表し、相互評価する。



16週 資料別各論・5角筆文献 ・課題⑨として調書を作成する。
・最終課題⑩の準備をする。

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力000001000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000