アルゴリズム論

科目基礎情報

学校 モデルコア高専5 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 アルゴリズム論
科目番号 0130 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 広瀬貞樹,あるごりずむ,近代科学社
担当教員

到達目標

1.与えられたアルゴリズムが問題をといていく過程を説明できる.
2.ソースプログラムを解析することにより,時間計算量や領域計算量等のさまざまな観点から評価できる.
3.同じ問題を解決する複数のプログラムを,時間計算量や領域計算量等の観点から比較できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1データ構造とアルゴリズムの関係について説明できる.リスト構造,スタック,キューについて説明できる.基本的なプログラムを作成できない.
評価項目2整列・検索のプログラムを作成することができる.整列・検索のアルゴリズムを説明できる.整列・検索のアルゴリズムの説明ができない.
評価項目3時間計算量,領域計算量を計算し,アルゴリズムを比較をするこおができる.時間計算量,領域計算量を説明できる.計算量の説明ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目の目的は,効率的なプログラムを作成するための,基本的なアルゴリズムに関する知識と,実際にプログラムを作成することができる技術の習得である.
授業の進め方・方法:
・講義内容は,Unix環境のC言語に用いて説明をする.
・講義で取り上げたアルゴリズムは,演習問題,課題によって,実際にプログラムを作成して理解を深める.
注意点:
・C言語に関するプログラミングの授業を履修していることが望ましい
・講義前半で,Unix環境におけるC言語によるプログラミングについて解説を行うが,C言語を用いた基本的はプログラム能力は必須である.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業内容の工学的位置づけを説明できる.
2週 ソフトウエア開発の方法 Unix環境におけるプログラム開発方法を説明できる.
3週 プログラミング基礎 制御構造,関数,構造体,ポインタについて説明できる.
4週 データ構造 リスト構造,スタック,キューについて説明できる.
5週 再帰アルゴリズム 再帰アルゴリズムのプログラムを作成できる.
6週 動的計画法,ダイクストラ法 動的計画法,ダイクストラ法について説明できる.
7週 逆ポーランド記法 逆ポーランド記法について説明できる.
8週 中間試験 中間試験
2ndQ
9週 計算量 時間計算量,領域計算量を説明できる.
10週 探索1 探索のアルゴリズムを説明できる.
11週 探索2 探索のプログラムを作成できる.
12週 整列1 整列のアルゴリズムを説明できる.
13週 整列2 整列のプログラムを作成できる.
14週 インターネットに関するアルゴリズム 検索エンジン,暗号のアルゴリズムの概要を説明できる.
15週 定期試験 定期試験
16週 試験解説と総括 間違った問題を解くことができる.

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力2000010030
専門的能力2000020040
分野横断的能力2000010030