概要:
地盤工学等で学んだ自然災害論,地震,耐震設計に関する基礎知識を深め,より現実的な災害の抑止,軽減に関連した内容に進展する。そして,防災と環境に関する基礎的な知識を理解できる能力を涵養する。また,平常授業(演習・レポ-トを含む)に対する真摯な取組み態度を涵養する。
授業の進め方・方法:
授業内容は必要最小限の項目にとどめる。授業内容の理解を助けたり深めたりするために必要に応じてパソコンを用いた視覚的教材使用,演習や平常テストを実施し,その理解度・習得度を確認しながら授業を進め,全員が授業内容を理解できるよう配慮する。
注意点:
・再試験の条件を満たし,必要と判断した場合のみ,再試験を実施する。
・単位追認試験は実施する。
・中間試験は,学生が遠隔でも対応できるレポート提出に変えることがある。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | ライフサイエンス/アースサイエンス | ライフサイエンス/アースサイエンス | 太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。 | 4 | 前1 |
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。 | 4 | 前1 |
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。 | 4 | 前1 |
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。 | 4 | 前2 |
マグマの生成と火山活動を説明できる。 | 4 | 前5 |
地震の発生と断層運動について説明できる。 | 4 | 前6 |
地球科学を支えるプレートテクトニクスを説明できる。 | 4 | 前6 |
プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて説明できる。 | 4 | 前7 |
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。 | 3 | 後5 |
有害物質の生物濃縮について説明できる。 | 3 | 後6 |
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。 | 3 | 後7 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 測量 | 測量体系(国家基準点等)を説明できる。 | 4 | 後9 |
測定結果から、面積や体積の計算ができる。 | 4 | 後9 |
地形測量の方法を説明できる。 | 4 | 後10 |
等高線の性質とその利用について、説明できる。 | 4 | 後11 |
地盤 | ダルシーの法則を説明できる。 | 4 | 後12 |
透水係数と透水試験について、説明できる。 | 4 | 後12 |
透水力による浸透破壊現象を説明できる。 | 4 | 後12 |
有効応力の原理を説明できる。 | 4 | 後12 |
飽和砂の液状化メカニズムを説明できる。 | 4 | 前2 |
地盤改良工法や液状化対策工法について、説明できる。 | 4 | 前3 |
地盤調査の分類と内容について、説明できる。 | 4 | 前1 |
計画 | 都市の防災構造化を説明できる。 | 4 | |
施工・法規 | 工事執行までの各プロセスを説明できる。 | 4 | 後9 |
施工計画の基本事項を説明できる。 | 4 | 後9 |
品質管理、原価管理、工程管理、安全衛生管理、環境管理の仕組みについて、説明できる。 | 4 | 後9 |
建設機械の概要を説明できる。 | 4 | 後10 |
主な建設機械の作業能力算定法を説明できる。 | 4 | 後10 |
土工の目的と施工法について、説明できる。 | 4 | 後11 |
掘削と運搬および盛土と締固めの方法について、説明できる。 | 4 | 後11 |
基礎工の種類別に目的と施工法について、説明できる。 | 4 | 後10 |
コンクリート工の目的と施工法について、説明できる。 | 4 | 後11 |
型枠工・鉄筋工・足場支保工・打設工の流れについて、説明できる。 | 4 | 後11 |
トンネル工の目的と施工法について、説明できる。 | 4 | 後11 |