到達目標
1.『百人一首』を学ぶことを通して、わが国の言語文化と伝統に対する理解と関心を深める。
2.『百人一首』のそれぞれの歌や歌人について知り、和歌の意味や表現技巧、また詠歌事情の理解ができる。
3.特定のテーマについて調べ考えて発表する能力や、詩歌を創作したり鑑賞・批評したりする能力の向上を図ることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 『百人一首』の学習を通じて、わが国の言語文化と伝統に対し、理解と関心を深められている。 | 『百人一首』の学習を通じて、わが国の言語文化と伝統に対し、一定の理解と関心を持っている。 | 『百人一首』の学習を通じて、わが国の言語文化と伝統に対し、理解と関心を深められていない。 |
評価項目2 | 『百人一首』の和歌や歌人について知り、和歌の意味・表現技巧・詠歌事情などを理解することがよくできている。 | 『百人一首』の和歌や歌人について知り、和歌の意味・表現技巧・詠歌事情などを理解することが概ねできている。 | 『百人一首』の和歌や歌人について知り、和歌の意味・表現技巧・詠歌事情などを理解することができていない。 |
評価項目3 | 特定のテーマについて調べ考えて発表する能力や、詩歌を創作したり鑑賞・批評したりする能力が十分に身についている。 | 特定のテーマについて調べ考えて発表する能力や、詩歌を創作したり鑑賞・批評したりする能力が概ね身についている。 | 特定のテーマについて調べ考えて発表する能力や、詩歌を創作したり鑑賞・批評したりする能力が身についていない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 D-1
説明
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JABEE a
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教育方法等
概要:
鎌倉時代に成立した『百人一首』について学び、日本人の季節感や美意識を育んだ古典和歌の豊穣な世界を味わう。また、興味のある歌人を取り上げて調べ発表したり、和歌の創作や競技かるたにも取り組む。
授業の進め方・方法:
第1週で授業のガイダンスを行い、第2・3週で班ごとに調べ学習をしてもらう。第4週以降は、順次、班によるプレゼン発表を行う。授業では、『百人一首』の歌人や和歌について調べた内容を発表し、『万葉集』『古今和歌集』から『新古今和歌集』にいたる和歌史の流れについても学ぶ。また、和歌を通して日本の文化と社会のあり方を考えてほしいため、仮名文字の成立、暦法、信仰、戦乱、都と地方など古代日本の文化と社会についてテーマごとに、資料や視聴覚教材を用いて解説する講義も受けることになる。これらを通して、現代にも通じる日本の様々な課題に個人としてどのように向き合い、行動していくかを自ら考えるきっかけにしてもらいたい。
学生たちに短歌創作などの表現活動に取り組ませ、自分たちが詠んだ短歌を相互批評するディベート大会も実施する予定である。
この授業を受講する学生は、次のような自学自習を60時間以上行うこと。
・授業の中では、プレゼン準備のための時間が十分に取れないので、授業外の時間でそれぞれの班が発表に向けて調べ学習や資料の作成を十分に行う。
・授業内容の理解を深めるため、配布したプリントを利用して復習を行う。
・課題を与えるので、レポートを作成する。
・定期試験の対策や準備を行う。
注意点:
プレゼンを行う班については、第1回の授業で説明する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
授業ガイダンス 百人一首概説 |
『百人一首』の作品の内容と伝来、日本の文学と文化の歴史の上での位置づけや後世への影響について理解する。また、『百人一首』の選者の生涯と、歌人としての評価、また作品成立の背景について理解する。
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2週 |
百人一首の歌人についての調べ学習1 |
班ごとにどの歌人・和歌について発表するかを決め、調べ学習を行う。
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3週 |
百人一首の歌人についての調べ学習2 |
班ごとに調べ学習を行った結果をまとめ、プレゼンの発表資料を作成する。
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4週 |
百人一首の歌人とその和歌について1 |
任意の歌人・和歌について、わかりやすくプレゼン説明することができる/配布資料をもとに内容を理解できる。
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5週 |
百人一首の歌人とその和歌について2 |
任意の歌人・和歌について、わかりやすくプレゼン説明することができる/配布資料をもとに内容を理解できる。
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6週 |
百人一首の歌人とその和歌について3 |
任意の歌人・和歌について、わかりやすくプレゼン説明することができる/配布資料をもとに内容を理解できる。
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7週 |
百人一首の歌人とその和歌について4 |
任意の歌人・和歌について、わかりやすくプレゼン説明することができる/配布資料をもとに内容を理解できる。
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8週 |
後期中間試験 |
後期中間試験までの内容について理解する。
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4thQ |
9週 |
百人一首の歌人とその和歌について5 |
任意の歌人・和歌について、わかりやすくプレゼン説明することができる/配布資料をもとに内容を理解できる。
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10週 |
百人一首の歌人とその和歌について6 |
任意の歌人・和歌について、わかりやすくプレゼン説明することができる/配布資料をもとに内容を理解できる。
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11週 |
百人一首の歌人とその和歌について7 |
任意の歌人・和歌について、わかりやすくプレゼン説明することができる/配布資料をもとに内容を理解できる。
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12週 |
百人一首の歌人とその和歌について8 |
任意の歌人・和歌について、わかりやすくプレゼン説明することができる/配布資料をもとに内容を理解できる。
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13週 |
百人一首の歌人とその和歌について9 |
任意の歌人・和歌について、わかりやすくプレゼン説明することができる/配布資料をもとに内容を理解できる。
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14週 |
競技かるた大会 |
公式ルールに基づいて百人一首の試合を団体戦で行い、「百人一首」享受の一例を理解する。
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15週 |
和歌の創作と鑑賞(創作歌合大会) |
短歌を創作し、班ごとに代表歌を決めて班対抗の歌合を行い、文学作品の鑑賞批評能力を高める。
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16週 |
学年末考査 |
学年末試験までの内容について理解する。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 3 | |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 3 | |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 3 | |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 3 | |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 3 | |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 3 | |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 3 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 3 | |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 3 | |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | レポート | 小テスト | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 10 | 10 | 10 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 10 | 10 | 10 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |