通信工学

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 通信工学
科目番号 0087 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:通信ネットワーク工学入門,馬杉正男(著),森北出版.
担当教員 高橋 芳明

到達目標

通信工学の全体像を概観し,アナログ/デジタル通信の基礎となるA/D変換のしくみや,そこで重要となる信号の時間領域と周波数領域の関係について深く理解することを目指す.具体的には以下3つの目標を立てる.
(1) 通信工学の全体像を理解し,また解説できる.
(2) A/D変換,信号のフーリエ級数展開,ならびにフーリエ変換について理解し,また解説できる.
(3) パルス変調やアナログ/デジタル信号の変調/復調について理解し,また解説できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1通信工学の全体像を理解し,詳細に解説できる.通信工学の全体像を理解し,解説できる.通信工学の全体像を理解できず,解説もできない.
評価項目2A/D変換,信号のフーリエ級数展開,ならびにフーリエ変換について理解し,詳細に解説できる.A/D変換,信号のフーリエ級数展開,ならびにフーリエ変換について理解し,解説できる.A/D変換,信号のフーリエ級数展開,ならびにフーリエ変換について理解できず,解説もできない.
評価項目3パルス変調やアナログ/デジタル信号の変調/復調について理解し,詳細に解説できる.パルス変調やアナログ/デジタル信号の変調/復調について理解し,解説できる.パルス変調やアナログ/デジタル信号の変調/復調について理解できず,解説もできない.

学科の到達目標項目との関係

JABEE J(05) 説明 閉じる
本校 (1)-a 説明 閉じる
情報 (4)-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
通信工学の全体像をつかむことを目指し,具体的に通信工学の各種要素技術について学ぶ
授業の進め方・方法:
配布するプリント及び教科書を基に授業を実施する
この科目は学修単位科目のため,事前・事後学習としてレポートを実施する
注意点:
授業中はプリントへの書き込みを確実に行い,次の授業までに復習しておくこと
レポートは指定の期日までに必ず提出すること

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 到達目標、評価方法、授業の概要について理解する
2週 情報通信技術の基礎 情報信号の種別,情報信号の伝送方式の分類について説明できる
3週 時間領域と周波数領域 時間領域と周波数領域,フーリエ級数,フーリエ変換について説明できる
4週 情報信号の種別と変換処理 情報信号の種別と変換処理について説明できる
5週 パルス変調 パルス振幅変調,パルス幅変調,パルス位置変調,パルス符号変調について説明できる
6週 デジタル伝送技術の基礎 デジタル通信における符号化方式及び伝送方式について説明できる
7週 多重通信 周波数分割多重,時分割多重について説明できる
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 通信ネットワークの要素技術 アクセスネットワーク技術,コアネットワーク技術について説明できる
10週 ローカルエリアネットワーク イーサネット,無線LANについて説明できる
11週 IP技術の基礎 ネットワーク層について説明できる
12週 IPネットワークの高度化とアプリケーション技術 VPN,IPネットワークの品質制御技術について説明できる
13週 通信ネットワーク NGN,移動体通信ネットワークについて説明できる
14週 通信ネットワークの管理・評価関連技術 通信ネットワークの管理技術,ネットワークセキュリティについて説明できる
15週 まとめ 前半・後半の内容について説明できる
16週 前期末試験

評価割合

試験提出物合計
総合評価割合7030100
基礎的能力000
専門的能力7030100
分野横断的能力000