到達目標
1.- 逆合成分析を用いた合成経路計画するスキルを身につける。
2.- 有機金属と配位子からの触媒設計のスキルを身につける。
3.- 高分子物性を理解し、人に説明できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 有機金属触媒や逆合成分析の内容を説明できる。 | 有機金属触媒や逆合成分析の内容を理解できる。 | 有機金属触媒や逆合成分析の内容を理解できない。 |
評価項目2 | 高分子物性を説明できる。 | 高分子物性を理解できる。 | 高分子物性を理解できない。 |
評価項目3 | 授業の内容を英語で話すもしくは書いて説明できる。 | 授業の内容を英語で聞くもしくは読んで理解できる。 | 英語(の論理)で理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本コースは前半(週1-8)をフェルナンド、後半(週9-15)を渡邉が担当するオムニバス形式です。前半は全て英語で実施します。有機化学の概念や用語を英語で適切に表現する手段を習得する。後半は日本語と英語で行います。高分子物性の概念を英語の論理で考え、説明できる手法を習得します。
授業の進め方・方法:
【前半】次回講義の授業項目をシラバスで確認して、核当項目を教科書や資料で予習すること。授業資料を事前にアップロードする。また、授業項目毎に演習課題を出すので、それをもとに自学自習により取り込むこと。小テストに関しては、前半分まで含まれている。学生発表については、pptを使用して、英語で説明する。
【後半】授業時間以外での予習と復習は課しません。授業では高分子物性に関する「基礎問題」と「応用問題」を提示しますので、各自でその問題に取り組みます。その後、学生間および教員-学生間で問答をします。授業の最後には、その授業の内容および自分の考えを文章で纏めて提出します。
注意点:
合格点は 60 点である.学業成績が60点未満のものに対して再試験を実施する場合がある.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
英語での有機化学の一般的な単語 |
有機化学の古典的な反応例として反応機構を英語で説明できる。
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2週 |
逆合成 |
ターゲット化合物に対しての合成経路を計画立てる。
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3週 |
立体化学とイオンキレーション |
金属イオンキレーションによって立体選択性がどのように変化するか説明できる。
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4週 |
ヘテロ環式化合物 |
芳香族ヘテロ環化合物合成及び反応性
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5週 |
有機化学における(S, Si, and P) |
18電子側、錯体形成の説明できる。カップリング反応の反応機構説明できる。
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6週 |
有機金属化学およびカップリング反応 |
基本的な重合反応についての知識を持ち,汎用高分子材料の合成法を列挙できる.
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7週 |
学生発表(英語) |
論文を10-15分程度英語での発表。
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8週 |
小テスト |
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4thQ |
9週 |
授業の進め方、高分子合成の復習 |
英語と日本語の論理の違い、文章の書き方を説明する。高分子の分子量を例に授業の進め方を説明する
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10週 |
高分子の熱物性 |
高分子のガラス転移温度、融点を復習し、結晶と非晶質について取り上げる。
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11週 |
高分子の力学物性 ① |
固体の応力-ひずみ曲線、液体(溶液)の応力-速度曲線から凝集系材料の力学特性を理解する。エネルギー弾性とエントロピー弾性の違いを取り上げる。
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12週 |
高分子の力学物性 ② |
力学特性を粘弾性の概念に発展させ、力学物性と温度物性の相関を理解する。
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13週 |
高分子の光物性 |
光の電磁波、物質の誘電率や屈折率などの基礎を復習し、高分子材料の偏向や導波路などを理解する。
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14週 |
高分子の複合材料 |
高分子材料の階層性、パーコレーション臨界などを取り上げる。
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15週 |
まとめ |
ソフトマテリアル、非線形材料という観点で高分子を見直し、後半の授業を総括する。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 小テスト | レポート | 演習,討論への参加と行動 | 合計 |
総合評価割合 | 25 | 0 | 75 | 100 |
基礎的能力 | 13 | 0 | 40 | 53 |
専門的能力 | 12 | 0 | 35 | 47 |