到達目標
1. インターネットワーキング技術の中で基礎となるTCP/IPの動作原理、UNIX環境と組込みシステムにおけるネットワークプログラム技術を理解し、説明できる。
2. ネットワークプログラム技術を応用し、ネットワークプログラムを作成できる。
3. TCP/IPの動作原理と演習からプロトコルを解析できる。
4. プログラムの動作を理解するために、各種コマンドの使用方法と出力の解析ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
1.インターネットワーキング技術の中で基礎となるTCP/IPの動作原理、UNIX環境と組込みシステムにおけるネットワークプログラム技術を理解し説明できる。 | インターネットワーキング技術の中で基礎となるTCP/IPの動作原理、UNIX環境と組込みシステムにおけるネットワークプログラム技術を理解し十分に説明できる。 | インターネットワーキング技術の中で基礎となるTCP/IPの動作原理、UNIX環境と組込みシステムにおけるネットワークプログラム技術を理解し説明できる。 | インターネットワーキング技術の中で基礎となるTCP/IPの動作原理、UNIX環境と組込みシステムにおけるネットワークプログラム技術を理解することが困難で、説明できない。 |
2.ネットワークプログラム技術を応用し、ネットワークプログラムを作成できる。 | ネットワークプログラム技術を応用し、ネットワークプログラムを十分に作成できる。 | ネットワークプログラム技術を応用し、ネットワークプログラムを作成できる。 | ネットワークプログラム技術を応用し、ネットワークプログラムを作成できない。 |
3.TCP/IPの動作原理と演習からプロトコルを解析にできる。 | TCP/IPの動作原理と演習からプロトコルを十分に解析できる。 | TCP/IPの動作原理と演習からプロトコルを解析できる。 | TCP/IPの動作原理と演習からプロトコルを解析できない。 |
4.プログラムの動作を理解するために、各種コマンドの使用方法と出力の解析ができる。 | プログラムの動作を理解するために、各種コマンドの使用方法と出力の十分に解析ができる。 | プログラムの動作を理解するために、各種コマンドの使用方法と出力の解析ができる。 | プログラムの動作を理解するために、各種コマンドの使用方法と出力の解析ができる。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
UNIX 環境におけるソケットインタフェースとによるプログラム技術、
組込みシステムにおけるリアタイムOS技術と組込みシステムにおけるネットワークプログラミング技術を学び、設計演習を行う。
この科目は企業で「電話ネットワークにおける電子交換機の設計」を担当していた教員が、その経験を活かし、「インターネットの 最新の設計手法等」について「講義」形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
コンピュータ間通信として広く普及しているインターネットワーキング技術を基礎として、TCP/IP プロトコルの動作原理、TCPのセグメント解析、各種の環境におけるTCPの動作を学ぶ。
UNIX 環境におけるソケットインタフェースによるネットワークプログラム技術【ソケット技術(担当阿部)】と、
組込みシステムにおけるリアルタイムOS技術と組込みシステムにおけるネットワークプログラミング技術【組込みシステム技術(担当山本)】に、担当を分けて授業を進める。
評価では授業で出題するプログラムの設計・作成と演習・実習課題の取組み状況を重視している。
評価割合は【組込みシステム技術(担当山本)】が、定期試験15%、
【ソケット技術(担当阿部)】が、達成度確認試験20%、プログラム作成25%、プログラム解析10%、実習・演習20%、レポート10%である。
成績によっては、再試験または再評価を行うことがある。合格点は60点以上である。
注意点:
本科の情報通信技術を基礎としているので、学習内容を復習しておくこと。
C言語によるプログラミング能力と説明のための文章力を養っておくこと。
授業で示される演習課題に自学自習により取り組むこと。演習課題は添削後、目標が達成されていることを確認し、返却する。目標が達成されていない場合には、再提出すること。
プリントを綴じるファイルを準備すること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
TCP/IPv4ネットワークプログラム |
TCP/IPv4ネットワークプログラムを理解し説明できる。
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2週 |
IPアドレスとポート番号の設定 |
IPアドレスとポート番号の設定を理解し説明できる。
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3週 |
TCPのコネクションの確立と切断 |
TCPのコネクションの確立と切断を理解し説明できる。
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4週 |
TCPのコネクションの確立と切断 |
TCPのコネクションの確立と切断を理解し説明できる。
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5週 |
TCPエコークライアントプログラムの作成 |
TCPエコークライアントが作成できる。
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6週 |
TCPエコーサーバプログラムの作成 |
TCPエコーサーバが作成できる。
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7週 |
TCP/IPv4プロトコル解析 |
TCP/IPv4プロトコルが解析きる。
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8週 |
IPv6の動作原理 |
IPv6の動作原理を理解し説明できる。
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2ndQ |
9週 |
TCP/IPv6ネットワークプログラムの作成 |
TCP/IPv6ネットワークプログラムを作成できる。
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10週 |
TCP/IPv6プロトコル解析 |
TCP/IPv6プロトコルが解析できる。
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11週 |
組込みシステムの概要と特徴 |
組込みシステムの概要と特徴を理解し説明できる。
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12週 |
組込みシステムの動作原理 |
組込みシステムの動作原理を理解し説明できる。
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13週 |
リアルタイムOSの概要 カーネルの構造 |
リアルタイムOSの概要を理解し説明できる。 カーネルの構造を理解し説明できる。
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14週 |
リアルタイムOSにおけるスケジューリングの概要 |
リアルタイムOSにおけるスケジュールの概要を理解し、アルゴリズム通りにスケジューリングできる。
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15週 |
IoTシステム・車載ネットワーク |
IoTシステム・車載ネットワークおける動作原理を理解し説明できる。
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16週 |
定期試験 |
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評価割合
| 定期試験 | 確認試験 | プログラム作成 | プログラム解析 | 実習・演習 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 15 | 20 | 25 | 10 | 20 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 10 | 10 | 5 | 10 | 5 | 50 |
専門的能力 | 5 | 10 | 15 | 5 | 10 | 5 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |