企業実習

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 企業実習
科目番号 0021 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 システム制御情報工学科 対象学年 4
開設期 集中 週時間数
教科書/教材
担当教員 大柏 哲治

到達目標

1. 企業等における将来にわたるキャリアイメージをもとに,仕事とのマッチングを考えることとができる。
2. キャリアイメージを実現するために必要な自身の能力について考えることができ,それを高めようとする姿勢を取ることができる。
3. 企業あるいは技術者等が持つべき仕事への責任を理解できる。
4. 日本語を用い,効果的な説明方法や手段を用いて関係者を納得させることができる。
5. 社会の一員としての意識を持ち,社会の発展のために積極的に関与することができる。人間性,モラルなど,社会的観点から物事を考えることができる。
6. 技術者として,技術と自らの現状および将来のあるべき姿を認識し,将来にわたって学習することの意義を理解し,自らのキャリアを計画し,それに向かって継続的な努力ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1(B-2,D-1,E-3)企業等におけるキャリアイメージをもとに,仕事とのマッチングを正確に考えることがきる。企業等におけるキャリアイメージをもとに,ほぼ正確に仕事とのマッチングを考えることができる。企業等におけるキャリアイメージと仕事とのマッチングを考えることができない。
評価項目2(B-2,D-1,E-3)キャリアイメージの実現のため,必要な自身の能力について考え,かつ能力を高める努力ができるキャリアイメージの実現のため,自身の能力について考え,自身の能力を高める努力がほぼできる。キャリアイメージの実現のために自身の能力について考えること,さらには能力を高める努力ができない。
評価項目3(B-2,D-1,E-3)企業,技術者・研究者が持つべき仕事への責任を正確に理解できる。企業,技術者・研究者が持つべき仕事への責任をほぼ正確に理解できる。企業,技術者・研究者が持つべき仕事への責任を理解でない。
評価項目4(B-2,D-1,E-3)日本語を用い,効果的な説明方法や手段を用いて関係者を十分に納得させることができる。日本語を用い,概ね効果的な説明方法や手段を用いて関係者をほぼ納得させることができる。日本語を用い,効果的な説明方法や手段を用いて関係者を納得させることができない。
評価項目5(B-2,D-1,E-3)社会の一員としての意識を持ち,社会の発展のために積極的に関与することができる。人間性,モラルなど,社会的観点から積極的に物事を考えることができる。社会の一員としての意識を持ち,社会の発展のために積極的に関与することができる。人間性,モラルなど,社会的観点から積極的に物事を考えることがほぼできる。社会の一員としての意識を持ち,社会の発展のために積極的に関与することができる。人間性,モラルなど,社会的観点から積極的に物事を考えることができない。
評価項目6(B-2,D-1,E-3)技術者として,技術と自らの現状および将来のあるべき姿を認識し,将来にわたって学習することの意義を正確に理解し,自らのキャリアを計画し,それに向かって継続的な努力ができる。技術者として,技術と自らの現状および将来のあるべき姿を認識し,将来にわたって学習することの意義をほぼ正確に理解し,自らのキャリアを計画し,それに向かってほぼ継続的な努力ができる。技術者として,技術と自らの現状および将来のあるべき姿を認識し,将来にわたって学習することの意義を理解できず,自らのキャリアを計画し,それに向かって継続的な努力ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
企業等における5日以上の就業体験を通じ,企業技術者等の指導のもとで学校では経験しない実際の課題に取り組み,実務体験する。さらに,高専3年間に得られた知識,能力をさらに発展し,技術者が社会に負っている責任を自覚し,技術者としての心構えについて学習する。
授業の進め方・方法:
本科目は1単位としているが,企業実習を受けることができない場合は5年次での専門選択科目を1単位受講することになる。企業実習終了後,実習証明書,報告書を提出する。さらに,実習報告会において学んだ成果を発表する。
注意点:
・教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目の割合は、B-2(10%)、D-1(20%)、 E-3(70%)とする。
・評価については、合計点数が60点以上で単位修得となる。その場合、各到達目標項目の到達レベルが標準以上であること、教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目を満たしたことが認められる。
・受入企業等の中から,学生の希望,企業等の要望を勘案し,実習先(民間企業等)を決める。ただし,実習先については本人の希望を考慮するが,実習先の都合・受け入れ企業数により希望に沿えない場合もある。課題は実習先から与えられ,与えられた制約の下で,企業技術者等の指導のもとに積極的に仕事を進める。実習の目的,心構え,社会のルール等について理解し,行動すること。
 ・受入企業等の事業内容を事前に承知しておくとともに,企業実習の趣旨・目的を把握する。
 ・企業実習は受入企業等の多くの人達の協力によって実現できることを肝に銘じ,実習生としての責任を十分自覚し,その言動に責任を持つとともに,礼節を守った行動をとる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実習期間 夏期休業期間中に5日間以上とする
2週 実習希望の取りまとめと実習企業への割り当て ・担当教員により学生の実習希望を取りまとめる
・担当教員により実習企業の割り当てを行う
・企業の他、その他受け入れ可能な国,地方公共団体,教育委員会,大学等で補う
3週 課題 ・実習先から与えられる課題を行う
4週 企業実習期間中 ・就業規則等を遵守する
・実習先担当者の指示に従う
・事故に遭遇しないよう細心の注意をする
・実習後は礼状を出す
5週 実習報告書 ・実習報告書の作成: 学生は実習終了時に報告書を作成し,実習先と担当教員に提出する
・学んで得た成果を論理的な文章にまとめ,分かりやすい表現ができる。
6週 企業実習証明書 ・実習受入企業から学生の実習状況について,企業実習証明書を学校へ提出していただく
7週 実習報告会 ・実習期間中行ったこと・学んだこと、到達目標の達成度などを分かりやすくプレゼンテーション資料にまとめることができる。
・発表内容が分かりやすく聞き取りやすいプレゼンテーションを行うことができる。
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

企業の評価実習報告書実習報告会態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合404515000100
基礎的能力404515000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000