1.論理的な文章を客観的に理解することができる。 2. 文学的な文章を多角的に鑑賞することができる。 3. 日本文化への理解を深めることができる。 4. 現代日本語の知識を適切に活用して表現できる。 5. 論理的かつ効果的に双方向的コミュニケーションをとることができる。
概要:
評論文、小説、随想など多様な文章を読み学ぶなかで、言語感覚を養い、言語表現の幅を広げることができるよう、シラバスに記載された内容に沿って授業を進める。
授業の進め方・方法:
注意点:
普段から幅広い読書をすることは国語の能力を高めるために不可欠である。辞書を引く習慣を身につけて、授業に臨むに当たっては、漢字や語彙等に関する下調べをすること。通常の学習には、特に次の事項に留意すること。 ①主題や要旨を叙述に即して的確に捉えること。 ②文章の構成や展開に注意して、書き手の考えの進め方を捉えること。 ③文章や話の内容を要約したり、詳述したりできること。 ④文章を読んでものの見方、考え方、感じ方を広くし、人間・社会・自然などについて考えを深めること。 ⑤表現上の特色、文体の特徴に注意しながら、文章の読解、鑑賞を深めること。あわせて、漢字検定合格にむけて取り組むこと。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
・学習の取り組み方や意義・評価法等がわかる。 ・ノート作りが具体的にできる。
|
2週 |
わかりやすいはわかりにくい? |
・評論を読み,その構成・展開・要旨などを,文章に即して的確に読み取ることができる。
|
3週 |
わかりやすいはわかりにくい? |
・筆者の問題意識を把握し、論旨を理解できる。
|
4週 |
「ブーボー」と「マンマ」の記号論(評論) |
・評論を読み,その構成・展開・要旨などを,文章に即して的確に読み取ることができる。
|
5週 |
「ブーボー」と「マンマ」の記号論(評論) |
・言語・記号論についての文章を読み,思索を深めることができる。
|
6週 |
鞄(小説) |
・鞄に対する「私」の考え方の変化を整理し、この小説の投げかけている問題を考えることができる
|
7週 |
鞄(小説) 次週、中間試験を実施する |
・鞄に対する「私」の考え方の変化を整理し、この小説の投げかけている問題を考えることができる
|
8週 |
答案返却 南の貧困/北の貧困(評論) |
・筆者のいう「貧困」の定義を明らかにし、「二重の疎外」という概念を理解することができる。
|
2ndQ |
9週 |
南の貧困/北の貧困(評論) |
・筆者のいう「貧困」の定義を明らかにし、「二重の疎外」という概念を理解することができる。
|
10週 |
南の貧困/北の貧困(評論) |
・筆者のいう「貧困」の定義を明らかにし、「二重の疎外」という概念を理解することができる。
|
11週 |
虚ろなまなざし(評論) |
・筆者の主張について理解し、自分の意見をまとめることができる。
|
12週 |
虚ろなまなざし(評論) |
・筆者の主張について理解し、自分の意見をまとめることができる。
|
13週 |
忘れられる権利(評論) |
・筆者の問題意識を把握し、その論理の展開を理解することができる。
|
14週 |
忘れられる権利(評論) |
・本文中の事例の意図や意味を考えることができる。
|
15週 |
忘れられる権利(評論) |
・現代社会に起こりうる問題として、自らの意見を持つことができる。
|
16週 |
期末試験 |
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
身体〈の〉疎外(評論) |
・テクノロジーの発達によって、身体が私たちの心や意識を支配しかつ疎外しているという論理を読み取ることができる。
|
2週 |
身体〈の〉疎外(評論) |
・テクノロジーの発達によって、身体が私たちの心や意識を支配しかつ疎外しているという論理を読み取ることができる。
|
3週 |
身体〈の〉疎外(評論) |
・テクノロジーの発達によって、身体が私たちの心や意識を支配しかつ疎外しているという論理を読み取ることができる。
|
4週 |
日本文化の雑種性(評論) |
・筆者の考える「日本文化の雑種性」について理解を深めることができる。
|
5週 |
日本文化の雑種性(評論) |
・筆者の考える「日本文化の雑種性」について理解を深めることができる。
|
6週 |
日本文化の雑種性(評論) |
筆者の考える「日本文化の雑種性」について理解を深めることができる。
|
7週 |
日本文化の雑種性(評論) 次週、中間試験を実施する |
|
8週 |
答案返却 こころ(小説) |
・夏目漱石に関して、生い立ちや文学史的な基本事項を学習し、整理することができる。
|
4thQ |
9週 |
こころ(小説) |
・音読、あるいは範読し、文体やあらすじを捉えることができる。
|
10週 |
こころ(小説) |
・主人公の置かれている時代や社会状況を把握し、作中人物の境遇・性格・心理を正確に理解することができる。
|
11週 |
こころ(小説) |
・主人公の置かれている時代や社会状況を把握し、作中人物の境遇・性格・心理を正確に理解するとともに、人間としての生き方について考察を深めることができる。
|
12週 |
こころ(小説) |
・主人公の置かれている時代や社会状況を把握し、作中人物の境遇・性格・心理を正確に理解するとともに、人間としての生き方について考察を深めることができる。
|
13週 |
こころ(小説) |
・主人公の心理を情景描写等との関係で捉えることで、文学作品の読解に関して理解を深めることができる。
|
14週 |
こころ(小説) |
・主人公の心理を情景描写等との関係で捉えることで、文学作品の読解に関して理解を深めることができる。
|
15週 |
期末試験 |
|
16週 |
答案返却・解説 |
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 3 | |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 3 | |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 3 | |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 3 | |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 3 | |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 3 | |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 3 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 3 | |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 3 | |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 3 | |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 3 | |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 3 | |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 3 | |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。 | 3 | |