概要:
ものづくり実験実習Mで習得した基本操作技術を基に,さらに機械工作実習では,機械加工の自動化技術も習得する.
授業の進め方・方法:
四つの実習テーマについて,各テーマで報告書を作成して,提出してもらいます.
注意点:
(1)事故防止のため,保護具・実習作業服は正しく着用すること.
(2)集中して取り組むこと.
(3)報告書は指定された期限までに必ず提出すること.
【事前学習】
教科書の実習テーマに対応する部分を事前に読んで,理解しておくこと.
【評価方法・評価基準】
取り組み(20%),製品の出来栄え(40%),報告書(40%)で評価する.(1)機械工作に関する基本的な方法や現象の考察能力,(2)事故防止のための安全作業に関する理解の程度を評価する.総合成績60点以上を単位修得とする.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 2 | |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 2 | |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 3 | |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 3 | |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 3 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 機械系分野【実験・実習能力】 | 機械系【実験実習】 | アーク溶接の原理を理解し、アーク溶接機、アーク溶接器具、アーク溶接棒の扱い方を理解し、実践できる。 | 4 | |
アーク溶接の基本作業ができる。 | 4 | |
旋盤主要部の構造と機能を説明できる。 | 4 | |
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。 | 4 | |
フライス盤主要部の構造と機能を説明できる。 | 4 | |
フライス盤の基本操作を習得し、平面削りや側面削りなどの作業ができる。 | 4 | |
ボール盤の基本操作を習得し、穴あけなどの作業ができる。 | 4 | |
NC工作機械の特徴と種類、制御の原理、NCの方式、プログラミングの流れを説明できる。 | 4 | |
少なくとも一つのNC工作機械について、各部の名称と機能、作業の基本的な流れと操作を理解し、プログラミングと基本作業ができる。 | 4 | |