概要:
2年次,3年次で学習したプログラミングを基礎として,様々な分野で活用が進められているコンピュータグラフィックス(CG) の原理を理解し,作品制作を通してプログラミング能力を養う。
授業の進め方・方法:
前半は講義形式で解説を1時間程度行った後,OpenGLのプログラミング演習を行う。この時間に,CGで使用されている技術を体感することと,作品制作の課題を考えてもらいたい。後半は授業時間の全てを作品制作にあてる。作品制作中は,開発の進捗状況を把握するために中間報告書の提出を義務付けるので,計画通りに作業を進めていくこと。終盤には作品発表会を実施し,プレゼンテーションと最終報告書の提出をもって評価を行う。
注意点:
本科目は,プログラミング基礎,プログラミング,応用プログラミングIIと関連する。C言語の復習等は授業時間外に行っておくこと。また,前半の演習は授業時間外の復習を必須とする。次回までに不明点が残らないよう努めること。後半の作品制作でも授業時間外の作業もあらかじめ計画に含め,それに基づいて作業を進めること。報告書等については期限厳守であることにも注意しておくこと。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 4 | |
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。 | 4 | |
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。 | 4 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。 | 4 | |
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 4 | |
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 4 | |
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 4 | |
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。 | 4 | |
ソフトウェア | アルゴリズムの概念を説明できる。 | 4 | |
与えられたアルゴリズムが問題を解決していく過程を説明できる。 | 4 | |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。 | 4 | |
整列、探索など、基本的なアルゴリズムについて説明できる。 | 4 | |
時間計算量によってアルゴリズムを比較・評価できることを説明できる。 | 4 | |
領域計算量などによってアルゴリズムを比較・評価できることを説明できる。 | 4 | |
分野別の工学実験・実習能力 | 情報系分野【実験・実習能力】 | 情報系【実験・実習】 | 与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。 | 4 | |
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 4 | |
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。 | 4 | |
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。 | 4 | |
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。 | 4 | |
標準的な開発ツールを用いてプログラミングするための開発環境構築ができる。 | 4 | |
要求仕様にあったソフトウェア(アプリケーション)を構築するために必要なツールや開発環境を構築することができる。 | 4 | |
要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。 | 4 | |