有機・無機材料

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 有機・無機材料
科目番号 0059 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械・エネルギーコース 対象学年 5
開設期 2nd-Q 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 佐藤 一志

到達目標

近年、機械技術者として高分子材料は不可欠であり、とくに有機無機材料の特性を十分理解し、説明できること。また、無機材料の代表的な物質名、特性、用途について記憶し理解し、特に、機能性材料として応用できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
有機材料代表的なエンジニアリングプラスチックについて機械的特性の特徴を説明できる。代表的なエンジニアリングプラスチックを例示できる。代表的なエンジニアリングプラスチックを例示できない。
無機材料代表的なセラミック材料を例示でき、機械的性質の特徴を説明できる。代表的なセラミック材料を例示できる。有機材料、金属材料とセラミック材料を区別できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 1 機械工学、電気工学、材料工学の分野にわたるエネルギーシステムに関する体系的な知識と技術を身に付ける
JABEE D1 専門分野に関する工業技術を理解し、応用する能力
学士区分 1 機械系
学士区分 2 電気系

教育方法等

概要:
工業材料としてのプラスチックやファインセラミックス等の非金属材料の重要性は大きい。そこで、これらの材料を有効に利用するための基礎知識とともに、最近の学問上の進歩、工業の状況を学習する近年着目されているエンジニアリングプラスチックやエンジニアリングセラミックスについて、その共通基礎事項、製法、機械的性質、主要な用途等について解説する。
授業の進め方・方法:
毎回、演習を行う。
予習:前回の授業のまとめを振返る  復習:演習課題の内容をノートで確認する
注意点:
材料力学、基礎材料科学、材料強度学などと関連する科目である。それらの科目についての知識を前提とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
2ndQ
9週 ガイダンス 構造材料の大きな分類について理解できる。
10週 プラスチック材料1 高分子の歴史、高分子の一般的性質について理解できる。
11週 プラスチック材料2 エンジニアリングプラスチックについて理解できる。
12週 プラスチックの成形加工 プラスチックの加工法について理解できる。
13週 複合材料 複合材料の特徴を理解できる。
14週 セラミックス1 セラミックスの歴史と一般的性質について理解できる。
15週 セラミックス2 代表的なセラミックスについて理解できる。
16週 セラミックスの強度特性 セラミックスの強度特性について理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野材料機械材料に求められる性質を説明できる。4
金属材料、非金属材料、複合材料、機能性材料の性質と用途を説明できる。4前4,前8

評価割合

演習課題レポート合計
総合評価割合6040100
専門的能力6040100