分離工学 ※

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 分離工学 ※
科目番号 0008 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 複合工学専攻(物質工学コース) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 化学工学会分離プロセス部会「分離プロセス工学の基礎」朝倉書店
担当教員 加島 敬太

到達目標

1.不均一系及び均一系混合物に対する多様な分離精製方法と、与えられた混合物に対して適用可能な分離精製方法を説明することができる。
2.各種分離精製方法の原理と解析法に関して説明することができ、問題に解答することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1不均一系及び均一系混合物に対する多様な分離精製方法と、与えられた混合物に対して適用可能な分離精製方法を明確に説明することができる。不均一系及び均一系混合物に対する多様な分離精製方法と、与えられた混合物に対して適用可能な分離精製方法を説明することができる。不均一系及び均一系混合物に対する多様な分離精製方法と、与えられた混合物に対して適用可能な分離精製方法を説明することができない。
評価項目2各種分離精製方法の原理と解析法に関して明確に説明することができ、正確に問題を解答することができる。各種分離精製方法の原理と解析法に関して説明することができ、問題を解答することができる。各種分離精製方法の原理と解析法に関する説明ができず、問題を解答することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ④ 説明 閉じる
JABEE (c) 説明 閉じる
JABEE (C) 説明 閉じる
JABEE (d-1) 説明 閉じる
JABEE (g) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
化学のものづくりにおいて重要な分離プロセスの概要と各種単位操作について学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業方法は講義と演習によって行う。自学自習として課題を出題し、提出を求める。評価は中間試験と定期試験の成績と提出課題の解答内容で行う。なお、試験は課題に対する自学自習内容も含む。試験の成績は(中間試験+定期試験)/2とする。最終成績は下記のように試験と課題の成績の加重平均とする。最終成績:試験成績(80%) +課題成績(20%)
注意点:
令和6年度は開講しません。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 化学のものづくりにおける分離操作の役割と多成分系における成分の分離
予習:上記の内容について予習する。
復習:授業内容を復習する。
化学のものづくりにおける分離操作の役割と多成分混合系における成分の分離について説明することができる。
2週 分離のエントロピー変化
予習:上記の内容について予習する。
復習:授業内容を復習する。
分離のエントロピー変化について説明することができる。
3週 分離精製と物質の結合
予習:上記の内容について予習する。
復習:授業内容を復習する。
分離精製において理解することが必要な物質の結合について説明することができる。
4週 水の性質
予習:上記の内容について予習する。
復習:授業内容を復習する。
最も重要な溶媒である水の性質について説明できる。
5週 相変化による分離(蒸留、気液平衡関係)
予習:上記の内容について予習する。
復習:授業内容を復習する。
蒸留と気液平衡について説明し、計算できる。
6週 相変化による分離(蒸留塔、段数計算)
予習:上記の内容について予習する。
復習:授業内容を復習する。
蒸留塔について説明でき、段数計算ができる。
7週 相変化による分離(晶析、再結晶法、固液平衡)
予習:上記の内容について理解する。
復習:授業内容を復習する。
晶析、再結晶法、固液平衡について説明し、計算できる。
8週 中間試験
予習:これまでの内容について理解する。
復習:正解できなかった問題について解答する。
問題に解答することができる。
4thQ
9週 相関の分配による分離(抽出)
予習:上記の内容について予習する。
復習:授業内容を復習する。
抽出について説明し、計算できる。
10週 相関の分配による分離(吸着平衡、吸着等温線)
予習:上記の内容について予習する。
復習:授業内容を復習する。
吸着平衡、吸着等温線について説明し、計算できる。
11週 相関の分配による分離(クロマトグラフィー)
予習:上記の内容について予習する。
復習:授業内容を復習する。
クロマトグラフィーについて説明し、計算できる。
12週 形状の違いによる分離(沈降、一般濾過、濾過プロセス)
予習:上記の内容について理解する。
復習:授業内容を復習する。
沈降、一般濾過、濾過プロセスについて説明し、計算できる。
13週 形状の違いによる分離(膜分離プロセス①)
予習:上記の内容について予習する。
復習:授業内容を復習する。
膜分離プロセスの概要について説明できる。
14週 形状の違いによる分離(膜分離プロセス①)
予習:上記の内容について予習する。
復習:授業内容を復習する。
膜分離プロセスの各種パラメータについて説明し、計算できる。
15週 その他の分離操作
予習:上記の内容について予習する。
復習:授業内容を復習する。
これまでに扱わなかったその他の分離操作について概説できる。
16週 定期試験
予習:これまでの内容について理解する。
復習:正解できなかった問題について解答する。
問題に解答することができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000