計測システム論

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 計測システム論
科目番号 0001 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 複合工学専攻(電気電子創造工学コース) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 適宜、資料を配布する
担当教員 久保 和良,平田 克己

到達目標

信号処理の基礎理論と実践的な解析法について理解し、説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
信号処理の基礎理論と実践的な解析法について理解し、説明することができる。極めて正確かつ論理的に説明することができる。少しの誤りや不足はあるものの、説明することができる。全く説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ④ 説明 閉じる
JABEE (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科で身に付けた数学や物理学、電気・電子・情報工学他に関する基礎的知識をもとに、信号処理の基礎理論と実践的な解析法について学習します。
※実務との関係 この科目は,計測と信号処理および計測システムの原理と最新の標本化スペクトル時変解析手法等について講義形式を中心とした授業を行うものです。全15週のうち初めの7週を計測制御分野の国内大手企業での信号処理システム研究開発並びに計測システム設計に従事した者が担当します。
授業の進め方・方法:
一般的な講義だけでなく、演習、実習、討論、発表等も組み合わせた授業を実施することもある。
注意点:
この科目は提出されたレポートにより評価し、成績を決定する。そのため、レポートが1件でも未提出の場合には不合格となることがあるので注意すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 サンプリング定理 フーリエ変換の導入的理解とそれを応用した標本化定理とエイリアシングの理解
2週 色々なサンプリング オーバーサンプリング、アンダーサンプリング、サブサンプリングほか
3週 時間-周波数分布 パワースペクトルの導入的理解とスペクトログラム
4週 不確定性原理 フーリエ変換対がガボール不確定性原理の拘束を受けることの理解
5週 Page-Levin分布 時間周波数分布への先人の切り込み方の紹介
6週 Wigner分布 時間周波数分布の拘束と一般化
7週 減衰特性測定への応用 時間周波数分布の逆積分による減衰分析への応用
8週 離散フーリエ変換 離散フーリエ変換に関する英語文献を読み、その概略を説明することができる。
4thQ
9週 高速フーリエ変換 高速フーリエ変換に関する英語文献を読み、その概略を説明することができる。
10週 短時間フーリエ変換 短時間フーリエ変換に関する英語文献を読み、その概略を説明することができる。
11週 不規則信号解析 不規則信号解析に関する英語文献を読み、その概略を説明することができる。
12週 パワースペクトル推定 パワースペクトル推定に関する英語文献を読み、その概略を説明することができる。
13週 高次スペクトル解析 高次スペクトル解析に関する英語文献を読み、その概略を説明することができる。
14週 ウェーブレット解析 ウェーブレット解析に関する英語文献を読み、その概略を説明することができる。
15週 まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合010000000100
基礎的能力00000000
専門的能力010000000100
分野横断的能力00000000