実験実習ⅠA

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 実験実習ⅠA
科目番号 0052 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 なし
担当教員 上原 正啓,岡本 保,若葉 陽一

到達目標

電気電子工学科の基礎科目である電気磁気学、電気回路、コンピュータ工学、情報処理に関する電気現象の測定とプログラムの作成ができる。
電気回路の結線、オシロスコープ・電流計・電圧計・容量計等の操作ができる。
レポート作成を通じて、実験結果の整理と考察ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電気磁気学、電気回路、コンピュータ工学、情報処理で学んだことを実験に応用できる。電気磁気学、電気回路、コンピュータ工学、情報処理を実験を通じて理解できる。電気磁気学、電気回路、コンピュータ工学、情報処理を実験を通じて理解できない。
評価項目2回路の結線、計測器の操作が自分でできる。回路の結線、計測器の操作が指導書をもとにしてできる。回路の結線、計測器の操作ができない。
評価項目3実験結果の整理と考察がすべて自分でできる。実験結果の整理と考察が部分的に自分でできる。実験結果の整理と考察ができない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 2(1) 説明 閉じる
準学士課程 2(2) 説明 閉じる
準学士課程 2(3) 説明 閉じる
準学士課程 3(1) 説明 閉じる
準学士課程 4(2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電気電子工学科の基礎科目である電気磁気学、電気回路、コンピュータ工学、情報処理に関する実験を行い、その電気現象の測定法やプログラム作成法を学ぶ。
実験を通じて、回路の結線法に慣れ、オシロスコープ・電流計・電圧計・容量計等の使用法に習熟し、プログラミング能力を高める。
レポート作成を通じて、実験結果の整理方法、結果に対する考察方法を身につける。
授業の進め方・方法:
班員4~5名の班に分かれて実験を実施する。
第1週は教室でガイダンスを行う。
第2週からは、実験の前に、目的、達成目標、原理、実験方法を書いた前レポートを提出して実験に臨む。
実験の後、使用機器、実験結果、考察、課題の回答、参考文献を追加した本レポートを提出する。
注意点:
実験場所は「ものづくり実習室」および「電子応用実験室」である。
次の実験態度を守る:実験に適した服装。実験室内は土足厳禁、飲食物など不必要な物の持込禁止、携帯電話禁止、私語禁止。
次の物を持参する:実験ノート、筆記用具、A4判のレポート用紙・グラフ用紙、定規、電卓、ホチキス、はさみ、のり、自在定規等。
実験ノートはルーズリーフではなく綴じたノートを使い、実験テーマ、日時、共同実験者、使用機器、測定条件、データ等すべてを記入する。
ガイダンスで説明する「実験実習の手引き」に従って実験を遂行し、レポートを作成する。
前レポートと本レポートの提出期限を厳守する。1通でも未提出のレポートがあれば、評点は30点以下となる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、実験の実施方法全般の説明、各実験の説明
2週 ジュールの法則 電熱線で水を加熱し、ジュールの法則を確認できる。
3週 電位分布による電界の強さの測定 試料に電圧を加えて、電位と電界強度を測定できる。
4週 キルヒホッフの法則 キルヒホッフの第1・第2法則を実験で確認できる。
5週 オシロスコープでの波形観測 オシロスコープの使い方と波形の測定方法を理解できる。
6週 オンオフ回路の基礎 リレーとトランジスタによるオンオフ回路を理解できる。
7週 パラレル入力ビットの判定と7セグメント表示 パソコンのディジタルI/Oボードの操作ができる。
8週 テブナンの定理に関する実験 回路理論で学ぶテブナンの定理を実験で理解できる。
2ndQ
9週 FMワイヤレスマイクキットの製作実習(1) 簡単なマイクキットを製作できる。その説明書を作成できる。
10週 FMワイヤレスマイクキットの製作実習(2) 同上
11週 FMワイヤレスマイクキットの製作実習(3) 同上
12週 レポート作成日
13週 レポート作成日
14週 レポート作成日
15週 レポート作成日
16週 レポート作成日

評価割合

レポート合計
総合評価割合1000100
基礎的能力50050
専門的能力50050
分野横断的能力000