電子回路II

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 電子回路II
科目番号 d0260 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 自作テキスト
担当教員 泉 源

到達目標

・ 各種ダイオードの特性を説明できる.
・ トランジスタの特徴,各種接地方式の特徴を説明できる.
・ トランジスタによるスイッチング回路が設計できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各種ダイオードの特徴が説明できて,適切なダイオードの選定ができる.各種ダイオードの説明ができる.ダイオードの特徴が把握できてい ない.
評価項目2トランジスタの特徴,各種接地方 式の特徴を説明できる.トランジスタの特徴を説明できる .トランジスタの特徴が把握できて いない.
評価項目3トランジスタによるスイッチング 回路の設計ができる.トランジスタによるスイッチング 回路の構成が理解できる.トランジスタをスイッチング素子として扱うことができない.

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 2(2) 説明 閉じる
JABEE B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ダイオード,トランジスタを使った電子回路について学習をおこなう.
授業の進め方・方法:
座学が中心となるが,現象の理解を深めるために適宜シミュレーション結果の提示や実際にシミュレーションをおこな ってもらうことがある.
注意点:
回路パラメータが変化すると,特性にどんな影響があるのか把握するために,シミュレータを有効活用して欲しい.さ らに時間的余裕があれば,自ら回路製作をおこなって,理論-シミュレーション-実機それぞれの差異について検討をおこ なって欲しい.
学修単位科目であるため,事前・事後学習として,講義内容に適したテキストを事前配布するとともにレポート課題を実施する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンスおよび必要な知識の確認 講義の目標や進め方,必要な知識,評価方法について説明 する
2週 ダイオードの特徴 ダイオードの特徴を説明できる
3週 フォトカプラ回路 フォトカプラ回路の設計ができる
4週 トランジスタの各種接地方式 各種接地方式の特徴を説明できる
5週 バイアス回路とエミッタ接地回路01 バイアス回路について説明できて,エミッタ接地回路の入出力特性を計算できる
6週 エミッタ接地回路02 エミッタ接地回路の設計ができる
7週 まとめ
8週 中間試験
4thQ
9週 試験解説
10週 エミッタフォロワ回路01 エミッタフォロワ回路の入出力特性を計算できる
11週 エミッタフォロワ回路02/直接結合回路 エミッタフォロワ回路の設計ができて,直接結合回路の入出力特性を計算できる
12週 負帰還増幅回路01 トランジスタによる負帰還増幅回路の種類と特性を説明できる.
13週 負帰還増幅回路02 負帰還増幅回路の設計ができる
14週 まとめ
15週 定期試験
16週 試験解説

評価割合

試験発表相互評価態度演習その他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000