到達目標
電気回路の応用分野として伝送線路と非正弦波交流などについて学び、計算や説明をすることができることを目標とする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
伝送線路 | 理論を理解して自ら問題を作成し、解答することができる | 理論を理解して与えられた問題を自ら解答することができる | 理論を理解できず与えられた問題を自力で解答することができない |
非正弦波交流回路 | 理論を理解して自ら問題を作成し、解答することができる | 理論を理解して与えられた問題を自ら解答することができる | 理論を理解できず与えられた問題を自力で解答することができない |
学科の到達目標項目との関係
準学士課程(R5までのDP) R5までDP_1 科学技術の基礎知識・応用力の修得・活用
準学士課程(R5までのDP) R5までDP_4 制御・電気電子・機械・情報等基礎工学の知識習得・応用
教育方法等
概要:
授業にはノートの代用としてプリントを配布し、これをレポートの代わりとする。各レポートには授業内容を自分でまとめる必要があり、授業を真摯に教授すると共に自分なりの理解をまとめ、記述する必要がある。また、適宜演習を行い、計算と理論に関する理解を深めることを行う。
授業の進め方・方法:
講義を行うとと共に適宜演習課題を課す。また、ノートの代用としてプリントを配布し、授業内容および授業のまとめなどを行う。
注意点:
授業には教科書とノートを必ず持参することとする。例題による演習は理解を深める上で非常に有効であり、演習問題は自ら解いてみることが必要である。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
授業の内容説明 |
今後の予定について説明
|
2週 |
伝送線路(講義、演習) |
伝送線路について説明し、計算することができる
|
3週 |
伝送線路のFマトリクス(講義、演習) |
伝送線路についてFマトリクスで示し、伝送経路のパラメータについて説明し、計算することができる
|
4週 |
様々な伝送線路(講義、演習) |
様々な伝送線路について説明し、計算することができる
|
5週 |
無損失線路の線路定数(講義、演習) |
無損失線路の線路定数について説明し、計算することができる
|
6週 |
進行波と定在波(講義、演習) |
進行波と定在波について説明し、計算することができる
|
7週 |
後期中間まとめ(演習) |
これまでの授業内容についてまとめる
|
8週 |
後期中間試験 |
前期定期から後期中間までの内容について試験を行う
|
4thQ |
9週 |
後期中間テスト返却、前期定期までの内容説明 |
テストに関する解説と今後の予定について説明
|
10週 |
非正弦波交流の解析(講義、演習) |
非正弦波交流の解析について説明し、計算することができる
|
11週 |
フーリエ級数(講義、演習) |
フーリエ級数について説明し、計算することができる
|
12週 |
ひずみ波交流の実効値(講義、演習) |
ひずみ波交流の実効値について説明し、計算することができる
|
13週 |
非正弦波交流の計算(講義、演習) |
非正弦波交流について計算することができる
|
14週 |
非正弦波交流の計算(講義、演習) |
非正弦波交流について計算することができる
|
15週 |
後期定期まとめ(演習) |
これまでの授業内容についてまとめる
|
16週 |
後期定期テスト返却、成績確認 |
テストに関する解説と成績について説明
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電気回路 | 正弦波交流の特徴を説明し、周波数や位相などを計算できる。 | 4 | |
平均値と実効値を説明し、これらを計算できる。 | 4 | |
R、L、C素子における正弦波電圧と電流の関係を説明できる。 | 4 | |
瞬時値を用いて、交流回路の計算ができる。 | 4 | |
インピーダンスとアドミタンスを説明し、これらを計算できる。 | 4 | |
キルヒホッフの法則を用いて、交流回路の計算ができる。 | 4 | |
交流電力と力率を説明し、これらを計算できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 10 | 50 |
専門的能力 | 40 | 10 | 50 |