国語表現

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 国語表現
科目番号 g0060 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 スライド、プリントによる
担当教員 田嶋 彩香

到達目標

1.正しい文の構造を理解し、文のねじれや不適切な表現、誤字を正すことができる。
2.広く社会に関心を持ち、自己の考えを社会に向けて表現することができる。
3.説明文のルールを理解し、論理的でわかりやすい説明文を読み書きすることができる。
4.手紙やメールの形式やマナーを理解することができる。
5.現代仮名遣いの本則、正しい慣用表現を理解することができる。
6.敬語の種類を理解し、状況に応じて適切な敬語を使うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1広く社会に関心を持ち、自己の考えを社会に訴える力のある文章を書くことができる。広く社会に関心を持ち、自己の考えを文のねじれや誤字がないように書くことに取り組める。社会に関心を持つことができず、自己の考えを書くことに取り組めない。
評価項目2説明文の構造やルールを理解し、論理的かつ簡潔な文章を書くことができる。説明文の構造やルールを理解し、大事な要素を落とさず書くことに取り組める。説明文の構造やルールを理解できず、説明文を書くことに取り組めない。
評価項目3敬語の種類を理解し、状況に応じて適切な敬語表現を使う事ができる。敬語の種類を理解し、間違った使い方を指摘することができる。敬語の種類を理解できず、間違った使い方を指摘することができない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(R5までのDP) R5までDP_3 教養と倫理観の修得と社会への貢献
JABEE B-4 実験・実習による実践的技術

教育方法等

概要:
1年~3年まで培ってきた国語力をベースに、社会で必要とされる知識、技能を身につける。
意見文や説明文、敬語などいずれも知性ある社会人に不可欠な事柄を学び、状況に応じた表現力の修得を目指す。
授業の進め方・方法:
基本的に配布プリントに沿ってスライドを利用した講義形式で行う。
常に辞書を準備し、分からない語句や漢字の確認ができるようにすること。
注意点:
授業内容や方法は、新型コロナウィルス感染の拡大など社会情勢の変化によって変更する可能性もあるが、その都度お知らせをする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
①どこかおかしい文
授業の方針、小テスト・課題提出に関する諸注意等を理解する。
総合問題に取り組み、よりよい文を書くための要点を学ぶ。(MCC)
2週 ②どこかおかしい文 総合問題に取り組み、よりよい文を書くための要点を学ぶ。(MCC)
3週 ①敬語 敬語の種類(尊敬語、謙譲語Ⅰ・Ⅱ、丁寧語、美化語)、謙譲語ⅠとⅡの違いについて、立てる先との関係、「ます」との関係を理解する。(MCC)
4週 ②敬語 日常でよく使われる言葉について、尊敬語、謙譲語Ⅰ・Ⅱへの言い換え、二重敬語を理解する。(MCC)
5週 手紙・メールの書き方 手紙の形式を理解する。メールのマナーを理解する。(MCC)
6週 正しい表記&慣用表現 間違いやすい現代仮名遣いや慣用表現を理解し、正しい表現に直す。(MCC)
7週 ①論理的な文章 テーマとなる言葉の意味があらかじめ定義されていることを理解し、筆者が示す重要な語句を手掛かりにして読むことを身に付け、筆者の主張を理解する。(MCC)
8週 中間試験 これまでの学習の理解度等を自身で把握する。
4thQ
9週 ②論理的な文章
2つの対照的な考え方や意見を比べながら論を進めるという1つの型を学び、それぞれの違いや対比が文章に与える効果を理解する。(MCC)
10週 ③論理的な文章 接続詞や指示語を正しく捉えることを学び、それらが文章を正しく読むことにつながること、論理的文章によく見られる文章表現や修辞法などについて総合的に学び理解する。(MCC)
11週 図書館の利用方法 分類法やレファレンスの利用方法など基本的な図書館サービスを学ぶ。(MCC)
12週 文献調査の方法 文献調査の方法を学ぶと共に、基本的な著作権、引用方法や出典の明記などを学ぶ。(MCC)
13週 ①敬語・履歴書・エントリーシート等の書き方 演習や総合問題に取り組み、説明し正しい表現方法を学ぶ。(MCC)
14週 ②敬語・履歴書・エントリーシート等の書き方 演習や総合問題に取り組み、説明し正しい表現方法を学ぶ。(MCC)
15週 ③敬語・履歴書・エントリーシート等の書き方
総括
演習や総合問題に取り組み、説明し正しい表現方法を学ぶ。今までの授業内容をふまえて、理解を深め直す。(MCC)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後13
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後13
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。2後13
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後13
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後13,後14
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後13,後14
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後13,後14
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。2後5,後13,後14
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。2後7,後8,後9,後10,後11,後12
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。2後7,後8,後9,後10,後11,後12
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。2後7,後8,後9,後10,後11,後12
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。2
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。2後7,後8,後9,後10
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。2後7,後8,後9,後10,後13,後14
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。2後7,後8,後9,後10

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート課題合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力60000040100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000