技術者入門II

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 技術者入門II
科目番号 0051 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 授業資料を適宜配布する.
担当教員 沢口 義人

到達目標

1. 体験学習を通して,技術者として必要な基礎的実験能力と製作能力を身に付けている.
2. 基本的な電子部品・計測機器の取り扱いができる.
3. 個人ごとにライントレーサを製作して適切に動作させ,製作過程について報告書を作成できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
電子工作技術動作不良などの問題を自己解決しながら,ライントレーサを製作できる.ライントレーサを製作できる.ライントレーサの製作ができない.
報告書作成ライントレーサの製作過程について,応用的な事項も盛り込んだ報告書を作成できる.ライントレーサの製作過程について報告書を作成できる.ライントレーサの製作について,報告書を作成できない.
計測器の取り扱い直流機器やオシロスコープ,ファンクションジェネレータを用いた応用的な実験を遂行できる.直流機器やオシロスコープ,ファンクションジェネレータを用いた基本的な実験を遂行できる.直流機器やオシロスコープ,ファンクションジェネレータの取り扱いができない.

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(R6) 4A 観察力・解析力
準学士課程(R6) 4C チームワーク
準学士課程(R6) 6A 制御工学を中心とした基礎工学の幅広い知識の修得
準学士課程(R6) 6B 基礎工学の応用力の修得

教育方法等

概要:
本授業ではまず,1人1台ライントレーサを製作する.そして4名程度の班ごとに,基本的な測定機器の取り扱いを学ぶ.これらを通じて,工具や測定機器を適切に取り扱う能力を身に付ける.
授業の進め方・方法:
第一実験室に集合し,出席状況と授業内容を確認して,実習形式で各種課題に取り組む.
注意点:
授業欠席時にはなるべく早い段階で担当教員に申し出て指示を仰ぐこと.事前の指示に応じて,工具やグラフ用紙,テスタなどを持参する(忘れ物をしない)こと.分からないことがあれば教職員や3年生の学生に気軽に尋ねて欲しい.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ライントレーサ製作(1) ライントレーサの製作を通じて,工具や計測機器の利用法を身に付ける.
2週 ライントレーサ製作(2) ライントレーサの製作を通じて,工具や計測機器の利用法を身に付ける.
3週 ライントレーサ製作(3) ライントレーサの製作を通じて,工具や計測機器の利用法を身に付ける.
4週 ライントレーサ製作(4) ライントレーサの製作を通じて,工具や計測機器の利用法を身に付ける.
5週 ライントレーサ製作(5) ライントレーサの製作を通じて,工具や計測機器の利用法を身に付ける.
6週 ライントレーサ製作(6) ライントレーサの製作を通じて,工具や計測機器の利用法を身に付ける.
7週 ライントレーサ製作(7) ライントレーサの製作を通じて,工具や計測機器の利用法を身に付ける.
8週 ライントレーサ製作(8) ライントレーサの製作を通じて,工具や計測機器の利用法を身に付ける.
4thQ
9週 ライントレーサ製作(9) ライントレーサの製作を通じて,工具や計測機器の利用法を身に付ける.
10週 ライントレーサ製作(10) ライントレーサを完成させ報告書を作成する.(MCC)
11週 測定機器の取り扱い(1) 直流安定化電源や直流電圧計,直流電流計を適切に使用できる.(MCC)
12週 測定機器の取り扱い(2) オシロスコープを適切に使用できる.(MCC)
13週 測定機器の取り扱い(3) ファンクションジェネレータを適切に使用できる.(MCC)
14週 測定機器の取り扱い(4) 発光ダイオードや圧電サウンダを用いた応用的な測定実験ができる.(MCC)
15週 まとめ 授業内容について適切に説明できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術工学実験技術目的に応じて適切な実験手法を選択し、実験手順や実験装置・測定器等の使用方法を理解した上で、安全に実験を行うことができる。2後11,後12,後13,後14
実験テーマの目的を理解し、適切な手法により取得したデータから近似曲線を求めるなど、グラフや図、表を用いて分かり易く効果的に表現することができる。2後11,後12,後13,後14
必要に応じて適切な文献や資料を収集し、実験結果について説明でき、定量的・論理的な考察を行い、報告書を作成することができる。2後10
個人あるいはチームとして活動する際、自らの役割を認識して実験・実習を実施することができる。2後11,後12,後13,後14
専門的能力分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野(実験・実習能力)電気・電子系分野(実験・実習能力)実験装置・器具・情報機器等を利用して直流や交流の電気的特性を測定できる。2後11,後12,後13,後14
実験装置・器具・情報機器等を安全に正しく利用できる。2後11,後12,後13,後14
直流回路の電気諸量を測定し、結果を考察できる。2後11,後12,後13,後14
分野横断的能力基盤的資質・能力主体性主体性自分が果たすべき役割や行動について認識できる。2後11,後12,後13,後14
自分が果たすべき役割や行動を実践できる。2後11,後12,後13,後14
自己管理と責任ある行動自己管理と責任ある行動自分に求められる役割や行動を把握し、確認できる。2後11,後12,後13,後14
やるべきことを実行するための具体的行動や計画を考えることができる。2後11,後12,後13,後14
自分に求められる役割や行動を実践し、その過程や結果の振り返りができる。2後11,後12,後13,後14

評価割合

製作物報告書実験課題合計
総合評価割合404020100
基礎的能力1010525
専門的能力20151045
分野横断的能力1015530