線形代数学Ⅰ

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 線形代数学Ⅰ
科目番号 0014 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般教育科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 高専テキストシリーズ 微分積分1 森北出版、高専テキストシリーズ 微分積分1 問題集 森北出版
担当教員 小中澤 聖二,市川 裕子,丸山 百合

到達目標

極限が計算できる
関数を微分することができる
関数の増減を調べ、最大値、最小値を求めることができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1複雑な極限が計算できる基本的な極限が計算できる極限が計算できない
評価項目2複雑な微分が計算できる基本的な微分が計算できる微分が計算できない
評価項目3複雑な関数の増減、最大最小が求められる簡単な関数の増減、最大最小が求められる関数の増減、最大最小が求められない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
関数の極限の考え方、連続関数の性質、微分の概念、微分法の基本公式と合成関数の微分法、三角関
数の微分法、逆三角関数の微分法、指数関数・対数関数の微分法、対数微分法、接線・法線の求め方を理解し、これらに関する基本的な計算能力を修得する。
授業の進め方・方法:
講義、小テスト、課題提出等による。
注意点:
1年生の数学の内容は必須である。春課題試験も定期試験と同等の扱いをして成績に加味する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 春休み明け試験、ガイダンス
数列の極限
数列の極限を求めることができる
2週 級数と和 級数と和を求めることができる
3週 関数の収束と発散 関数の収束と発散を判定することができる
4週 関数の連続性、平均変化率と微分係数、導関数 関数の連続性、平均変化率と微分係数、導関数を求めることができる
5週 合成関数と積の導関数 合成関数と積の導関数の公式利用して導関数を求めることができる
6週 グラフの接線、関数の増減 グラフの接線、関数の増減を求めることができる
7週 前期中間試験
8週 第2次導関数とグラフの凹凸 第2次導関数を利用してとグラフの凹凸を求めることができる
2ndQ
9週 関数の最大値、最小値 関数の最大値、最小値を求めることができる
10週 分数関数、無理関数の導関数 分数関数、無理関数の導関数を求めることができる
11週 対数関数の導関数 対数関数の導関数を求めることができる
12週 指数関数の導関数 指数関数の導関数を求めることができる
13週 三角関数の導関数 三角関数の導関数を求めることができる
14週 逆三角関数の導関数 逆三角関数の導関数を求めることができる
15週 前期末試験
16週 試験解説
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学簡単な場合について、関数の極限を求めることができる。3
微分係数の意味や、導関数の定義を理解し、導関数を求めることができる。3
導関数の定義を理解している。3
積・商の導関数の公式を用いて、導関数を求めることがができる。3
合成関数の導関数を求めることができる。3
三角関数・指数関数・対数関数の導関数を求めることができる。3
逆三角関数を理解し、逆三角関数の導関数を求めることができる。3
関数の増減表を書いて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。3
極値を利用して、関数の最大値・最小値を求めることができる。3
簡単な場合について、関数の接線の方程式を求めることができる。3
2次の導関数を利用して、グラフの凹凸を調べることができる。3
関数の媒介変数表示を理解し、媒介変数を利用して、その導関数を求めることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000