(科目コード:11010、英語名:Experiments in Mechanical Engineering I、授業計画の週は回と読替えること)
この科目は長岡高専の教育目標の(D)と主体的に関わる。この科目の到達目標と、各到達目標と長岡高専の学習・教育到達目標との関連を、到達目標、評価の重み、学習・教育目標との関連の順で次に示す。
① 基礎的な工作技術・技能や加工技術・技能を習得する。 100% (d3)
概要:
機械技術者の基礎的素養として、機械工作法と工作機械類およびその関連分野について理解し、工作・加工技術と技能を習得することを目的とする。そのために、機械工作と機械加工、およびその関係分野についての様々な実習を行う。
関連する科目:機械工学実験実習Ⅱ(次年度履修)
授業の進め方・方法:
4つのテーマについて、少人数のグループに分かれて実習する。
注意点:
安全第一であるので、指導教職員の注意をきちんと守って実習を行うこと。服装と履物については危険でないものを着用すること。この実習で積んだ経験が3年次の「総合製作」や5年次の「卒業研究」で必ず役に立つので、積極的に実習に取り組んでもらいたい。
評価は実習状況(出席と実習態度)と各テーマの期限までに提出された実習レポートの平均によって行われる。やむを得ず欠席する場合は、必ず担当職員または機械工学科長に申し出ること。実習状況が悪い場合には、減点することがある。また実習レポートの提出期限は厳守し、すべて提出すること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術 | 工学実験技術 | 目的に応じて適切な実験手法を選択し、実験手順や実験装置・測定器等の使用方法を理解した上で、安全に実験を行うことができる。 | 3 | 前1,前15,後1,後15 |
実験テーマの目的を理解し、適切な手法により取得したデータから近似曲線を求めるなど、グラフや図、表を用いて分かり易く効果的に表現することができる。 | 3 | 前1,前15,後1,後15 |
必要に応じて適切な文献や資料を収集し、実験結果について説明でき、定量的・論理的な考察を行い、報告書を作成することができる。 | 3 | 前1,前15,後1,後15 |
個人あるいはチームとして活動する際、自らの役割を認識して実験・実習を実施することができる。 | 3 | 前1,後1 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 機械系分野(実験・実習能力) | 機械系分野(実験・実習能力) | 各種計測機器の使い方を理解し、計測できる。 | 3 | 前12,前13,前14 |
各種工具を用いた手仕上げ加工ができる。 | 3 | 前9,前10,前11 |
アーク溶接の原理を理解し、溶接の基本作業ができる。 | 3 | 後9,後10,後11 |
旋盤、フライス盤、ボール盤の基本操作を習得し、切削作業ができる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,後2,後3,後4,後5,後6,後7 |
NC工作機械の基本操作を習得し、基本作業ができる。 | 3 | |
機械工学に関する実験を行い、実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。 | 3 | |