概要:
数学的な考え方は科学の理解に不可欠といわれている。専門科目の理解に必要な広範囲の内容を扱い,技術者として必要な基礎学力の修得を目的とする。また,数学の問題を解き解答を記述することにより,課題の解決に最後まで取り組み,自分の考えを正しく表現できる能力を学ぶ。
授業の進め方・方法:
【事前事後学習など】到達目標の達成度を確認するため,必要に応じてレポート課題を与える。
【関連科目】基礎数学B,解析学Ⅰ,代数・幾何Ⅰ
【MCC対応】Ⅰ数学,Ⅶ汎用的技能,Ⅸ創造性・デザイン能力
注意点:
【その他履修上の注意事項や学習上の助言】授業中の学習に真剣に取り組むことと,日頃の予習・復習が非常に大切である。授業中は講義に集中し,他の学生に迷惑をかけないようにすること。レポート課題の提出期限を守ること。
【専門科目との関連】本科目の内容は数学を用いる全科目の基礎である。
【評価方法・評価基準】成績の評価基準として50点以上を合格とする。
前期中間試験,前期末試験,後期中間試験,学年末試験を実施する。
前期末:定期試験(前期中間40%, 前期末40%),レポート(20%)
学年末:定期試験(前期中間20%, 前期末20%, 後期中間20%, 学年末20%),レポート(20%)
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 整式の加減乗除の計算、及び因数定理等を利用した簡単な因数分解ができる。 | 3 | |
分数式の加減乗除の計算ができる。 | 3 | |
実数の絶対値について理解し、計算ができる。 | 3 | |
分母の有理化等の平方根の計算ができる。 | 3 | |
複素数の相等を理解し、加減乗除及び絶対値の計算ができる。 | 3 | |
解の公式等を利用して、二次方程式を解くことができる。 | 3 | |
因数定理等を利用して、高次方程式を解くことができる。 | 3 | |
連立方程式を解くことができる。 | 3 | |
無理方程式及び分数方程式を解くことができる。 | 3 | |
一次不等式及び二次不等式を解くことができる。 | 3 | |
恒等式の考え方を活用できる。 | 3 | |
与えられた二点から距離や内分点を求めることができる。 | 3 | |
直線及び円の方程式を求めることができる。 | 3 | |
二次曲線について、方程式とグラフの概形の関係を説明できる。 | 3 | |
不等式の表す領域を図示できる。 | 3 | |
積の法則及び和の法則を利用して場合の数を求めることができる。 | 3 | |
積の法則と和の法則を理解し、順列及び組合せの計算ができる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 思考力 | 思考力 | 複合的な事象や出来事を分析できる。 | 3 | |
情報や主張を批判的に検証できる。 | 3 | |
情報や主張を説得的に提示するための方法を考えることができる。 | 3 | |
課題発見力・問題解決力 | 課題発見力・問題解決力 | 直面している事象や出来事を分析して、対応すべき問題を特定できる。 | 3 | |
現状を分析した上で、実現すべき理想との乖離(ギャップ)の中に含まれる課題を把握できる。 | 3 | |
問題の解決、理想の実現のために達成すべき目標を設定し、また、具体的な行動案を検討できる。 | 3 | |
創造性・デザイン能力 | 創造性 | 創造性 | 専門分野以外の多様なものの捉え方や視点の重要性を認識し、受け入れることができる。 | 3 | |
多角的な視点から事象を分析し、対応すべき問題を定義できる。 | 3 | |
様々な知識を統合的に活用しながら、あらかじめ答えが与えられていない問題に対する解決方法を考えることができる。 | 3 | |
エンジニアリングデザイン能力 | エンジニアリングデザイン能力 | クライアントやユーザの要求や実装すべき機能などを把握し、工学的な要件として把握できる。 | 3 | |
種々の制約条件の下で、複数の解決方法について検討し、工学的視点から判断した最適解を提示できる。 | 3 | |
工学的問題解決方法を実現するためのプロセスを具体的に考え、進捗を把握しながら、実践できる。 | 3 | |