コンピュータリテラシー

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 コンピュータリテラシー
科目番号 20110 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 都度,資料を提示する.
担当教員 寺本 裕志

到達目標

1. コンピュータの仕組み及び情報セキュリティを理解し,説明できる.
2. 正しいインターネットの使用ができる.
3. 添付ファイル・リンクのあるメールの送受信ができる.
4. グループウェア・クラウドの使用ができる
5. ワードプロセッシングソフトによる文書作成ができる.
6. 表計算ソフトによるデータ集計及びグラフ作成ができる.
7. プレゼンテーションソフトによる資料作成と発表ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コンピュータを構成する機器を説明でき,法令と併せて情報セキュリティを理解・説明できる.コンピュータの構成を説明でき,情報セキュリティを理解・説明できる.コンピュータの構成が説明できず,情報セキュリティを理解できない.
評価項目2情報セキュリティを意識したインターネット使用ができ,Webサイトの安全性をも説明できる.情報セキュリティを意識したインターネット使用ができる.情報セキュリティを意識したインターネット使用ができない.
評価項目3文面にも配慮したメールの送受信ができ,セキュリティを考慮したファイルの添付及びリンクの挿入ができる.メールの送受信ができ,ファイルの添付及びリンクの挿入ができる.メールの送受信,ファイルの添付及びリンクの挿入ができない.
評価項目4Microsoft Teams・OneDrive・Sharepointなどのグループウェア・クラウドを具体的に説明でき,適切に使用できる.Microsoft Teams・OneDrive・Sharepointなどのグループウェア・クラウドを説明でき,使用できる.Microsoft Teams・OneDrive・Sharepointなどのグループウェア・クラウドを説明できず,使用できない.
評価項目5Microsoft Wordなどを用いた他者が理解しやすい文書作成ができる.Microsoft Wordなどを用いた文書作成ができる.Microsoft Wordなどを用いた文書作成ができない.
評価項目6Microsoft Excelなどを用いた理解しやすいデータ集計及びグラフ作成ができる.Microsoft Excelなどを用いたデータ集計及びグラフ作成ができる.Microsoft Excelなどを用いたデータ集計及びグラフ作成ができない.
評価項目7プレゼンテーションの効果を理解・説明でき,Microsoft PowerPointなどを用いた理解しやすい資料作成及び発表ができる.Microsoft PowerPointなどを用いた資料作成及び発表ができる.Microsoft PowerPointなどを用いた資料作成及び発表ができない.

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 2 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピュータや情報システムの仕組み,及び情報セキュリティや関連する法令に関する知識と共に,コンピュータの基礎的な利用技術を習得する.
今後さまざまな問題を解決するための基礎となる,情報の収集・整理・発信などの情報の活用法に関して実践的に学習する.
幅広い視点から自らの立場を理解し,情報化社会への関心を高め,関連するあらゆる分野への興味や学習意欲の向上を図る.
授業の進め方・方法:
【事前事後学習など】随時,目標到達度を確認するための演習課題を与える.
【関連科目】情報処理Ⅰ,情報処理Ⅱ
【MCC対応】Ⅳ-C 情報リテラシー,情報教育対応科目
注意点:
【履修上の注意,学習上の助言】
授業時は各自のラップトップPCを持参すること.
平時よりPC等を適切に活用することでリテラシーを体得できる.また,インターネット・SNSの情報には注意し,情報セキュリティを意識する習慣を付けるとよい.
図書館にも多数の関連書籍があるので,自学に役立てること.
【評価方法及び評価基準】
定期試験は,前期中間・前期末の2回実施する.また,その他に演習課題を課す.
総合成績は,前期中間・前期末試験成績(40%) + 演習課題(60%)で評価する.
演習課題は,提出のみならず内容も評価する.
総合成績の評価基準として50点以上を合格とする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・コンピュータの基本操作・メールの設定と送受信 授業の意義を理解でき,コンピュータの基本操作,メールの設定及び送受信ができる.
2週 コンピュータの仕組みと情報セキュリティ(1) コンピュータの仕組みやOSの役割を説明でき,情報システムの利用形態を説明できる.
3週 コンピュータの仕組みと情報セキュリティ(2) 情報の真偽を踏まえた情報収集ができる.またグループウェア・クラウドなどの考え方を理解し,使用できる.
4週 コンピュータの仕組みと情報セキュリティ(3) 情報セキュリティの必要性を理解し,暗号化やファイアウォールの概念を説明できる.
5週 コンピュータの仕組みと情報セキュリティ(4) 情報通信に係る法令を理解し,概要を説明できる.
6週 ワードプロセッシングソフトの操作(1) ワードプロセッシングソフトの基本操作ができ,指定された書式の設定ができる.
7週 ワードプロセッシングソフトの操作(2) ワードプロセッシングソフトでの表組み・数式の挿入・オブジェクトの挿入ができる.
8週 ワードプロセッシングソフトの操作(3) ワードプロセッシングソフトを用いて制限時間内に任意の文書ファイルを作成できる.
2ndQ
9週 表計算ソフト(1) 表計算ソフトの基本操作ができ,指定された書式の設定ができる.
10週 表計算ソフト(2) 表計算ソフト内での関数(合計・平均・順位・判別・相対参照・絶対参照)を使用したデータ集計処理ができる.
11週 表計算ソフト(3) 表計算ソフト内での集計データからのグラフ作成,書式の設定ができる.
12週 プレゼンテーションソフト(1) プレゼンテーションソフトを用いたプレゼン効果を理解し,説明できる.
13週 プレゼンテーションソフト(2) 資料収集を行いプレゼンテーションソフトを用いてプレゼン作成ができる.
14週 プレゼンテーションソフト(3) プレゼンテーションソフトを用いて,発表ができる.
15週 前期復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー社会の情報化の進展と課題について理解し説明できる。3
代表的な情報システムとその利用形態について説明できる。3
アナログ情報とデジタル情報の違いと、コンピュータ内におけるデータ(数値、文字等)の表現方法について説明できる。3
情報を適切に収集・取得できる。3
情報の真偽について、根拠に基づいて検討する方法を説明できる。3
情報の適切な表現方法と伝達手段を選択し、情報の送受信を行うことができる。3
情報セキュリティの必要性を理解し、対策について説明できる。3
情報セキュリティを支える暗号技術の基礎を説明できる。3
情報セキュリティに基づいた情報へのアクセス方法を説明できる。3
情報や通信に関連する法令や規則等と、その必要性について説明できる。3
情報社会で生活する上でのマナー、モラルの重要性について説明できる。3
情報セキュリティを運用するための考え方と方法を説明できる。3

評価割合

試験演習課題合計
総合評価割合4060100
基礎的能力000
専門的能力4060100