近代建築史

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 近代建築史
科目番号 20516 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 『ビジュアル版西洋建築史--デザインとスタイル』,適宜,関連プリントを配布する。
担当教員 村田 一也

到達目標

1.近代運動のさまざまな様式を理解し説明できる。
2.それぞれの様式間の関連を理解し説明できる。
3.個々の様式についてその特徴を理解し説明できる。
4.個々の作品の特徴を理解し説明できる。
5.個々の作品の作者を理解し説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(可)
到達目標 項目1,2近代建築運動の個々の様式を理解し、それぞれの様式間の関連を理解できる近代建築運動のそれぞれの様式を理解できる。近代建築運動のいくつかの様式を理解できる。
到達目標 項目3近代建築運動の個々の様式について、その特徴を理解し、説明できる。近代建築運動の個々の様式について、理解できる。近代建築運動の個々の様式を知っている。
到達目標 項目4,5個々の作品について特徴を理解し、作者について触れ、説明できる。個々の作品について特徴を理解できる。個々の作品を知っている。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
近代建築とくに西欧近代・現代における建築物について,それが建てられた当時の社会的背景や状況を踏まえて,時代的なつながりや,様式としての位置づけ,建築理論の連続性について学ぶ。近代から現代にかけての建築物を知ることから,基礎的な建築理論と専門的知識を身につけ,幅広い視点から社会と環境を考慮した建築について学ぶ。西欧近代・現代における建築の意匠と様式の変化を理解し,意匠や様式の区別とつながりを知ることが目標となる。
授業の進め方・方法:
近代建築の歴史を通覧するためのレポートを与える。
視聴覚教材を使用する際はその内容の理解を促すための小課題を与える。
西洋建築史,建築デザイン論,建築設計演習,造形演習
【MCC対応】Ⅴ-G-4 計画・歴史
注意点:
雑誌や作品,書評など,建築にまつわるさまざまな事柄を,常に,興味を持って「見る」ことが必要です。
これまでに自分が考えてきた建築についての意見と過去の事例とを対照することからも学ぶことは多いと思います。
興味のわいたところから,自ら積極的に取り組んでください。
成績の評価基準として50点以上を合格とする。
中間試験および期末試験を実施する。
定期試験(70%),レポート(20%),平常の学習における小課題の提出状況(10%)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 近代建築史の概要 近代建築史の射程について西洋建築史とのつながりで理解できる。
2週 近代:近代建築の基盤 新古典主義建築、新しい技術による建築について理解できる。
3週 近代:工芸運動との連動 アーツ・アンド・クラフツ運動、田園都市論について理解できる
4週 近代:装飾的展開 アール・ヌーヴォー、ゼツェッションについて理解できる。
5週 近代:機械化への反応 ドイツ工作連盟、バウハウスについて理解できる。
6週 表現という視点 構造合理主義、表現主義について理解できる。
7週 巨匠の時代へ 19世紀から20世紀への移行について理解できる。
8週 近代思想と近代建築運動 近代思想を背景とした近代建築運動の様相について理解できる。
4thQ
9週 フランク・ロイド・ライトの建築理論 フランク・ロイド・ライトの建築について理解できる。
10週 ミース・ファン・デル・ローエの建築理論 ミース・ファン・デル・ローエの建築について理解できる。
11週 ル・コルビュジエの建築理論 ル・コルビュジエの建築について理解できる。
12週 近代から現代へ 近代建築運動から現代建築への移行について理解できる。
13週 日本の近代・現代建築 日本における近代建築運動、現代建築について理解できる。
14週 ポスト・モダニズムの建築 近代以降の建築的潮流について理解できる。
15週 後期復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史日本および海外における近現代の建築様式の特徴について説明できる。4

評価割合

試験ポートフォリオその他合計
総合評価割合702010100
基礎的能力0000
専門的能力702010100
分野横断的能力0000