国語Ⅱ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 国語Ⅱ
科目番号 0020 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 大修館書店『精選 国語総合 新訂版』
担当教員 門屋 飛央,佐藤 瞳

到達目標

(1)古代から現代までの日本文学に触れ、日本語や日本文化に関心をもち、理解できること。
(2)文章を論理的に読むことができ、論理的な文章を書くことができること。
(3)古典文法や漢文訓読を理解し、古典文学を解釈できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本文学に触れ、日本語や日本文化に積極的に関心をもち、その解釈を表現することができる。日本文学に触れ、日本語や日本文化に関心をもち、理解できる。日本文学に触れても、日本語や日本文化に関心をもたず、理解できない。
評価項目2文章を論理的に読んだり書いたりすることができ、推敲することができる。文章を論理的に読んだり書いたりすることができる。文章を論理的に読んだり書いたりすることができない。
評価項目3古典文法や漢文訓読を充分に理解し、古典文学を多角的に解釈できる。古典文法や漢文訓読を理解し、こて文学を解釈できる。古典文法や漢文訓読を理解できず、古典文学を解釈できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 時代やジャンルの異なる様々な文章を読む。現代文では、評論や小説、詩を扱う。評論では、文章構成を分析し、筆者の問題提起、論拠、主張を的確に理解できるようになり、それを自身の文章表現にも活かせるようにする。小説や詩では、多角的な視点から解釈することを行う。古典文法や漢文訓読法は、正確な読みをするために必ず身に付けておかなくてはならない。この授業では、解釈を暗記するのはなく、解釈の方法や論理を理解することを目指す。
授業の進め方・方法:
 ひとつの授業を現代文45分、古典45分に分けて行う。現代文では教員による講義のほかに、個人やグループで意見をまとめてもらう活動も行う。その課題に取り組むなかで、評論や小説を読解する力と、自分の考えを説明する力を習得していく。古典では、教員から学生に適宜質問をし、古典の文章を分析的に読んでいく。
注意点:
 授業時には、各教科書のほか、辞書を持って臨むこと。現代文の授業には国語辞典、古文の授業には古語辞典、漢文の授業には漢語辞典を持参すること。キャリア教育の入門的な内容として、手紙の書き方体験を組み入れる。評価方法とその割合は、中間試験(35%)、期末試験(35%)、提出物(20%)、発表(10%)である。100点満点で60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業の概要をつかむ。
2週 評論「尋ねあい」(1)/土佐日記「門出」(1) 評論の構成について理解する。/「土佐日記」の作者や作品の時代背景を理解する。
3週 評論「尋ねあい」(2)/土佐日記「門出」(2) 問題提起、論拠、主張をつかむ。/「いささかにものに書きつく」までを読解する。
4週 評論「尋ねあい」(3)/土佐日記「門出」(3) この評論の文章構成を分析する。/「夜更けぬ」までを読解する。
5週 評論「尋ねあい」(4)/土佐日記「門出」(4) この評論の論理の展開について理解する。/「あざれあへり」までを読解する。
6週 詩「甃のうへ」(1)/孔子の思想(1) 詩の文学史を理解する。/[学問]から2つを読解する。
7週 詩「甃のうへ」(2)/孔子の思想(2) 詩を鑑賞し、朗読する。/[学問]から2つを読解する。
8週 中間試験 これまでの学習をまとめ、表現する。
2ndQ
9週 中間試験解説 試験結果をもとに、これまでの復習と各自の課題発見をする。
10週 小説「城の崎にて」(1)/平家物語「木曽の最期」(1) 近代文学史について理解する。/軍記物語の文学史を理解する。
11週 小説「城の崎にて」(2)/平家物語「木曽の最期」(2) 「よく欄干から蜂の出入りを眺めていた」までを読解する。/「最後の合戦」を読解する。
12週 小説「城の崎にて」(3)/平家物語「木曽の最期」(3)/【社会とつながる文章】暑中見舞葉書(1) 「それはしかたのないことだ」までを読解する。/「巴の戦い」を読解する。/暑中見舞葉書の書き方を理解する。
13週 小説「城の崎にて」(4)/平家物語「木曽の最期」(4)/【社会とつながる文章】暑中見舞葉書(2) 「自分は~助かった」までを読解する。/「主従の思い」を読解する。/葉書のレイアウトを考え、文章を書く。
14週 平家物語「木曽の最期」(5)/孔子の思想(3)/【社会とつながる文章】暑中見舞葉書(3) 「今井の戦い」を読解する。/[政治]から2つを読解する。/葉書の表書きを書き、完成させる。
15週 平家物語「木曽の最期」(6)/孔子の思想(4) 「義仲の最期」を読解する。/[政治]から2つを読解する。
16週 前期まとめ 前期に行った学習をまとめ、後期の学習につなげる。
後期
3rdQ
1週 奥の細道「旅立ち」(1)/学校行事対応・弁論大会レポート(1) 近世の文学史を理解し、「日々旅にして旅をすみかとす」までを読解する。/ディベートテーマについて、意見を出し合う。
2週 奥の細道「旅立ち」(2)/学校行事対応・弁論大会レポート(2) 「三里に灸すうるより」までを読解する。/ディベートテーマについて、討論する。
3週 奥の細道「旅立ち」(3)/学校行事対応・弁論大会レポート(3) 「表八句を庵の柱に掛け置く」までを読解する。/ディベートテーマについて、意見をまとめる。
4週 評論「技術としての「教養」」(1)/奥の細道「旅立ち」(4) 文章構成を分析する。/「涙をそそく」までを読解する。
5週 評論「技術としての「教養」」(2)/奥の細道「旅立ち」(5) 問題提起、論拠、主張をつかむ。/「見送るなるべし」までを読解する。
6週 評論「技術としての「教養」」(3)/唐代の詩(1) 文章構成について議論する。/「絶句」を読解する。
7週 評論「技術としての「教養」」(4)/唐代の詩(2) 評論を100字要約する。/「春望」を読解する。
8週 中間試験 これまでの学習をまとめ、表現する。
4thQ
9週 中間試験解説 試験結果をもとに、これまでの復習と各自の課題発見をする。
10週 小説「友よ」(1)/源氏物語「若紫」(1) 「私は冗談を言った」までを読解する。/「源氏物語」の作者や作品の時代背景を理解する。
11週 小説「友よ」(2)/源氏物語「若紫」(2) 「私は、中田の言葉を思っていた」までを読解する。/「尼なりけり」までを読解する。
12週 小説「友よ」(3)/源氏物語「若紫」(3) 「そうではなかったのだ」までを読解する。/「顔はいと赤くすりなして立てり」までを読解する。
13週 小説「友よ」(4)/源氏物語「若紫」(4) 「中田の横に立っていた」までを読解する。/「この子の後見なるべし」までを読解する。
14週 短歌/源氏物語「若紫」(5) 短歌を朗読し、鑑賞する。/「ついゐたり」までを読解する。
15週 俳句/源氏物語「若紫」(6) 俳句を朗読し、鑑賞する。/「涙ぞ落つる」までを読解する。
16週 一年間のまとめ 一年間に行った学習をまとめ、今後の学習につなげる。

評価割合

中間試験期末試験提出物発表合計
総合評価割合35352010100
基礎的能力35352010100
専門的能力00000
分野横断的能力00000