電子情報工学実験Ⅰ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電子情報工学実験Ⅰ
科目番号 0096 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 電子情報工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 電子情報工学実験Ⅰテキスト(福井高専電子情報工学科)
担当教員 小越 咲子,小松 貴大,青山 義弘,斉藤 徹,川上 由紀

到達目標

電子情報工学科で履修する専門科目について、実験・実習を通して 授業内容への理解を深める。
グループ作業を通して協調性を養うと共に、基本的なレポート作成法を学ぶ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
レポートについて提出期限内に完成し提出し終えることができているレポートについて提出期限内に途中経過を報告し、延長した提出期限内に提出し終えることができているレポートについて提出期限内に途中経過を報告しに来ない
実験の基礎となる内容・及びその原理についてレポートで詳細に説明できている実験の基礎となる内容・及びその原理についてレポートで説明できている実験の基礎となる内容・及びその原理についてレポートで説明できていない
実験結果・考察において図などを用いて実験結果を詳細に説明し、考察できている実験結果・考察において実験結果を説明し、考察できている実験結果・考察において実験結果の説明が不十分であり、考察ができていない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電子情報工学科で履修する専門科目について、実験・実習を通して 授業内容への理解を深め、洞察力を育成する。
グループ作業を通して協調性を養うと共に、基本的なレポート作成法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
第1週及び第16週は、シラバスの説明と実験のオリエンテーションを行う。
第2週~第7週は、6班編成で6~7人の共同作業または個人作業で3週間毎にテーマの実験を行い,レポートを提出する。
残りの週は、6班編成で6~7人の共同作業で2週間毎にテーマの実験を行い、レポートを提出する。
第8週及び第23週に、実験の進行状況及びレポート提出状況を確認し、必要に応じて追実験を実施する。
第15週で、レポート作成の最終確認と授業アンケートを行って前期日程を終え、第30週で同様に後期日程を終了する。
注意点:
全てのレポートが提出されている事を条件に以下のように評価する。各テーマごとに提出されたレポートと実験状況を各担当者が100点満点で評価し、その評価点の平均により前期及び後期の評価点とし、学年成績は前期成績と後期成績の平均とする。学年成績が60点に満たない場合は追加実験・レポートで到達目標に達した事を確認できた場合に限り60点とする。期限までにレポートが1つでも未提出のものがある場合は学年成績は60点未満となる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実験のガイダンス
2週 電気回路の測定
3週 電気回路の測定
4週 電気回路の測定
5週 アルゴリズムの基礎とフローチャートの作成
6週 アルゴリズムの基礎とフローチャートの作成
7週 アルゴリズムの基礎とフローチャートの作成
8週 中間確認
2ndQ
9週 ダイオードの静特性測定
10週 ダイオードの静特性測定
11週 デジタルシステムの基礎実験
12週 デジタルシステムの基礎実験
13週 プログラミング演習
14週 プログラミング演習
15週 前期実験レポートの最終確認
16週 まとめ
後期
3rdQ
1週 後期実験ガイダンス
2週 熱起電力の実験
3週 熱起電力の実験
4週 オシロスコープによる測定
5週 オシロスコープによる測定
6週 シーケンス制御
7週 シーケンス制御
8週 中間確認
4thQ
9週 コンピュータグラフィックスⅠ
10週 コンピュータグラフィックスⅠ
11週 コンピュータグラフィックスⅡ
12週 コンピュータグラフィックスⅡ
13週 簡単なゲームプログラムの作成
14週 簡単なゲームプログラムの作成
15週 後期実験レポートの最終確認
16週 学習のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。3
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。3
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。3
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。3
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。3
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。3
複数の情報を整理・構造化できる。3
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。3
複雑な事象の本質を整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。結論の推定をするために、必要な条件を加え、要約・整理した内容から多様な観点を示し、自分の意見や手順を論理的に展開できる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性身内の中で、周囲の状況を改善すべく、自身の能力を発揮できる。 3
集団の中で、自身の能力を発揮して、組織の勢いを向上できる。3
周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
日常生活の時間管理、健康管理、金銭管理などができる。常に良い状態を維持するための努力を怠らない。3
ストレスやプレッシャーに対し、自分自身をよく知り、解決を試みる行動をとることができる。日常生活の管理ができるとともに、目標達成のために対処することができる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
学生であっても社会全体を構成している一員としての意識を持って、行動することができる。3
市民として社会の一員であることを理解し、社会に大きなマイナス影響を及ぼす行為を戒める。人間性・教養、モラルなど、社会的・地球的観点から物事を考えることができる。3
チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識を持ち協調して共同作業・研究をすすめることができる。3
組織やチームの目標や役割を理解し、他者の意見を尊重しながら、適切なコミュニケーションを持つとともに、成果をあげるために役割を超えた行動をとるなど、柔軟性を持った行動をとることができる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
先にたって行動の模範を示すことができる。口頭などで説明し、他者に対し適切な協調行動を促し、共同作業・研究をすすめことができる。3
目指すべき方向性を示し、先に立って行動の模範を示すことで他者に適切な協調行動を促し、共同作業・研究において、系統的に成果を生み出すことができる。リーダーシップを発揮するために、常に情報収集や相談を怠らず自身の判断力をも磨くことができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3

評価割合

レポート合計
総合評価割合100100
基礎的能力8080
専門的能力1515
分野横断的能力55