到達目標
(1)エネルギー・資源などの最適化問題を数理モデルとして定式化できる.
(2)最適化問題や信頼性理論の基礎が理解できる.
(3)線形計画問題が具体的に解け、信頼度の確率的定義が理解できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 最適化のための数理モデル化ができて評価ができる。 | 最適化のための数理モデル化ができる。 | 最適化のための数理モデル化ができない。 |
評価項目2 | システムの信頼性設計ができる。 | システムの信頼性が理解できる。 | システムの信頼性が理解できない。 |
評価項目3 | 整形計画法の定式化ができ、最適解が求められる。 | 整形計画法の定式化ができる。 | 整形計画法の定式化ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
システムは「複数の要素が有機的に関係し合い、全体としてまとまった機能を発揮している要素の集合体。組織。系統。」(「広辞苑」)であり、システム工学は、システムを工学的に取り扱う学問分野、総合工学・ライフサイクルアセスメントである。相互作用を有する多様な要素の集合体はしばしば予測不可能な挙動(創発的挙動)を示すが、ここでは、システムの予測可能な、制御可能な側面を対象に、システムを扱う研究・開発手法を理解し、学ぶ。。「環境生産システム工学」教育プログラムの学習・教育目標であるJB3の「持続可能な社会の構築を意識したものづくりのプロセスに対応できる」に相当する内容である。
授業の進め方・方法:
教科書の2章「システムの最適化法」及び4章「システムの信頼性・保全性・安全性」を行う。適宜、プリントを配布して参考資料とする。
注意点:
中間・定期試験で評価する。ただし、各定期試験100点満点で60点未満の者に対しては、20点満点の再試験を課する。100点満点で60点以上を合格とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
シラバス説明、システム工学の定義と役割、システムの計画と評価 |
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2週 |
信頼性への要求、製造物責任と安全性 |
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3週 |
信頼性の特性値 |
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4週 |
バスタブ曲線と故障分布 |
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5週 |
信頼性の基本式 |
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6週 |
冗長系と信頼性 |
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7週 |
アベイラビリティ、まとめ |
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
試験解答・解説、最適設計問題 |
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10週 |
線形計画問題、グラフによる解法 |
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11週 |
シンプレックス法(1) |
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12週 |
シンプレックス法(2) |
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13週 |
双対シンプレックス法 |
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14週 |
感度解析 |
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15週 |
まとめ |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 0 | 0 | 0 | 30 |
専門的能力 | 30 | 0 | 0 | 0 | 30 |
分野横断的能力 | 40 | 0 | 0 | 0 | 40 |