計算機アーキテクチャ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 計算機アーキテクチャ
科目番号 0150 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 必要な資料は毎回コピーを配布する
担当教員 青山 義弘

到達目標

(1)コンピュータが計算する仕組みをゲートのレベルから構成法であるアーキテクチャまで理解すること 

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
システムの設計の定量化の理解し、よりよい機能、性能、コストに関し提案できる定量化に関する手法を説明できるシステムの、機能、性能、コストの関係を説明できない
システムの高速化を定量的に示し、提案できるメモリシステム、I/O、CPUにおける高速化を説明できる高性能化の手法を説明でき無い
HDLによる複雑な論理回路設計ができるHDLによる簡単な論理回路設計ができるHDLによるハードウェア記述ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RA2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
計算機、特にディジタル電子計算機について、その構成法と動作をアーキテクチャの観点から理解するとともに、計算機を構成する要素を回路のレベルから動作を理解し、目的に適した構成方法を自ら選択し設計する方法を修得する。
注意点:
本科目は学修単位科目である。従って、授業においては、座学を中心とし、計算機アーキテクチャに関する講義とHDL演習を行ない、さらに、授業外学修のための課題を課す。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明。計算機の構成に関する基礎知識
2週 プロセッサの基本動作復習
3週 計算性能
4週 パイプライン処理方式の特徴と設計方法
5週 パイプライン処理方式
並列処理
6週 VLIW
スーパスカラ処理
7週 スーパスカラ処理
8週 学力確認
2ndQ
9週 解答とまとめ HDLの必要性を理解する.
VerirogHDLによる開発環境を構築できる
10週 VerilogHDL入門
組み合わせ論理回路
組み合わせ論理回路の設計方法を理解する
11週 VerilogHDL演習 組み合わせ論理回路の設計ができる
12週 VerilogHDL入門
順序論理回路
順序論理回路の設計方法を理解する
13週 VerilogHDL演習 順序論理回路の設計できる
14週 VerilogHDL入門
システム設計
システムの設計方法を理解する
15週 VerilogHDL演習 システム設計ができる
16週 内容の復習

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野計算機工学ハードウェア記述言語など標準的な手法を用いてハードウェアの設計、検証を行うことができる。4
コンピュータシステム処理形態の面でのコンピュータシステムの分類である集中処理システムと分散処理システムについて、それぞれの特徴と代表的な例を説明できる。4
ネットワークコンピューティングや組込みシステムなど、実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できる。4
デュアルシステムやマルチプロセッサシステムなど、コンピュータシステムの信頼性や機能を向上させるための代表的なシステム構成について説明できる。4
システム設計には、要求される機能をハードウェアとソフトウェアでどのように実現するかなどの要求の振り分けやシステム構成の決定が含まれることを説明できる。4
ユーザの要求に従ってシステム設計を行うプロセスを説明することができる。4
プロジェクト管理の必要性について説明できる。4

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合5050100
基礎的能力102030
専門的能力302050
分野横断的能力101020