電子機器設計

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 電子機器設計
科目番号 0094 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 プリントを配布する。
担当教員 小幡 賢三

到達目標

電子機器を設計するにあたり必要となる以下の基礎技術を習得する。
(1) プリント配線板の種類、製造法
(2) 主要電子受動部品の種類と選定法
(3) 主要電子能動部品の種類と使用方法
(4) 信頼性設計の基礎
(5) 耐ノイズ設計に関する基礎知識
(6) 熱設計に関する基礎知識

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1プリント配線板の種類、製造法を正確(8割以上)に説明できる。プリント配線板の種類、製造法をほぼ正確(6割以上)に説明できる。プリント配線板の種類、製造法について説明できない。
評価項目2主要電子受動部品の種類と選定法を正確(8割以上)に説明できる。主要電子受動部品の種類と選定法をほぼ正確(6割以上)に説明できる。主要電子受動部品の種類と選定法について説明できない。
評価項目3主要電子受動部品の種類と選定法を正確(8割以上)に説明できる。主要電子受動部品の種類と選定法をほぼ正確(6割以上)に説明できる。主要電子受動部品の種類と選定法について説明できない。
評価項目4信頼性設計の基礎を正確(8割以上)に説明できる。信頼性設計をほぼ正確(6割以上)に説明できる。信頼性設計について説明できない。
評価項目5耐ノイズ設計を正確(8割以上)に説明できる。耐ノイズ設計をほぼ正確(6割以上)に説明できる。耐ノイズ設計について説明できない。
評価項目6熱設計を正確(8割以上)に説明できる。熱設計をほぼ正確(6割以上)に説明できる。熱設計について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
配布プリントに従い、電子回路設計に必要な規格、製造方法、部品の知識などを講義する。実務的内容を
中心にして、設計に必要な基礎技術や基本概念を講義していく。実社会において、電子回路設計や電子機器設計
に携わる場合に必要な内容の講義である。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 プリント配線板の規格、製造方法、今後の動向
2週 プリント配線板の材料、実装部品
3週 電子部品の特性と選定方法(集積回路:TTL、CMOS)
4週 電子部品の特性と選定方法(トランジスタ:バイポーラ、ユニポーラ)
5週 電子部品の特性と選定方法(抵抗、コンデンサ)
6週 信頼性設計概論(故障率、MTBF、MTTF、MTTR)
7週 信頼性技法の7つ道具(FTA、FMEA、ワイブル解析等)
8週 信頼性設計のまとめ
4thQ
9週 前半のまとめ
10週 耐ノイズ設計(ノイズの種類、規格、発生メカニズム)
11週 耐ノイズ設計(ノイズ設計の具体例)
12週 耐ノイズ設計のまとめ
13週 熱設計(熱設計の基礎)
14週 熱設計(熱設計の具体例)
15週 授業のまとめ(期末試験の解答の解説など)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験欠席点課題・小テスト合計
総合評価割合1200100220
得点120-60(最大)100220