拡散現象論

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 拡散現象論
科目番号 0021 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 先端融合開発専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 Excelで気軽に移動現象論(丸善出版)を参考書として勧める。
担当教員 石丸 和博

到達目標

本講義ではExcelを利用した計算法を基礎として、以下の各項目を到達目標とする。
① 運動量移動(拡散)の基礎式を理解し、実際の現象に当てはめて計算できる。
② 熱移動(拡散)の基礎式を理解し、実際の現象に当てはめて計算できる。
③ 物質移動(拡散)の基礎式を理解し、実際の現象に当てはめて計算できる。
岐阜高専ディプロマポリシー:(D)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1運動量移動(拡散)の基礎式を理解し、実際の複雑現象に当てはめて正確に計算できる。運動量移動(拡散)の基礎式を理解し、実際の現象に当てはめて計算できる。運動量移動(拡散)の基礎式を理解できず、実際の現象に当てはめて計算できない。
評価項目2熱移動(拡散)の基礎式を理解し、実際の複雑現象に当てはめて正確に計算できる。熱移動(拡散)の基礎式を理解し、実際の現象に当てはめて計算できる。熱移動(拡散)の基礎式を理解できず、実際の現象に当てはめて計算できない。
評価項目3物質移動(拡散)の基礎式を理解し、実際の複雑現象に当てはめて正確に計算できる。物質移動(拡散)の基礎式を理解し、実際の現象に当てはめて計算できる。物質移動(拡散)の基礎式を理解できず、実際の現象に当てはめて計算できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
流体力学I、II、IIIならびに伝熱工学で習得した知識に基づいて,非定常熱伝導、対流現象の解析方法習得し、熱・物質移動現象の解析能力を高める。
授業の進め方・方法:
本授業は教科書,配布プリントをおよび板書を中心に行う。
英語導入計画:Technical terms
注意点:
必ずノートをとるように。また,理解を促進するために演習等を行うので必ず自分の力で解くこと。本授業で取り扱う内容は機械工学科本科科目である流体力学I、II、III、伝熱工学と深く関連しているので事前に復習しておくこと。
学習・教育目標:(D-3環境系)100%

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 運動量移動1ー流れの基礎式(運動量方程式)とモデル式 流れの基礎式とモデル式をたてることができる。
(授業外学習・事前)Navier-Stokesの式を復習しておく。(約1時間)
(授業外学習・事後)流れの基礎式(運動量方程式)とモデル式がたてられるよう復習する。(約2時間)
2週 運動量移動2ー粘性流れ 境界速度、圧力勾配および外力に起因する粘性流れを理解できる。
(授業外学習・事前)配布資料について調査しておく。(約1時間)
(授業外学習・事後)授業内容の要約を作成するとともに、問題をExcelで解く方法を考える。(約2時間)
3週 運動量移動3ー対流を伴う流れと非定常流れ 対流を伴う流れと非定常流れを理解できる
(授業外学習・事前)配布資料について調査しておく。(約1時間)
(授業外学習・事後)授業内容の要約を作成するとともに、問題をExcelで解く方法を考える。(約2時間)
4週 数値計算演習1 運動量移動に関する問題をExcelをつかって解くことができる。
(授業外学習・事前)配布資料について調査しておく。(約1時間)
(授業外学習・事後)演習課題のレポートを作成する。(約2時間)
5週 熱移動1ー伝熱の基礎式(エネルギー方程式) 伝熱の基礎式(エネルギー方程式)を理解できる。
(授業外学習・事前)配布資料について調査しておく(約1時間)
(授業外学習・事後)授業内容の要約を作成するとともに、問題をExcelで解く方法を考える。(約2時間)
6週 熱移動2ー伝導伝熱と非定常熱伝導 伝導伝熱と非定常熱伝導についてりかいできる。
(授業外学習・事前)配布資料について調査しておく(約1時間)
(授業外学習・事後)授業内容の要約を作成するとともに、問題をExcelで解く方法を考える。(約2時間)
7週 熱移動3ー対流伝熱 対流伝熱を理解できる。
(授業外学習・事前)配布資料について調査しておく(約1時間)
(授業外学習・事後)授業内容の要約を作成するとともに、問題をExcelで解く方法を考える。(約2時間)
8週 熱移動4ー複合伝熱 複合伝熱について理解できる。
(授業外学習・事前)配布資料について調査しておく(約1時間)
(授業外学習・事後)授業内容の要約を作成するとともに、問題をExcelで解く方法を考える。(約2時間)
4thQ
9週 数値計算演習2 熱移動に関する問題をExcelをつかって解くことができる。
(授業外学習・事前)配布資料について調査しておく。(約1時間)
(授業外学習・事後)演習課題のレポートを作成する。(約2時間)
10週 物質移動1-Fickの拡散法則と拡散方程式 Fickの拡散法則と拡散方程式を理解できる。
(授業外学習・事前)配布資料について調査しておく(約1時間)
(授業外学習・事後)授業内容の要約を作成するとともに、問題をExcelで解く方法を考える。(約2時間)
11週 物質移動2-定常拡散 定常拡散について理解できる。
(授業外学習・事前)配布資料について調査しておく(約1時間)
(授業外学習・事後)授業内容の要約を作成するとともに、問題をExcelで解く方法を考える。(約2時間)
12週 物質移動3ー非定常拡散 非定常拡散について理解できる。
(授業外学習・事前)配布資料について調査しておく(約1時間)
(授業外学習・事後)授業内容の要約を作成するとともに、問題をExcelで解く方法を考える。(約2時間)
13週 物質移動4-対流を伴う拡散 対流を伴う拡散について理解できる。
(授業外学習・事前)配布資料について調査しておく(約1時間)
(授業外学習・事後)授業内容の要約を作成するとともに、問題をExcelで解く方法を考える。(約2時間)
14週 数値計算演習3 物質移動に関する問題をExcelをつかって解くことができる。
(授業外学習・事前)配布資料について調査しておく。(約1時間)
(授業外学習・事後)演習課題のレポートを作成する。(約2時間)
15週 期末試験
16週 授業のまとめ 理解が不十分な点を復習し、理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題試験合計
総合評価割合3070100
得点3070100