情報工学

科目基礎情報

学校	岐阜工業高等専門学校	開講年度	令和05年度 (2023年度)
授業科目	情報工学
科目番号	0046	科目区分	専門 / 選択
授業形態	講義	単位の種別と単位数	学修単位: 2
開設学科	先端融合開発専攻	対象学年	専2
開設期	後期	週時間数	2
教科書/教材	教科書：情報工学概論（第２版）（三井田惇郎ほか，森北出版，ISBN: 978-4627801127） 参考書：アルゴリズムとデータ構造（石畑清，岩波書店），わかりやすいパターン認識（石井健一郎ほか，オーム社） 必要に応じて資料を配布する。
担当教員	出口 利憲

到達目標

以下の項目を目標とする。
① 論理回路とブール代数について理解する。
② 基本的アルゴリズムとデータ構造について理解する。
③ 数値計算法について理解する。
④ 情報理論について理解する。
⑤ ディジタル信号処理について理解する。
⑥ クラス分類について理解する。
岐阜高専ディプロマポリシー:(E)

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	論理回路から真理値表を作成でき，ブール演算が正確に（8割以上）できる。	論理回路から真理値表を作成でき，ブール演算がほぼ正確に（6割以上）できる。	論理回路から真理値表を作成できず，ブール演算ができない。
評価項目2	授業で取り扱ったアルゴリズムとデータ構造について正確に（8割以上）説明できる。	授業で取り扱ったアルゴリズムとデータ構造についてほぼ正確に（6割以上）説明できる。	授業で取り扱ったアルゴリズムとデータ構造について説明できない。
評価項目3	数値計算による方程式の解法や，微積分の近似解の求め方について正確に（8割以上）説明できる。	数値計算による方程式の解法や，微積分の近似解の求め方についてほぼ正確に（6割以上）説明できる。	数値計算による方程式の解法や，微積分の近似解の求め方について説明できない。

教育方法等

概要:

情報化社会を支える基盤技術としての情報工学について，基礎理論について学ぶ。

授業の進め方・方法:

授業は板書を中心に行なうので，各自学習ノートを充実させること。
英語導入計画：Technical terms

注意点:

授業の内容を確実に身につけるために、予習・復習が必須である

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
後期
	3rdQ
		1週	2進数による表現（ＡＬのレベルＣ）	２進数を理解する (授業外学習・事後)２進数についてまとめ，復習する。(約 2 時間) (授業外学習・事後)２進数による表現に関する演習問題を解く。(約 2 時間)
		2週	論理回路とブール代数1	論理関数を理解する (授業外学習・事後)論理関数についてまとめ，復習する。(約 2 時間) (授業外学習・事後)真理値表と論理回路に関する演習問題を解く。(約 2 時間)
		3週	論理回路とブール代数2（ＡＬのレベルＣ）	論理関数の計算を理解する (授業外学習・事後)論理関数の計算についてまとめ，復習する。(約 2 時間) (授業外学習・事後)ブール代数の演算に関する演習問題を解く。(約 2 時間)
		4週	探索アルゴリズム	探索アルゴリズムを理解する (授業外学習・事後)探索アルゴリズムについてまとめ，復習する。(約 2 時間) (授業外学習・事後)探索アルゴリズムに関する演習問題を解く。(約 2 時間)
		5週	整列アルゴリズム（ＡＬのレベルＣ）	整列アルゴリズムを理解する (授業外学習・事後)整列アルゴリズムについてまとめ，復習する。(約 2 時間) (授業外学習・事後)整列アルゴリズムに関する演習問題を解く。(約 2 時間)
		6週	基本的データ構造(スタック,キュー)	スタック，キューを理解する (授業外学習・事後)スタック，キューについてまとめ，復習する。(約 2 時間) (授業外学習・事後)スタック,キューに関する演習問題を解く。(約 2 時間)
		7週	基本的データ構造(連結リスト)（ＡＬのレベルＣ）	連結リストを理解する (授業外学習・事後)連結リストについてまとめ，復習する。(約 2 時間) (授業外学習・事後)連結リストに関する演習問題を解く。(約 2 時間)
		8週	数値計算(方程式の解法)	数値計算による方程式の解法を理解する (授業外学習・事後)数値計算(方程式の解法)についてまとめ，復習する。(約 2 時間) (授業外学習・事後)数値計算(方程式の解法)に関する演習問題を解く。(約 2 時間)
	4thQ
		9週	数値計算(微積分)（ＡＬのレベルＣ）	数値計算による微積分を理解する (授業外学習・事後)数値計算(微積分)についてまとめ，復習する。(約 2 時間) (授業外学習・事後)数値計算(微積分)に関する演習問題を解く。(約 2 時間)
		10週	情報理論(情報量とエントロピー)	情報量とエントロピーを理解する (授業外学習・事後)情報量とエントロピーについてまとめ，復習する。(約 2 時間) (授業外学習・事後)情報量とエントロピーに関する演習問題を解く。(約 2 時間)
		11週	情報理論(通信路容量と符号化)（ＡＬのレベルＣ）	通信路容量と符号化を理解する (授業外学習・事後)通信路容量についてまとめ，復習する。(約 2 時間) (授業外学習・事後)通信路容量に関する演習問題を解く。(約 2 時間)
		12週	信号処理(連続信号の処理)	複素正弦波を理解する (授業外学習・事後)複素正弦波についてまとめ，復習する。(約 2 時間) (授業外学習・事後)複素正弦波に関する演習問題を解く。(約 2 時間)
		13週	信号処理(ディジタル信号への変換)（ＡＬのレベルＣ）	離散フーリエ変換を理解する (授業外学習・事後)離散フーリエ変換についてまとめ，復習する。(約 2 時間) (授業外学習・事後)離散フーリエ変換に関する演習問題を解く。(約 2 時間)
		14週	クラス分類(最近傍決定則と線形識別関数)	最近傍決定則と線形識別関数を理解する (授業外学習・事後)最近傍決定則と線形識別関数についてまとめ，復習する。(約 2 時間) (授業外学習・事後)最近傍決定則と線形識別関数に関する演習問題を解く。(約 2 時間)
		15週	期末試験の解答の解説と総まとめ	理解が不十分な点を復習し理解する。 (授業外学習・事後)期末試験結果等を利用し，理解が不十分な点を確認し，復習する。(約 4 時間)
		16週

評価割合

	期末試験	課題	合計
総合評価割合	100	25	125
得点	100	25	125