応用情報処理演習Ⅰ

科目基礎情報

学校	和歌山工業高等専門学校	開講年度	令和02年度 (2020年度)
授業科目	応用情報処理演習Ⅰ
科目番号	0067	科目区分	専門 / 選択
授業形態	演習	単位の種別と単位数	履修単位: 1
開設学科	環境都市工学科	対象学年	4
開設期	後期	週時間数	2
教科書/教材	河村哲也：数値計算入門，サイエンス社
担当教員	鶴巻峰夫

到達目標

(1)入出力，条件判断，繰り返し等のVBAの基本的文法が具体的な数値解析のプログラムの中で使うことができる。(C-1)
(2)いくつかの数値解析の方法を理解し，基本プログラムを作成して，他の類似問題への展開を行うことができる。(C-1)

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
Newton法	Newton法で関数の交点が求められる	Newton法で解が求められる	Newton法で解が求められない
二分法	1つの初期値で解が求められる	2つの初期値を使って二分法で解が求められる	二分法で解が求められない
行列	マトリクスの掛け算ができる	マトリクスの宣言ができる	Dim文が使えない

学科の到達目標項目との関係

C-1 説明

教育方法等

概要:

環境都市工学分野の技術計算の基本的手法について，MS-Excel及びMS-Excel上のVBA(Visual Basic for Application)を用いた計算演習を行う。授業では，既に他の科目で学習している計算方法を具体的な事例を用いて計算できるよう演習を行う。

授業の進め方・方法:

　環境都市工学分野の技術計算の基本的手法についてMS-Excel上のVBA(Visual Basic for Application)を用いた計算演習を行う。授業では，既に他の科目で学習している計算方法を具体的な事例を用いて計算できるよう演習を行う。

注意点:

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
後期
	3rdQ
		1週	オリエンテーション：シラバスの説明，Excel関数の紹介，解説，利用	Excelの関数をセルに挿入できる
		2週	Excelの表計算機能を用いた数値計算１：モンテカルロ・シミュレーション	ランダム関数を利用できる
		3週	Excelの表計算機能を用いた数値計算２：非線形方程式の解法（Newton法）	Newton法で解を求められる
		4週	Excelの表計算機能を用いた数値計算３：非線形方程式の解法（二分法）	二分法で解を求められる
		5週	Excelの表計算機能を用いた数値計算４：連立一次方程式の解法（反復計算法）	反復計算で連立方程式を解くことができることを理解する
		6週	Excelの表計算機能を用いた数値計算５：関数の数値積分（Euler法）	Euler法で関数の数値積分ができる
		7週	Excelの表計算機能を用いた数値計算６：関数の数値積分（台形公式）	台形公式で関数の数値積分ができる
		8週	中間試験
	4thQ
		9週	Excel VBAを用いた数値計算１：Excel VBAプログラミングの復習	IF文，For　Next文を使って累積計算ができる
		10週	Excel VBAを用いた数値計算２：非線形方程式の解法（Newton法，二分法）	VBAを使ってNewton法，二分法のプログラムが組める
		11週	Excel VBAを用いた数値計算３：関数の数値積分（Euler法，台形公式）	VBAを使ってEuler法，台形公式のプログラムが組める
		12週	数値計算Excel VBAを用いた数値計算４：行列計算（宣言文）	行列の宣言の意味が理解できる
		13週	Excel VBAを用いた数値計算５：行列計算（加減算）	マトリクスの加減算がプログラムできる
		14週	Excel VBAを用いた数値計算６：行列計算（乗算1）	マトリクスの乗算がプログラムできる
		15週	期末試験
		16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類		分野	学習内容	学習内容の到達目標	到達レベル
基礎的能力	工学基礎	情報リテラシー	情報リテラシー	同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。	3
				与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。	3
				任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。	3

評価割合

	試験	課題	相互評価	態度	ポートフォリオ	その他	合計
総合評価割合	60	30	0	10	0	0	100
基礎的能力	60	30	0	10	0	0	100
専門的能力	0	0	0	0	0	0	0
分野横断的能力	0	0	0	0	0	0	0