到達目標
(1)エントロピー(情報量)の基礎を理解している
(2)情報伝達に必要となる符号の基礎を理解している
(3)通信路の基本モデルについて理解している
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | エントロピー(情報量)の基礎をよく理解している | エントロピー(情報量)の基礎を理解している | エントロピー(情報量)の基礎を理解していない |
評価項目2 | 情報伝達に必要となる符号の基礎をよく理解している | 情報伝達に必要となる符号の基礎を理解している | 情報伝達に必要となる符号の基礎を理解していない |
評価項目3 | 通信路の基本モデルについてよく理解している | 通信路の基本モデルについて理解している | 通信路の基本モデルについて理解していない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 2
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学習・教育到達度目標 4
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教育方法等
概要:
情報の伝達,蓄積,処理の技術は情報化社会を支える基盤技術である.本科目では,その情報の伝達,蓄積,処理に重要となる基礎理論を取り扱う.具体的には,シャノンが定義するエントロピー(情報量),ダイバージェンス,符号化,通信路のモデルについて解説を行う.
なお,本科目は,情報処理学会が策定したIPSJ-SE推奨カリキュラムの「情報理論及び符号理論」中の主要な内容に対応する.
授業の進め方・方法:
到達目標(1)~(3)の到達度を小テストおよび期末試験80%,課題レポート・自学ノート20%の割合で評価し,60点以上を合格とする.
なお,本科目では総合評価の他に,課題レポート・自学ノートの評価が20点満点中12点以上であることを合格の条件とする.また,講義ノートとは別に所定の自学ノートを提出しないと期末試験の受験を認めない.さらに,卒業追認試験については,課題レポート・自学ノートの評価が100点中60点以上かつ総合評価が36点以上の者について申請があった場合にのみ受験を認める.
注意点:
学修単位科目であり,1回の講義(90分)あたり180分以上の予習・復習をしているものとして講義・演習を進める.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
科目ガイダンス,確率論の復習 科目の概要と確率論の復習を行う |
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2週 |
エントロピー エントロピー(情報量)の基礎と計算方法について解説を行う |
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3週 |
エントロピーのチェイン則 同時エントロピー,条件付きエントロピー等について解説を行う |
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4週 |
ダイバージェンス ダイバージェンスについてその基礎を解説する |
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5週 |
ダイバージェンスの応用 エントロピーとダイバージェンスの性質について解説する |
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6週 |
課題演習 1~6週目までの内容の補足と課題演習を実施する |
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7週 |
符号の定義と正則性 固定長符号と可変長符号の基礎等について解説する |
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8週 |
文節可能符号と語頭符号 文節可能符号と語頭符号について解説する |
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4thQ |
9週 |
中間試験 1~8週目の内容について試験を行う |
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10週 |
試験の解説と最適符号 最適符号の解説を行う |
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11週 |
符号化アルゴリズム 最適符号と各種の符号について解説を行う |
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12週 |
相互情報量 相互情報量等について解説を行う |
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13週 |
情報処理不等式 マルコフ連鎖,情報処理不等式について解説を行う |
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14週 |
通信路符号化 通信路のモデル,誤り訂正符号等について解説を行う
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15週 |
期末試験 8~14週目までの内容について試験を行う |
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16週 |
試験の解説と補足 試験の解説と補足事項を説明する |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 情報数学・情報理論 | 情報量の概念・定義を理解し、実際に計算することができる。 | 3 | |
情報源のモデルと情報源符号化について説明できる。 | 3 | |
通信路のモデルと通信路符号化について説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 小テスト,レポート,自学ノート等 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 20 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 20 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |