到達目標
学習目的:実験課題を通して基礎知識・技術の理解を深化させると共に,実験の遂行能力,結果に対する考察能力,論理的思考能力,説明能力を養う。
到達目標:
◎ 実験結果を理解し,論理的に説明できる。
◎ 報告書の様式を理解し,簡潔な報告書を作成できる。
◎ 結論を導き出す過程におけるディスカッションにより,共同実験者とコミュニケーションをとり,チームワークを図ることができる。
ルーブリック
| 優 | 良 | 可 | 不可 |
評価項目1 | 実験結果を考察し,実験の目的・内容と関係付けて,論理的かつ的確に説明できる。 | 実験の目的と内容を理解し,実験結果を論理的に説明できる。 | 実験の目的と内容を概ね理解し,実験結果を説明できる。 | 左記に達していない. |
評価項目2 | 報告書の様式を十分に理解して,必要な情報を不足なく盛り込んだ報告書を作成し,定められた期限内に提出できる。 | 報告書の様式を理解して,最低限の情報を盛り込んだ報告書を作成し,定められた期限内に提出できる。 | 報告書の様式を概ね理解して,最低限の情報を盛り込んだ報告書を作成し,定められた期限内に提出できる。 | 左記に達していない. |
評価項目3 | 指導書と自らの知識に基づき,共同実験者との協働の下,実験機器を適切に利用して実験を行うことができる。 | 指導教員に質問しながら,共同実験者との協働の下,実験機器を適切に利用して実験を行うことができる。 | 指導教員に質問しながら,共同実験者との協働の下,実験機器を利用して実験を概ね行うことができる。 | 左記に達していない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
一般・専門の別:専門・実験・実習
必修・履修・履修選択・選択の別:必修
基礎となる学問分野:工学/機械工学
学科学習目標との関連:本科目は機械工学科学習目標「(3)設計製図,実験・実習等の体験的学習を通じて,知識理解を深化させると同時に,実験の遂行能力,データの解析能力および考察能力を身につける。」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(A)技術に関する基礎知識の深化,A-3:実験・実習をとおして,技術に関する基礎知識の理解を深めるとともに,関連した技能や手法を修得し,説明できること」であるが,付随的には「D-1」,「D-3」,「F-1」にも関与する。
授業の概要:今まで学習した専門科目の知識を実験実習により確認し,理解を深めるために実施する。また,実験計画,実験装置の準備・操作,データ収集・解析,ディスカッション,報告書の作成,質疑応答といった一連の作業を通して,目的達成能力や他者と協働して組織的に研究・実務を遂行する能力を身に付ける。
授業の進め方・方法:
授業の方法:本科目は前期に集中して開講する。クラスを4グループに分けて4テーマの実験(熱工学,精密測定,流体力学,機械学)を巡回して実施する。各担当教員の指導の下,グループで組織的に実験に取り組み,議論を行う。実験後は,データ整理,文献調査,考察を行い,報告書を作成して提出する。提出後,担当教員から適宜口頭試問が行われる。
成績評価方法:各テーマにおいて報告書の評価(70%),口頭試問の結果(30%)とし,4テーマの平均により成績評価を行う。ただし,全報告書の提出を必須とする。報告書の提出期限は特別の指示がない限り,各テーマが終了した2週間後とする。遅刻の成績への反映は,各テーマのガイダンスで説明する。
注意点:
履修上の注意:本科目は実技を主とする科目であるので,学年の課程修了のためには履修(欠席時間数が所定授業時間数の5分の1以下)・修得が必須である。
履修のアドバイス:基礎科目で習った内容を充分に復習しておくと共に,関連科目と随時関連付けながら理解を深めることが望ましい。
基礎科目:数学・物理全般,機械工学実験実習I~IV(1~4年),熱力学I,II(4),流体工学I,II(4)など
関連科目:熱機関(5年),伝熱工学(5),流体機械(5),機械力学(5),卒業研究(5),特別実験(専1),特別研究I,II(専1,2)など
受講上のアドバイス:実技を伴う科目であるので遅刻や欠課をしないこと。実験にあたっては,現象を注意深く観察・探求する態度で臨むこと。なお,結果の記述のみで考察が不足する報告書は再提出となるので,必ず担当教員の中間確認を受けること。午前,午後共に10分を超えて遅刻した場合には欠課とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
以下に第1グループの授業計画を示す. ガイダンス(全グループ共通) 熱工学(ディーゼルエンジンの性能試験) |
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2週 |
熱工学(熱交換器の特性試験) |
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3週 |
熱工学(熱電素子の発電特性試験) |
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4週 |
精密測定(真円度の測定) |
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5週 |
精密測定(平面度の測定) |
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6週 |
精密測定(周波数特性の測定) |
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7週 |
報告書の整理(全グループ共通) |
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8週 |
流体工学(管路抵抗測定,流量測定,遠心ポンプの性能試験) |
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2ndQ |
9週 |
流体工学(円柱周りの圧力分布および抗力測定) |
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10週 |
流体工学(実験結果についてのプレゼンテーションおよび結果及び考察の検討) |
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11週 |
機械学(歯車の解析) |
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12週 |
機械学(ねじの測定と強度) |
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13週 |
機械学(トライボロジー実験:傾斜平面軸受の性能) |
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14週 |
報告書の整理(全グループ共通) |
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15週 |
報告書の整理(全グループ共通) |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 報告書 | 口頭試問 | 相互評価 | 課題 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |