到達目標
学習目的:ディジタル回路およびマイクロコンピュータの基礎事項が理解でき,アセンブラおよびC言語の基本的なプログラミング能力を身につける。
到達目標:
1. ブール代数の基本およびディジタル回路が理解できる。
2. マイクロコンピュータの構成,基本アーキテクチャーが理解できる。
3. アセンブリ言語とC言語の基本が理解できる。
ルーブリック
| 優 | 良 | 可 | 不可 |
評価項目1 | ブール代数およびディジタル回路について,よく理解している | ブール代数およびディジタル回路について,ある程度理解している | ブール代数およびディジタル回路について,少しは理解している | ブール代数およびディジタル回路について,よく理解していない |
評価項目2 | マイクロコンピュータの構成,基本アーキテクチャについて,よく理解している | マイクロコンピュータの構成,基本アーキテクチャについて,ある程度理解している | マイクロコンピュータの構成,基本アーキテクチャについて,少しは理解している | マイクロコンピュータの構成,基本アーキテクチャについて,よく理解していない |
評価項目3 | アセンブリ言語とC言語の基本について,よく理解している | アセンブリ言語とC言語の基本について,ある程度理解している | アセンブリ言語とC言語の基本について,少しは理解している | アセンブリ言語とC言語の基本について,よく理解していない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
一般・専門の別:専門,学習の分野:情報と計測・制御
必修・履修・履修選択・選択の別:必修
基礎となる学問分野:工学/電気電子工学/電子デバイス・電子機器
学科学習目標との関連:本科目は電子制御工学科学習目標「(2) 情報と計測・制御,設計と生産・管理,材料と構造,機械とシステム,運動と振動,エネルギーと流れに関する専門技術分野の知識を修得し,工学問題の解析やメカトロニクス関連機器の設計や製作ができる能力を身につける。」に相当する。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(A)技術に関する基礎知識の深化,A-2: 「材料と構造」,「運動と振動」,「エネルギーと流れ」,「情報と計測・制御」,「設計と生産」,「機械とシステム」に関する専門技術分野の知識を修得し,説明できること」である。本科目は大学相当の内容を含む科目で,技術者教育プログラムの履修認定に関係する。
授業の概要:マイクロコンピュータはあらゆる産業機器に組み込まれて利用されており,マイコン関連技術はエンジニアにとって必須である。ここでは,その技術について基礎から応用までの基礎的な事項を扱う。特に,マイコンを各種の制御に応用できるようハードウェアとソフトウェアを一体化して扱っている。なお,ハードウェアに関連して,ディジタル回路をも扱う。
授業の進め方・方法:
授業の方法:板書を中心に授業を進め,平易な説明を心がける。理解の手助けとして演習(コンピュータ演習含む)を実施する。
成績評価方法:
定期試験の平均70%
・必要に応じて再試験を実施する。ただし,授業態度により,再試験を認めない場合がある。
演習課題,レポート30%
注意点:
履修上の注意:学年の課程修了のため履修が必須である。
履修のアドバイス:内容が盛りだくさんであるため,予習・復習を怠らないこと。
基礎科目:電子制御工学Ⅰ(2年)
関連科目:制御工学I(4年),電子制御工学実験Ⅱ(4),電子制御工学実験Ⅲ(5),制御機器(5)
受講上のアドバイス:説明をよく聞き,質問をするなどして理解を確実なものにし,必ず復習をすること。遅刻については,90分授業のうち最初の20分以内の入室を遅刻,45分以内を1欠課,65分以内を1欠課1遅刻,それ以降を2欠課として扱う。本科目は,メカトロニクス人材育成関連科目である。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス,コンピュータの歴史 |
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2週 |
ディジタル回路と基礎知識の復習〔進数〕 |
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3週 |
ディジタル回路と基礎知識の復習〔論理演算1〕 |
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4週 |
ディジタル回路と基礎知識の復習〔論理演算2〕 |
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5週 |
マイクロコンピュータとH8マイコン〔マイクロコンピュータを知る〕 |
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6週 |
マイクロコンピュータとH8マイコン〔H8シリーズ〕 |
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7週 |
マイクロコンピュータとH8マイコン〔H8-MPU〕 |
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8週 |
(前期中間試験) |
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2ndQ |
9週 |
答案の返却と解説 |
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10週 |
コンピュータの基本構成〔構成,出力,入力〕 |
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11週 |
コンピュータの基本構成〔記憶装置,アドレスデコーダ〕 |
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12週 |
プログラミング〔アセンブラ1〕 |
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13週 |
プログラミング〔アセンブラ2〕 |
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14週 |
プログラミング〔アセンブラ3〕 |
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15週 |
(前期末試験) |
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16週 |
答案の返却と解説 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
プログラミング〔アセンブラ4〕 |
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2週 |
プログラミング〔アセンブラ5〕 |
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3週 |
プログラミング〔C言語1〕 |
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4週 |
プログラミング〔C言語2〕 |
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5週 |
プログラミング〔C言語3〕 |
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6週 |
プログラミング〔C言語4〕 |
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7週 |
プログラミング〔C言語5〕 |
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8週 |
(後期中間試験) |
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4thQ |
9週 |
答案の返却と解説 |
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10週 |
口頭試問によるC言語の内容理解度の確認1 |
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11週 |
口頭試問によるC言語の内容理解度の確認2 |
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12週 |
プログラミングの実際〔マイクロコンピュータとC言語〕 |
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13週 |
プログラミングの実際〔プログラムの実例1〕 |
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14週 |
プログラミングの実際〔プログラムの実例2〕 |
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15週 |
(後期末試験) |
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16週 |
答案の返却と解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 30 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |