実験実習

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 実験実習
科目番号 1943011 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 【平成28年度以降】電子制御工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 実習書を実習前または実習時に配布する。
担当教員 成清 勝博,梶原 和範,大和田 寛,酒池 耕平,浜崎 淳,綿崎 将大,石橋 和葵,峠 正範,大高 洸輝

到達目標

(1) ものづくりを計画実行し、製作結果の発表ができる。
(2) オン・オフ制御とPID制御を理解できる。
(3) 制御系の時間応答と周波数応答を理解できる。
(4) マイコンの入出力制御と分析ができる。
(5) 電動機を駆動する配線ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ものづくりを計画実行し、製作結果の発表が行われ、聞き手に技法または製作物への関心を喚起する結果が得られる。ものづくりを計画実行し、製作結果の発表が出来る。計画の立案が不十分で、かつ製作ができず発表ができない。
評価項目2PID制御をおこない、温度制御系を理解できる。オン・オフ制御とPI制御を理解することができる。オン・オフ制御とPI制御を理解することができない。
評価項目3制御系の時間応答と周波数応答を理解できる。制御系の時間応答を理解できる。制御系の時間応答を理解できない。
評価項目4マイコンを用いたセンタの入出力の制御をすることができ、得られたデータの特性を回帰分析できる。マイコンを用いたセンタの入出力の制御をすることができる。マイコンを用いたセンタの入出力の制御をすることができない。
評価項目5フィルタ回路および4端子回路の入出力特性を理解できる。単相誘導発動機を制御でき、電流電圧特性を分析できる。パルス回路における入出力波形の観測と動作原理を理解できる。パルス回路における入出力波形の観測と動作原理を理解できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
(1) 本科では専門的知識・技術とその活用力を身につける。社会に貢献できる想像力と実践力を身につける。
(2) 電子制御工学科の主要な教育目標である「ものづくり」のための基礎実習・演習をおこなう。
授業の進め方・方法:
(1) 実習形式で行う。
(2) 実習の順序や場所は班ごとで異なるため、事前に確認または指示に従うこと。
注意点:
(1) 理由もなく無断欠席した場合は未履修となる。病気などでやむを得ない事情により欠席した場合には、担任および実習担当教員に連絡し、診断書等を提出し、補習実習を受けること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.ガイダンス (1) 各教員が実施する内容の紹介を理解できる。
(2) ものづくり実習の目的や目標を理解できる。
2週 2.ものづくり実習 (1) 製作計画を立案し、必要なものを選定することができる。
3週 2.ものづくり実習 (1) 製作計画を立案し、必要なものを選定することができる。
4週 2.ものづくり実習 (1) 製作計画を立案し、必要なものを選定することができる。
5週 2.ものづくり実習 (2) 計画に沿ったものづくりおよび計画の修正ができる。
6週 2.ものづくり実習 (2) 計画に沿ったものづくりおよび計画の修正ができる。
7週 2.ものづくり実習 (2) 計画に沿ったものづくりおよび計画の修正ができる。
8週 2.ものづくり実習 (2) 計画に沿ったものづくりおよび計画の修正ができる。
2ndQ
9週 2.ものづくり実習 (2) 計画に沿ったものづくりおよび計画の修正ができる。
10週 2.ものづくり実習 (2) 計画に沿ったものづくりおよび計画の修正ができる。
11週 2.ものづくり実習 (2) 計画に沿ったものづくりおよび計画の修正ができる。
12週 2.ものづくり実習 (2) 計画に沿ったものづくりおよび計画の修正ができる。
13週 2.ものづくり実習 (2) 計画に沿ったものづくりおよび計画の修正ができる。
14週 2.ものづくり実習 (3) 製作物についてのプレゼンテーションができる。
15週 2.ものづくり実習 (3) 製作物についてのプレゼンテーションができる。
16週 2.ものづくり実習 (3) 製作物についてのプレゼンテーションができる。
後期
3rdQ
1週 3.ガイダンス (1) 本実験実習で取り組む内容を理解できる。
(2) 本実験実習に必要な服装や道具を理解できる。
(3) 本実験実習に必要な予習およびレポート提出を理解できる。
2週 4.制御工学実験Ⅱ (1) 手動制御とオンオフ制御実験をおこない、温度制御系を理解する。
3週 4.制御工学実験Ⅱ (2) P制御とPI制御実験をおこない、温度制御系を理解する。
4週 4.制御工学実験Ⅱ (3) PID制御実験をおこない、温度制御系を理解する。
5週 5.制御工学実験Ⅲ (1) Matlabの使用することができる。
6週 5.制御工学実験Ⅲ (2) Matlabにより基本的な制御系の時間応答の理解と説明することができる。
7週 5.制御工学実験Ⅲ (3) Matlabにより基本的な制御系の周波数応答の理解と説明することができる。
8週 6.コンピュータ制御実験 (1) マイコンを使い、LED及び温度センサを動作させるプログラムを書くことができる。
4thQ
9週 6.コンピュータ制御実験 (2) サーミスタを使用した温度測定のセンサ回路を構成し、その特性を回帰分析することができる。
10週 6.コンピュータ制御実験 (3) 距離センサモジュールを使用したセンサ回路を構成し、その特性を回帰分析することができる。
11週 7.電気電子実験 (1) パルス回路における種々の回路の入出力波形観測が行え、動作原理が理解できる。
12週 7.電気電子実験 (2) フィルタ回路および4端子回路の入出力特性の測定と分析が行え、特性を理解できる。
13週 7.電気電子実験 (3) 単相誘導電動機を速度制御するための結線が行え、電圧電流特性を測定し分析できる。
14週 8.レポート作成指導 (1) 提出レポートの体裁について理解できる。
(2) 正しい日本語によって実験実習の内容や実験方法等を書くことができる。
(3) 結果のグラフや表をきちんと書くことができる。
15週 8.レポート作成指導 (1) 提出レポートの体裁について理解できる。
(2) 正しい日本語によって実験実習の内容や実験方法等を書くことができる。
(3) 結果のグラフや表をきちんと書くことができる。
16週 8.レポート作成指導 (1) 提出レポートの体裁について理解できる。
(2) 正しい日本語によって実験実習の内容や実験方法等を書くことができる。
(3) 結果のグラフや表をきちんと書くことができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3前14,前15
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3前16
他者の意見を聞き合意形成することができる。3前2,前6
合意形成のために会話を成立させることができる。3前3,前8
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3前4,前10
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3前2
複数の情報を整理・構造化できる。3前3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3前4
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3前10
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3前11
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3前12
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3前13
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3前2,前5
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3前3,前6
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3前4,前7
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3前8
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3前2,前5,前14
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3前3,前6,前15
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3前2,前5,前14
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3前2
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3前3
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3前4
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。3前2
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。3前3
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。3前4

評価割合

定期試験小テストレポート発表成果品・実技その他合計
総合評価割合00400600100
基礎的能力0000000
専門的能力0030040070
分野横断的能力0010020030