到達目標
地震災害、火山災害などのメカニズムと対策について説明できる
豪雨災害や台風災害のメカニズムと対策について説明できる
防災図上訓練(DIG)を通じて地域の危険性を説明できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
地震災害、火山災害などのメカニズムと対策について説明できる。 | 過去の事例などを用いて地震災害や火山災害のメカニズムについて説明でき、様々な対策技術について比較して説明できる。 | 地震災害、火山災害などのメカニズムと対策について説明できる。 | 地震災害、火山災害などのメカニズムと対策について説明できない。 |
豪雨災害や台風災害のメカニズムと対策について説明できる。 | 過去の事例などを用いて豪雨災害や台風災害のメカニズムについて説明でき、様々な対策技術について比較して説明できる。 | 豪雨災害や台風災害のメカニズムと対策について説明できる。 | 豪雨災害や台風災害のメカニズムと対策について説明できる。 |
防災図上訓練(DIG)を通じて地域の危険性を説明できる | DIGを通して地域の危険性を指摘でき、様々な視点から対策を提案できる。 | 防災図上訓練(DIG)を通じて地域の危険性を説明できる | 地域の危険性などを理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC)
説明
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JABEE 環境都市(F)
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教育方法等
概要:
安全で安心できる社会の構築のため、我々建設技術者は地震、台風、豪雨など自然災害の実態と対策について学び、被害を最小限に食い止めるための対策について考える力を身に着ける必要がある。ここでは防災・減災の基本として、地震、台風、土砂災害などの様々な自然災害の発生メカニズムと対策ついて学び、地域の危険性を理解するための図上訓練等についても学ぶ。
授業の進め方・方法:
アクティブラーニングを基本として、自ら学習し、授業時間では他の学生とのディスカッションを通じて理解を深めていく。防災に関する専門知識と考察力を身につけ、持続可能社会の実現のための問題解決力を生かすことができる。毎回予習を基本として、授業においては協働学習をしながら、理解を深めていく。ただし、学修単位の場合は、1単位当たり15時間の授業と30時間の自学自習が必要である。
この科目は,建設コンサルタントとして防災に関する実務を担当していた非常勤講師が,その経験を活かし,各種災害の特徴と対策について講義形式で授業を行うものである。
注意点:
本科科目はこれまでに学んだ専門科目と災害現象をむずびつけ、対策について学んでいく。
【先行して理解する必要がある科目】土質力学、水理学、河川工学、構造力学、建設施工
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
防災工学の概要説明と我が国の災害の現状について理解する
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2週 |
地球の内部構造と火山 |
地球の内部構造とマントルの動きと地震・火山との関係について説明できる
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3週 |
地震動 |
地震動と被害の関係について説明できる
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4週 |
地震防災 |
地震災害の対策技術について説明できる
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5週 |
火山災害発生メカニズム |
火山災害の発生メカニズムについて説明できる
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6週 |
火山災害を防ぐための技術 |
火山予知など火山災害軽減技術について説明できる
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7週 |
平成26年8月広島土砂災害 |
平成26年8月に発生した土砂災害について説明できる
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8週 |
中間試験 |
第6週までに学んだことについて確認する
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2ndQ |
9週 |
答案返却と降雨による斜面災害 |
答案返却と解答説明。また斜面災害発生i原因について説明できる
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10週 |
斜面災害対策 |
斜面災害対策を説明できる
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11週 |
台風災害 |
既往の台風災害や高潮など発生メカニズムを説明できる
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12週 |
台風災害対策 |
台風の予測と高潮対策などについて説明できる
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13週 |
地域の災害脆弱性の調査 |
地域の災害脆弱性について調査する
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14週 |
防災図上訓練 |
防災図上訓練を実施し、地域の危険性を指摘し、対策技術を提案できる
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15週 |
定期試験 |
第14週までに学んだ内容について確認する
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16週 |
答案返却とまとめ |
答案返却と解答説明。また本講義で学んだことの総まとめを行う。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 3 | |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 3 | |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 3 | |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 3 | |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 3 | |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |