到達目標
常に中立公正を堅持し、公益性を確保しながら業務を行う技術者の立場とるべき姿勢を理解できる。
1.基礎的倫理能力について学び、知識として理解できる。
2.問題発見や問題可決能力を身に着け、レポート課題の中で具体的に解答できる。
3.座長として,班のメンバーの意見を聞き、その中から班としての意見や理解をとりまとめ、座長レポートとして作成し、発表することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
基礎的倫理能力 | 技術者倫理の基礎知識、判断能力が高い | 技術者倫理の基礎知識、判断能力が通常レベルにある | 技術者倫理の基礎知識、判断能力が不足している |
評価項目2
問題発見・解決能力 | オムニバス課題で問題発見・解決に高い能力を持つ | オムニバス課題で問題発見・解決に通常の能力を持つ | 問題発見・解決の能力がやや不足している |
評価項目3
取りまとめ・プレゼン能力 | 座長として意見をまとめ、プレゼンする高い能力を発揮している | 座長として意見をまとめ、プレゼンする能力を満たしている | 座長やプレゼンを担当する能力がする能力がやや不足している |
学科の到達目標項目との関係
到達目標 A 2
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JABEE b
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教育方法等
概要:
技術者は常に専門技術を磨き、資質を向上させ、責任を持って仕事を行わなければならない.また、仕事においては、良心に基づいて常に中立公正を堅持し,公益性の確保に努めなければならない。しかし、具体的にはどのようにすれば良いのかということは非常に分かりづらい。そこで、実務を遂行する際に現実に生じた事例をもとに、技術者の立場、とるべき姿勢を討議しながら理解を深めて行く。
この科目は、6つのオムニバス授業を、それぞれの担当分野の実務家が講師となり、自身の経験を踏まえた技術者倫理に関わる実例を講義形式で授業を行うものである。また、各オムニバス授業の講師ならびに本校担当教員は、すべて技術士として登録し、実務経験を有するものである。
授業の進め方・方法:
講義の第1回目に技術者倫理が必要とされる背景について考える。第2回目以降は事例研究として2回1テーマで6例のテーマを扱う。学生は各班6名程度のグループ(班)を構成する。オムニバス授業の1回目は各テーマごとに講師の説明の後に討議を行う。班員は交代で座長を努め討議を進める。班員は各自討議のまとめを行いレポートを作成する。座長は討議をとりまとめて座長レポート(報告書・スライド)を作成する。2回目は各班の座長レポートを座長が発表し、会場で質疑応答を行い,講師による解説を受け、理解を深めるものとする。第14回目に模擬試験(15問)を行い、第15回目に全体の講評とまとめを行う。学修内容を確実に身につけるために、予習復習が必須である。事前学習として、教科書を読んでおくこと。事後学習として、各オムニバスに対応した課題レポートを作成し、期限までにとりまとめ教員に提出する。
注意点:
全ての課題レポートを作成し、提出すること。未提出のレポートがある場合は、成績評価を行わない。そのため,公認欠席等で授業を休んだ場合にも、課題を自学自習し、レポートを作成し、提出し、評価を受ける必要がある。
成績評価 最初のレポート(10点)+オムニバスの個人レポート6回(10点×6回,60点)+座長レポートと発表(15点)+確認試験(15点)=100点
※公認欠席等、授業を欠席した際のレポートの提出期限を校内の担当教員に確認すること。オムニバス授業では、1回目の授業でレポートを課し、2回目の授業で課題の解説をするため、2回目の授業より後に提出した提出遅れのレポート(公認欠席などを除く)は、評価点を6割以下と場合があるので、注意すること。
外部から招へいする講師の専門性や都合により、シラバスに示す授業テーマの実施時期が前後する場合がある。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
オリエンテーション(全員) |
技術者の倫理とは なぜ技術者の倫理が問われているか(レポート)
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2週 |
建設分野の技術者倫理(1) |
建設と品質管理に関する事例(1)
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3週 |
建設分野の技術者倫理(2) |
建設と品質管理に関する事例(2)
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4週 |
河川・水路分野の技術者倫理(1) |
農業基盤建設に関する事例(1)
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5週 |
河川・水路分野の技術者倫理(2) |
農業基盤建設に関する事例(2)
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6週 |
土木設計分野の技術者倫理(1) |
設計と品質管理に関する事例その1(1)
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7週 |
土木設計分野の技術者倫理(2) |
設計と品質管理に関する事例その1(2)
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8週 |
応用地質分野の技術者倫理(1) |
地質災害・環境に関する事例 (1)
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4thQ |
9週 |
応用地質分野の技術者倫理(2) |
地質災害・環境に関する事例 (2)
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10週 |
橋梁設計分野の技術者倫理(1) |
設計と品質管理に関する事例その2(1)
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11週 |
橋梁設計分野の技術者倫理(2) |
設計と品質管理に関する事例その2(2)
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12週 |
上水道分野の技術者倫理(1) |
上水道事業と管理者の立場に関する事例(1)
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13週 |
上水道分野の技術者倫理(1) |
上水道事業と管理者の立場に関する事例(2)
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14週 |
技術士制度について |
技術士制度の紹介と受験準備について学ぶ。
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15週 |
確認試験(目山) |
技術士1次試験レベル(適性科目)の模擬試験と解答
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16週 |
まとめ(全員) |
成績・授業評価・まとめ
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 15 | 10 | 75 | 100 |
基礎的能力 | 15 | 0 | 0 | 15 |
専門的能力 | 0 | 0 | 70 | 70 |
分野横断的能力 | 0 | 10 | 5 | 15 |