経営情報工学特論Ⅰ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 経営情報工学特論Ⅰ
科目番号 83015 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 経営情報工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 なし
担当教員 松野 成悟

到達目標

(1)企業経営に関する事例の分析に必要な諸理論や方法論が説明できる。
(2)企業経営に関する事例を適切に分析考察し,その含意を議論できる。
(3)企業経営上の課題を抽出・理解し,解決策を提示することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1企業経営に関する事例の分析に必要な諸理論や方法論が説明できる。8割以上企業経営に関する事例の分析に必要な諸理論や方法論が説明できる。7割以上企業経営に関する事例の分析に必要な諸理論や方法論が説明できる。6割以上企業経営に関する事例の分析に必要な諸理論や方法論が説明できない。6割未満
評価項目2企業経営に関する事例を適切に分析考察し,その含意を議論できる。8割以上企業経営に関する事例を適切に分析考察し,その含意を議論できる。7割以上企業経営に関する事例を適切に分析考察し,その含意を議論できる。6割以上企業経営に関する事例を適切に分析考察し,その含意を議論できない。6割未満
評価項目3企業経営上の課題を抽出・理解し,解決策を提示することができる。8割以上企業経営上の課題を抽出・理解し,解決策を提示することができる。7割以上企業経営上の課題を抽出・理解し,解決策を提示することができる。6割以上企業経営上の課題を抽出・理解し,解決策を提示することができない。6割未満

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講義では、適切な分析にもとづいて事例の概要を理解し、議論を通じて、企業経営上の課題の解決策を提示することができることをめざす。そのため、これまでに習得した経営学や会計学等の基礎理論や方法論の確認も行う。
※実務との関係
この科目は企業で情報システムの管理や組織再編などに携わっていた教員が、その経験を生かし、企業組織や経営戦略などについて講義と演習形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
教科書は用いず、配付資料にもとづいて授業を進める。
用いる事例には、主に中小企業診断士試験で過去に出題されたものを適宜取り上げる予定である。
この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポート課題(オンラインによるものを含む)を課す。
注意点:
レポートの提出期限を守ること。
レポート剽窃行為(インターネットや友人などからの盗用やコピペなど)は、その当事者全員のレポート評価全体を0点とする。
学期内に成績を再評価する場合がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス シラバスを通じて、学習の意義や授業の進め方、評価方法などを理解できる。
2週 組織構造の規定要因に関する事例研究 適切な分析にもとづいて事例の概要を理解し、議論を通じて、企業経営上の課題の解決策を提示することができる。
3週 SWOT分析と戦略マネジメントに関する事例研究 適切な分析にもとづいて事例の概要を理解し、議論を通じて、企業経営上の課題の解決策を提示することができる。
4週 多角化戦略に関する事例研究 適切な分析にもとづいて事例の概要を理解し、議論を通じて、企業経営上の課題の解決策を提示することができる。
5週 差別化戦略に関する事例研究 適切な分析にもとづいて事例の概要を理解し、議論を通じて、企業経営上の課題の解決策を提示することができる。
6週 リテールマーケティングに関する事例研究 適切な分析にもとづいて事例の概要を理解し、議論を通じて、企業経営上の課題の解決策を提示することができる。
7週 損益分岐点分析の基礎(本科の復習)と応用 損益分岐点分析の概要が理解できる。
限界利益と貢献利益の異同が理解できる。
安全余裕率(経営安全率)が理解できる。
8週 財務分析の基礎(本科の復習)と応用 財務分析の概要が理解できる。
収益性、効率性、安全性の各指標が理解でき、計算することができる。
4thQ
9週 財務・会計分析に関する事例研究① 適切な分析にもとづいて事例の概要を理解し、議論を通じて、企業経営上の課題の解決策を提示することができる。
10週 財務・会計分析に関する事例研究② 適切な分析にもとづいて事例の概要を理解し、議論を通じて、企業経営上の課題の解決策を提示することができる。
11週 財務・会計分析に関する事例研究③ 適切な分析にもとづいて事例の概要を理解し、議論を通じて、企業経営上の課題の解決策を提示することができる。
12週 財務・会計分析に関する事例研究④ 適切な分析にもとづいて事例の概要を理解し、議論を通じて、企業経営上の課題の解決策を提示することができる。
13週 財務・会計分析に関する事例研究⑤ 適切な分析にもとづいて事例の概要を理解し,議論を通じて,企業経営上の課題の解決策を提示することができる。
14週 総合演習 総合演習の課題を理解し、適切な分析にもとづいて各設問に解答し、企業経営上の課題の解決策を提示することができる。
15週 定期試験は実施しない
16週 総合演習課題の解説
全体の学習事項のまとめ
授業改善アンケートの実施
総合演習課題の解説を通じて、間違った箇所を理解できる。
全体の学習事項のまとめが理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表・レポート相互評価態度ポートフォリオ合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力01000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000