到達目標
1)日本近代文学を扱うことにより、近代とは何かを理解できる
2)文学とは何かの概略を習得する
3)豊かな日本語の表現を感得し、教養としての日本語を熟慮する
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 日本近代文学を扱うことにより、近代とは何かを理解する。 | 日本近代文学を扱うことにより、近代の概略を理解する。 | 歴史的文脈を無視し自己の読みに固執する。 |
評価項目2 | 文学とは何かの概略を習得する。 | 文学を他の文化領域との違いに注意しながら把握できる。 | 文学の特殊性を理解できない。 |
評価項目3 | 豊かな日本語の表現を感得し、教養としての日本語を熟慮する。 | 日本語特有の表現に注目し、解釈ができる。 | 表現を軽視し、自己の思想性に固執する。 |
学科の到達目標項目との関係
本校 (1)-a
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本校 (1)-c
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教育方法等
概要:
日本近現代文学作品を通じ、豊かな感受性の構築を目標とする。
授業の進め方・方法:
講義形式。最終授業終了後、レポートの提出を求める。
注意点:
・国語の授業のように知識習得が中心とはならない、自らが考え考察できる姿勢を構築してほしい。
・自らの意見を的確な言葉で伝達できるようになることが望ましい。
・授業中に質疑応答があることに留意してほしい。
・授業時間割に組み込まれた自修時間と家庭学習(最低2時間)を使って、自修時間に渡す課題プリントを完成させ、随時提出すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
近代とは何か(導入) |
日本史上大きな転換期を向かえた近代を考察し、文化的影響力を理解できる。
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2週 |
夏目漱石『こころ』 |
近代を代表する文学者漱石の作品を扱うことで、近代及び文学とは何かを理解できる。
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3週 |
夏目漱石『こころ』 |
人間のコミュニケーションの問題を理解できる。
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4週 |
森鷗外『舞姫』
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国際色豊かな近代文学を考察し、その混淆性を感得できる。
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5週 |
太宰治『人間失格』 |
カリスマ作家の代表を扱い、創出される作家とは何かを熟考できる。
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6週 |
開高健『裸の王様』
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近代に誕生した子供の概念を扱い、現代との対比ができる。
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7週 |
川端康成『雪国』『伊豆の踊子』 |
近代性をはっきり示す少女のイメージから時代背景を整理できる。
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8週 |
現代文学にみる社会 |
格差社会からみた文学を考察し、現代の問題点を指摘できる。
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2ndQ |
9週 |
隠喩としての病『不如帰』など |
隠喩としての病を取り上げ、文学への影響を理解できる。
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10週 |
隠喩としての病『不如帰』など |
隠喩としての病を取り上げ、文学への影響を理解できる。
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11週 |
隠喩としての病『不如帰』など |
隠喩としての病を取り上げ、文学への影響を理解できる。
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12週 |
村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』 |
阪神淡路大震災を扱った春樹の作品を読み、震災文学とは何かを感得できる。
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13週 |
村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』 |
震災文学から人間の関係性の問題を指摘できる。
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14週 |
片山恭一『世界の中心で愛を叫ぶ』 |
近現代の恋愛観について理解できる
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15週 |
片山恭一『世界の中心で愛を叫ぶ』 |
古典作品との比較から現代文化の特質を理解できる
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 20 | 10 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 0 | 20 | 10 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |