到達目標
機械システムとは,材料力学・流体力学・熱力学・機械力学などの機械工学を基に計画・設計・開発された輸送機器・製造機械や原動機などの機械である.本講義では,機械システム設計に必要な知識を学ぶとともに具体的な応用設計が出来る能力を養う事を目的とする。
目標レベル
(1)機械システムの材料力学、流体力学、熱力学、機械力学の概要を理解できる。
(2)上記力学を機械システム設計に応用して使用できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 材料力学、流体力学、熱力学、機械力学を理解できる。 | 材料力学、流体力学、熱力学、機械力学のうち2項目以上を理解できる。 | 材料力学、流体力学、熱力学、機械力学を理解できない。 |
評価項目2 | 材料力学、流体力学、熱力学、機械力学を機械設計に応用できる。 | 材料力学、流体力学、熱力学、機械力学のうち2項目以上を機械設計に応用できる。 | 材料力学、流体力学、熱力学、機械力学を機械設計に応用できない。 |
学科の到達目標項目との関係
本校 (1)-c
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専攻科 (5)-a
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教育方法等
概要:
機械工学の4力(材料力学,流体力学,熱力学,機械力学)の基礎を習得することを目的としている。
授業の進め方・方法:
講義で理解できないところは質問等で補うこと。
注意点:
本科において,機械設計,工業力学,材料力学,熱流体力学,機構学,機械設計演習,電子機械特論Ⅰ,熱流体工学,熱機関などの機械系科目を履修している事が望ましい。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
機械システム概論説明 |
機械システムと機械設計の概論
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2週 |
熱力学概論 |
熱と仕事,気体の状態変化を理解する
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3週 |
熱力学概論 |
熱サイクルと熱効率を理解する
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4週 |
設計演習 |
圧縮機の仕様と機構を理解する(1)
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5週 |
設計演習 |
圧縮機の仕様と機構を理解する(2)
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6週 |
材料力学概論 |
引張り応力,せん断応力,ねじり応力を理解する
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7週 |
材料力学概論 |
はりの曲げ,柱の座屈を理解する
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8週 |
後期中間試験 |
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4thQ |
9週 |
設計演習 |
シリンダブロックとピストンに関する演習問題を理解する
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10週 |
設計演習 |
連接棒とクランクに関する演習問題を理解する
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11週 |
流体力学概論 |
管内流れの力学,運動量保存の法則を理解する
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12週 |
流体力学概論 |
管路と圧力損失を理解する
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13週 |
設計演習 |
配管に関する演習問題を理解する
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14週 |
設計演習 |
配管に関する演習問題を理解する(2)
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15週 |
機械力学概論 |
産業用ロボットに関する概略を理解する。
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16週 |
後期末試験 |
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 10 | 10 | 10 | 0 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 10 | 10 | 10 | 0 | 10 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |