電気機器工学2

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 電気機器工学2
科目番号 0030 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気電子工学科(平成25年度以前入学生) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 電気機器(森北出版)/電気機器演習ノート(実教出版)
担当教員 當宮 辰美

到達目標

1.変圧器の原理と構造および基本動作について説明できる。
2.変圧器の等価回路や効率などの特性を理解し、その特性について計算できる。
3.変圧器の三相結線について結線方法を理解し、三相電力の送変電の特性計算ができる。
4.単巻変圧器やPT・CTについて理解し、それらに関する特性計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1変圧器の原理と構造および基本動作について、原理式とベクトル図を用いて説明できる。変圧器の原理と構造および基本動作について説明できる。変圧器の原理と構造および基本動作について説明できない。
評価項目2変圧器の等価回路や効率などの特性を理解し、複雑な特性計算ができる。変圧器の等価回路や効率などの特性を理解し、その特性について計算ができる。変圧器の等価回路や効率などの特性の理解と、基本特性の計算ができない。
評価項目3変圧器の三相結線について結線方法を理解し、三相の送変電での複雑な負荷接続の特性計算ができる。変圧器の三相結線について結線方法を理解し、三相の送変電の特性計算ができる。変圧器の三相結線について結線方法の理解と、三相の送変電の特性計算ができない。
評価項目4単巻変圧器やPT・CTについて幅広い理解と、複雑な特性計算ができる。単巻変圧器やPT・CTについて理解し、それらに関する特性計算ができる。単巻変圧器やPT・CTについての理解と、それらに関する特性計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
交流電力変換機器の一つであり、また静止電力変換器でもある変圧器を対象に、その原理と構造および各種特性の理解を目的とする。
授業の進め方・方法:
注意点:
教室での講義を中心に、授業を進める。変圧器に関しては、交流回路の内容を理解しているものとして説明する。問題の解法を単に丸暗記するだけでなく、変圧器の原理と特性を確実に理解し、特性計算問題などに応用できる力をつけてほしい。理解を助けるために、講義の最後に小テストを行うことや章末問題のレポート提出により理解を深める。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 変圧器の原理 変圧器の原理と構造を説明できる。
2週 変圧器の原理 変圧器の原理と構造を説明できる。
3週 変圧器の等価回路 変圧器の等価回路について説明できる。
4週 変圧器の等価回路 変圧器の等価回路定数の決定法を説明できる。
5週 変圧器の等価回路 変圧器の等価回路定数の決定法を説明できる。
6週 変圧器の特性 変圧器の電圧変動率について説明でき、特性計算ができる。
7週 変圧器の特性 変圧器の電圧変動率について説明でき、特性計算ができる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 変圧器の効率 変圧器の効率について理解し、特性計算ができる。
10週 変圧器の効率 変圧器の効率について理解し、特性計算ができる。
11週 変圧器の効率 変圧器の効率について理解し、特性計算ができる。
12週 変圧器の結線方法 変圧器の三相結線について理解し、特性計算ができる。
13週 変圧器の結線方法 変圧器の三相結線について理解し、特性計算ができる。
14週 変圧器の結線方法 変圧器の三相結線について理解し、特性計算ができる。
15週 特殊変圧器 単巻変圧器やPT・CTについて理解し、特性計算ができる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力100000010
専門的能力7000020090
分野横断的能力0000000