情報処理工学

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 情報処理工学
科目番号 0452 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設環境工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:若山芳三郎 著 学生のためのExcelVBA[ISBN978-4-501-53600-8]東京電機大学出版局,プリント
担当教員 柳川 竜一

到達目標

・C言語をはじめとする主要なプログラミング言語の特徴を理解し、VBAの位置付けを理解する。
・Excelの基本操作に加え、Excel関数を日常的に利用できるようになる。
・ExcelマクロやVBAについて理解し、独自で簡単なプログラムの作成および実行することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価事項1Excel関数をマクロプログラムの中で適宜使用することができる。Excel関数利用のメリットを理解し、Excel関数を適宜使用することができる。Excel関数を使用することができない。
評価事項2ExcelVBAを理解し、コードを自作できる。Excelマクロによる記録とコードの修正ができる。Excelマクロによる記録とコードの修正ができない。
評価事項3Excel上でフォームウィンドウを活用したマクロプログラムを作成できる。Excel上でフォームウィンドウを作成することができる。Excel上でフォームウィンドウを作成することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
Excelの基本操作およびVBAの基本的な文法を修得する。修得した知識を活用し,建設環境工学の分野における専門的な問題に対して,ExcelおよびExcel VBAを活用して解決する能力を身につける。
授業の進め方・方法:
Excelの基本操作,VBAプログラミングに関する基本的な考え方と文法を説明した後,コンピュータを用いた演習を行う。家庭学習課題を通じて理解を深める。自学自習時間に相当する課題を毎回出題する。
注意点:
・単位追認試験,再試験あり(制限あり)。
・学修単位であり、授業時間以外に毎週4時間程度の自主学習が必要である。
・2回の定期試験の重み付けはそれぞれ50%として評価する。
・課題の提出遅れは減点対象となる(提出遅れは最大で70%減,未提出は100%減の評価)。また、課題については採点し、その結果を踏まえて評価する事がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 教科ガイダンス
様々なプログラミング言語の説明
様々なプログラミング言語の概要を理解する。
2週 Excel関数(subtotal)の利用
Excelマクロ
習ったExcel関数を日常的に使えるようになる。
Excelマクロの作業内容を記録する。
3週 Excelマクロコードの編集
記録されたマクロプログラムを確認し、必要に応じて編集する。
4週 簡単なVBプログラミングの作成と実行
変数の型宣言
演算子の利用
VBEの使い方を知る。
5週 Excel関数(LEFT・RIGHT・CENTER・LEN)の利用 習ったExcel関数を日常的に使えるようになる。
6週 マクロプログラムの作成① VBE上でプログラムを作成する。
7週 マクロプログラムの作成② VBE上でプログラムを作成する。
8週 Excel関数(データ処理・時間)の利用 習ったExcel関数を日常的に使えるようになる。
2ndQ
9週 前期中間試験
10週 繰り返し処理 繰り返しを伴う簡単な算術問題をプログラミングする。
11週 配列の利用
サブプログラムの作成
配列の概念を理解し、複数の小プログラムから構成された複雑なプログラムを作成する。
12週 ユーザフォームの作成 ユーザフォームの作成方法を理解する。
13週 自由課題(テーマ設定) 自身が設定したテーマを解決するプログラムについて発表を行う。
14週 自由課題(流れ図・プログラミング) 自身が設定したテーマを解決するプログラムについて発表を行う。
15週 自由課題(発表会) 自身が設定したテーマを解決するプログラムについて発表を行う。
16週 後期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合501500035100
基礎的能力2500001035
専門的能力2500001035
分野横断的能力0150001530