建築構造学

科目基礎情報

学校 香川高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 建築構造学
科目番号 0453 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設環境工学科(2018年度以前入学者) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 ・教科書;「図解テキスト 基本建築学 第三版」上杉哲他,彰国社 ・配付プリント
担当教員

到達目標

1.各種構造形式(RC造,S造,SRC造,木造)の特徴を説明できる。荷重の種類とその特徴を説明できる。
2.建築構造を構成する部材の単独および複合的な役割を説明できる。各部材について基本的な設計法を理解できる。
3.二次設計における各種の検討項目を理解し,簡単な建物について,層間変形角,剛性率,偏心率の検討を行うことができる。建物が保有すべき耐震性能について説明できる。
4.代表的な断面の全塑性モーメントが計算できる。簡単な構造物の崩壊荷重が計算できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
各種構造形式(RC造,S造,SRC造,木造)の特徴を説明できる。 荷重の種類とその特徴を説明できる。各種構造形式(RC造,S造,SRC造,木造)の詳細を説明できる。 荷重の種類とその詳細を説明できる。各種構造形式(RC造,S造,SRC造,木造)の特徴を説明できる。 荷重の種類とその特徴を説明できる。各種構造形式(RC造,S造,SRC造,木造)の特徴を説明できない。 荷重の種類とその特徴を説明できない。
建築構造を構成する部材の単独および複合的な役割を説明できる。 各部材について基本的な設計法を理解できる。建築構造を構成する部材の単独および複合的な役割を説明できる。 各部材について基本的な設計法を理解できる。建築構造を構成する部材の単独の役割を説明できる。 各部材について基本的な設計法を理解できる。建築構造を構成する部材の単独の役割を説明できない。 各部材について基本的な設計法を理解できない。
二次設計における各種の検討項目を理解し,簡単な建物について,層間変形角,剛性率,偏心率の検討を行うことができる。 建物が保有すべき耐震性能について説明できる。二次設計における各種の検討項目を理解し,簡単な建物について,層間変形角,剛性率,偏心率の検討を行うことができる。 建物が保有すべき耐震性能について説明できる。二次設計における各種の検討項目を理解している。 建物が保有すべき耐震性能について説明できる。二次設計における各種の検討項目を理解できない。 建物が保有すべき耐震性能について説明できない。
代表的な断面の全塑性モーメントが計算できる。 簡単な構造物の崩壊荷重が計算できる。代表的な断面の全塑性モーメントが計算できる。 簡単な構造物の崩壊荷重が計算できる。代表的な断面の全塑性モーメントが計算できる。代表的な断面の全塑性モーメントが計算できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
・建築物に使用されている各種構造形式の力学的特徴を理解できる。
・RCおよび鉄骨ラーメン構造を対象とし,その構造設計の流れおよび考え方を理解できる。
・演習課題を通じて,問題解決能力,実行力および表現力を養う。
授業の進め方・方法:
講義を中心に進める。原則として講義ごとに演習問題等を与えるので,それを通じて理解を深めて欲しい。教科書と配付プリントを用いる。自学自習時間に相当する課題を出題する。
注意点:
・再試験は実施しない。
・学修単位;授業時間以外に,1週に4時間の自主学習が必要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 建築構造学に関するイントロダクション
ガイダンス
建築を構成する矩体・仕上げ材
設備に関する解説
各種構造形式(RC造,S造,SRC造,木造)の特徴を説明できる。荷重の種類とその特徴を説明できる。
2週 建物に作用する荷重の解説
固定荷重積載荷重に関する解説
各種構造形式(RC造,S造,SRC造,木造)の特徴を説明できる。荷重の種類とその特徴を説明できる。
3週 積雪荷重に関する解説
固定荷重・積雪荷重の計算演習
各種構造形式(RC造,S造,SRC造,木造)の特徴を説明できる。荷重の種類とその特徴を説明できる。
4週 風荷重に関する解説
風荷重の計算演習1
各種構造形式(RC造,S造,SRC造,木造)の特徴を説明できる。荷重の種類とその特徴を説明できる。
5週 風荷重の計算演習2 各種構造形式(RC造,S造,SRC造,木造)の特徴を説明できる。荷重の種類とその特徴を説明できる。
6週 地震荷重に関する解説
地震荷重の計算演習1
各種構造形式(RC造,S造,SRC造,木造)の特徴を説明できる。荷重の種類とその特徴を説明できる。
7週 地震荷重の計算演習2
建築構造物を構成する部材の解説
各種構造形式(RC造,S造,SRC造,木造)の特徴を説明できる。荷重の種類とその特徴を説明できる。
建築構造を構成する部材の単独および複合的な役割を説明できる。各部材について基本的な設計法を理解できる。
8週 剛性・剛比に関する解説
基本的架構の応力計算演習
建築構造を構成する部材の単独および複合的な役割を説明できる。各部材について基本的な設計法を理解できる。
4thQ
9週 定期試験 各種構造形式(RC造,S造,SRC造,木造)の特徴を説明できる。荷重の種類とその特徴を説明できる。
建築構造を構成する部材の単独および複合的な役割を説明できる。各部材について基本的な設計法を理解できる。
10週 鉛直荷重時の架構の応力計算解説
鉛直荷重時の架構の応力計算演習
建築構造を構成する部材の単独および複合的な役割を説明できる。各部材について基本的な設計法を理解できる。
11週 水平荷重時の架構の応力計算解説
水平荷重時の架構の応力計算演習
建築構造を構成する部材の単独および複合的な役割を説明できる。各部材について基本的な設計法を理解できる。
12週 層間変形角・剛性率の解説
剛性率の計算演習
二次設計における各種の検討項目を理解し,簡単な建物について,層間変形角,剛性率,偏心率の検討を行うことができる。建物が保有すべき耐震性能について説明できる。
13週 偏心率の解説
偏心率の計算演習
二次設計における各種の検討項目を理解し,簡単な建物について,層間変形角,剛性率,偏心率の検討を行うことができる。建物が保有すべき耐震性能について説明できる。
14週 保有水平耐力の解説
仮想仕事法による崩壊荷重の計算演習
代表的な断面の全塑性モーメントが計算できる。簡単な構造物の崩壊荷重が計算できる。
15週 定期試験 二次設計における各種の検討項目を理解し,簡単な建物について,層間変形角,剛性率,偏心率の検討を行うことができる。建物が保有すべき耐震性能について説明できる。
代表的な断面の全塑性モーメントが計算できる。簡単な構造物の崩壊荷重が計算できる。
16週 試験返却 二次設計における各種の検討項目を理解し,簡単な建物について,層間変形角,剛性率,偏心率の検討を行うことができる。建物が保有すべき耐震性能について説明できる。
代表的な断面の全塑性モーメントが計算できる。簡単な構造物の崩壊荷重が計算できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
各種構造形式,荷重種類1510000025
構造部際の単独・複合的役割,基本設計法1510000025
二次設計,耐震性能1510000025
全塑性モーメント計算,崩壊荷重計算1510000025