概要:
授業の進め方・方法:
授業は基本事項の講義とコンピュータを使った演習とを織り交ぜて行う.まず,コンピュータの基礎を学習し,つぎに,fortran文法とアルゴリズムについて演習を交えながら学習する.次に,基本的な数値計算法について,考え方を学習する.最後に,専門分野に関する課題を自ら選び,応用力を養う.
注意点:
基礎情報処理を習得している者を対象とする.
単位追認試験,再試験あり(制限あり).
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
教科ガイダンス,単純出力のプログラム作成 |
コマンドラインで入力した値を出力するプログラムが作成できる.
|
2週 |
フローチャートの作成,合計と階乗を求めるプログラム作成 |
フローチャート作成の目的を理解するとともに,適切にフローチャートで用いるブロックを利用できる.
|
3週 |
openおよびclose文,ファイル読み込みと基本統計量の計算 |
数値データが含まれるファイルを読み込み,合計や平均値を算出後データを出力することができる.
|
4週 |
IF文を用いた条件分岐 |
多項目分岐を伴う関数のプログラムを作成し,グラフを作成することができる.
|
5週 |
配列の計算およびプログラミング(その1) |
行列状に配置したデータを読み込んで,平均点と最高点,最低点を出力するプログラムを作成できる.
|
6週 |
配列の計算およびプログラミング(その2) |
ボールを斜めに投げたときの到達距離を求めるプログラムを作成し,初速度と投げ上げ角との関係が分かる行列表を作成できる.
|
7週 |
N進数の計算 |
N進数の計算方法の考え方を理解し,手計算でN進数の変換計算ができる.
|
8週 |
N進数変換プログラムの作成 |
N進数を変換するプログラムを作成し,テストデータの進数を正しく変換できる.
|
2ndQ |
9週 |
第1週から台8週までの総復習 |
授業で学んだ応用情報処理に関する内容を復習することができる.
|
10週 |
前期中間試験 |
授業で学んだ応用情報処理に関するテストの解答を解くことができる.
|
11週 |
試験問題の返却および解説,2次関数計算の考え方 |
前期中間テストの内容確認するとともに,解答の考え方や解き方について理解できる.2次関数を数値的に解くための組み込み関数の利用やその内容について説明できる.
|
12週 |
関数の計算(基本的な方法) |
2次関数および3次関数を算出するプログラムを作成できる.
|
13週 |
関数の計算(2分法) |
2分法の内容を理解するとともに,2分法を用いて多項式関数を算出するプログラムを作成できる.
|
14週 |
関数の計算(ニュートン法) |
ニュートン法の内容を理解するとともに,ニュートン法を用いて多項式関数を算出するプログラムを作成できる.
|
15週 |
第11週から台14週までの総復習 |
授業で学んだ応用情報処理に関する内容を復習することができる.
|
16週 |
前期期末試験 |
授業で学んだ応用情報処理に関するテストの解答を解くことができる.
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
関数の計算(数値積分,長方形公式) |
長方形公式を用いて多項式関数を算出するプログラムを作成し,解析解との違いを説明することができる.
|
2週 |
関数の計算(数値積分,台形公式) |
台形公式を用いて多項式関数を算出するプログラムを作成し,解析解や長方形公式との違いを説明することができる.
|
3週 |
関数の計算(シンプソンの公式) |
シンプソンの公式を用いて多項式関数を算出するプログラムを作成し,解析解や長方形公式,台形公式との違いを説明することができる.
|
4週 |
副関数プログラム |
メインプログラムと副関数プログラムを分けて作成し,基本統計量を計算するプログラムを作成することができる.
|
5週 |
サブルーチン副プログラム |
メインプログラムとサブルーチン副プログラムを分けて作成し,データの変換を行うプログラムを作成することができる.
|
6週 |
行列計算(その1) |
行列の積を求めるプログラムを作成できる.
|
7週 |
行列計算(その2) |
行列の固有値や逆行列を計算するプログラムを作成できる.
|
8週 |
第1週から第7週までの総復習 |
授業で学んだ応用情報処理に関する内容を復習することができる.
|
4thQ |
9週 |
後期中間試験 |
授業で学んだ応用情報処理に関するテストの解答を解くことができる.
|
10週 |
試験問題の返却および解説,単利計算・複利計算 |
後期中間テストの内容確認するとともに,解答の考え方や解き方について理解できる.数値計算が活用できる身近な事例として,銀行にお金を預けたときの貯金額を計算するプログラムを作成できる.
|
11週 |
応用実習(テーマ設定) |
土木分野の計算を簡素化するためのプログラム作成についてテーマを設定し,問題解決に向けた概略図を作成することができる.
|
12週 |
応用実習(流れ図作成) |
設定したテーマやイメージした概略図の内容に沿ってプログラムのフローチャートを作成する
|
13週 |
応用実習(プログラミングとプログラムテスト) |
フローチャートの内容をプログラム化して,テストデータが正常に値を返すことを確認できる.
|
14週 |
応用実習(発表会) |
自身の作成したプログラムについて,プログラムの内容が説明できるとともにテストデータが正常に値を返すことを聴講者の前で発表できる.
|
15週 |
後期期末試験 |
授業で学んだ応用情報処理に関するテストの解答を解くことができる.
|
16週 |
試験問題の返却および解説 |
後期期末テストの内容確認するとともに,解答の考え方や解き方について理解できる.
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 情報処理 | アルゴリズムとフローチャートについて説明できる。 | 3 | |
コンピュータを用いたデータ処理方法について説明でき、簡単なデータ処理ができる。 | 3 | |