到達目標
1. コンピュータシステムにおけるオペレーティングシステムの位置づけを説明できる。
2. プロセス管理機構を説明できる。
3. 記憶管理機能を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | OSの位置づけを具体例を挙げながら説明できる。 | OSの位置づけの概要について説明できる。 | OSの位置づけについて説明できない。 |
評価項目2 | プロセス管理機構を具体例を挙げながら説明できる。 | プロセス管理機構の概要を説明できる。 | プロセス管理機構について説明できない。 |
評価項目3 | 記憶管理機能を具体例を挙げながら説明できる。 | 記憶管理機能の概要を説明できる。 | 記憶管理機能について説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
計算機のハードウェアや利用技術の進歩に直接関係する基盤ソフトウェアであるオペレーティングシステムについて,その仕組みや構成について学習し,システムプログラミングやシステム構成法の基礎的素養を習得させる。
授業の進め方・方法:
学習項目に沿って,内容の解説を行う。基礎概念の説明に続いて,できる限り具体的実装例を各々のOSについて解説する。適宜UNIXの実現例については,適時UNIXコマンドの例示を用いて理解させる。
注意点:
この科目は学修単位のため,授業外学習として,授業内容についてのレポート課題を課します。
USBメモリ(NTFSかexFATでフォーマットしてあること、空き容量が32GB以上あること)を用意して下さい。
USBメモリにはいくつかの仮想マシン(仮想OS)をインストールします。
オフィスアワー:月曜日(16:00~17:00)
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オペレーティングシステムとは |
コンピュータシステムにおけるオペレーティングシステムの位置づけを説明できる。D2:1, 3, E3:1
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2週 |
OSの基本機能と仮想化 |
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3週 |
コンピュータの処理形態 |
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4週 |
コンピュータシステムの発展と現状 |
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5週 |
ユーザから見たオペレーティングシステム |
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6週 |
グラフィカルユーザインタフェース |
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7週 |
日本語処理 |
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8週 |
前期中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
試験問題の解答 |
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10週 |
プログラムの開発 |
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11週 |
プログラムのコンパイルと実行 |
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12週 |
プログラミング環境 |
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13週 |
ファイルとは |
UNIX,MS/DOSのファイルシステムの実現を説明できる。D2:1,3
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14週 |
ファイルの基本設計 |
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15週 |
ユーザから見たファイルシステム |
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16週 |
試験問題の解答と授業評価アンケート |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
ファイルシステムの構造 |
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2週 |
プログラムからのファイルの利用 |
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3週 |
入出力と割り込み |
コンピュータシステム入出力装置の制御がいかに行われるかを説明できる。D2:1,3,E3:1
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4週 |
プログラムからのファイルの利用 |
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5週 |
入出力のためのソフトウェア技法 |
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6週 |
ファイルと入出力 |
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7週 |
割込み |
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8週 |
後期中間試験 |
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4thQ |
9週 |
試験問題の解答 |
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10週 |
プロセスとは |
プロセス管理機構を説明できる。D2:1,3
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11週 |
記憶管理 |
記憶管理機能を説明できる。D2:1,3
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12週 |
主記憶の管理、仮想記憶の仕組、 |
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13週 |
仮想化技術 |
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14週 |
仮想化技術 |
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15週 |
セキュリティ |
情報セキュリティの必要性,対策等を説明できる。D2:1
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16週 |
試験問題の解答 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 20 | 50 |
専門的能力 | 40 | 10 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |