工学実験2

科目基礎情報

学校 新居浜工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 工学実験2
科目番号 110521 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 工学実験2テキスト (新居浜高専・機械工学科)
担当教員 吉川 貴士,谷脇 充浩,粂野 紘範,田中 大介

到達目標

1.実験テーマにおける目的および実験内容を正しく理解できること。
2.実験計画を立て、個人またはグループで協力して実験を遂行できること。
3.目的に沿ったデータ収集ができ、得られた結果を論理的に考察できること。
4.実施した実験を報告書としてまとめられること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実験テーマにおける目的および内容を説明できる程度に正しく理解できる実験テーマにおける目的および内容を理解できる実験テーマにおける目的および内容を理解できない
評価項目2主体的に実験計画を立て、実験を遂行することができる実験計画を立て、遂行することができる実験計画が立てれない
評価項目3実験を遂行することでデータを収集し、その結果を論理的に考察できる。実験を遂行することでデータを収集し考察できる。データ収集ができない。
評価項目4実験計画から理論,実験結果および考察を報告書としてまとめることができる。実験計画から理論,実験結果を報告書としてまとめることができる。報告書としてまとめることができない。

学科の到達目標項目との関係

問題解決能力 (C) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械工学に関するテーマについて、個人あるいはグループで協力して、計画の立案、計画に沿った実験の遂行、データ収集、考察を行うことで工学知識を深く理解するとともに、実験データの整理法や報告書作成方法の習得を目標とする。また、種々の器具、装置の取扱い方を習得することも目標とする。
授業の進め方・方法:
クラスを4班に分け、3週毎のローテーションで各分野の実験を行う。それぞれの実験で報告書を作成し提出する。
実験には、報告書作成指導およびプレゼン指導も含む場合がある。
各分野の実験での報告書を100%で評価し、それを平均して本科目の評価とする。
なお、報告書が提出されない場合は単位を認めない。
注意点:
服装は安全性や機能性のことを考え、実験テーマ・内容に応じたものを準備・着用すること。
欠席者に補講は行えないため、必ず出席するように努力すること。
自ら考える力を養うよう努力し、報告書には理論や予測などをもとに、自分の考えを記述すること。
実験内容および報告書に関する質問は随時受け付けるので、各実験担当教員の研究室を訪ねること。

本科目の区分

Webシラバスと本校履修要覧の科目区分では表記が異なるので注意すること。
本科目は履修要覧(p.9)に記載する「①必修科目」である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
レポートの書き方
2週 CFDを用いた物体周りの流れ解析(1) 1234
3週 CFDを用いた物体周りの流れ解析(2) 1234
4週 CFDを用いた物体周りの流れ解析(3) 1234
5週 リレーシーケンス制御 1234
6週 PLCによるシーケンス制御(1) 1234
7週 中間試験期間
8週 PLCによるシーケンス制御(2) 1234
2ndQ
9週 重力加速度の推定(1) 1234
10週 重力加速度の推定(2) 1234
11週 重力加速度の推定(3) 1234
12週 数値解析(1)回帰曲線、χ二乗 1234
13週 数値解析(2)有意差検定、対応の無い二要因分散分析 1234
14週 数値計算(3)U検定、符号順位和検定、二重盲検法 1234
15週 期末試験期間
16週 まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
加工学実験、機械力学実験、材料学実験、材料力学実験、熱力学実験、流体力学実験、制御工学実験などを行い、実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15

評価割合

報告書合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力100100
分野横断的能力00