到達目標
1.ディジタル回路において、論理演算ができる。
2.ディジタル回路において、与えられた仕様に合致した順序回路を設計できる。
3.オペレーティングシステムの基本的なシェルコマンドを実行できる。
4.機械学習の原理により自動走行する仕組みを理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 論理演算ができる。 | 簡単な論理演算ができる。 | 簡単な論理演算ができない。 |
評価項目2 | 簡単な順序回路の設計を応用できる。 | 簡単な順序回路を設計できる。 | 簡単な順序回路を設計できない。 |
評価項目3 | オペレーティングシステムの標準的なシェルコマンドを実行できる。 | オペレーティングシステムの基本的なシェルコマンドを実行できる。 | オペレーティングシステムの基本的なシェルコマンドを実行できない。 |
評価項目4 | 機械学習の原理により自動走行する仕組みを技術要素ごとに説明できる。 | 機械学習の原理により自動走行する仕組みの概要を説明できる。 | 機械学習の原理により自動走行する仕組みの概要を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
ディジタル回路は、計算機や家電製品などの情報処理装置の主要部であり、情報処理装置の回路設計には必須の技術である。前半は、ディジタル回路を設計する際に必要となる基礎的な論理演算を習得し、ジュースの自動販売機等の簡単な仕様に合致した順序回路を設計する。後半は、コンピュータで用いられるオペレーティングシステムについて、シェルコマンドによる操作を習得する。さらに、オペレーティングシステム上で動作する機械学習のプログラムを扱い、カメラを装備した自動走行車について、教師データの生成、教師データによるモデルの学習および学習済みモデルによる走行試験を体験することにより、機械学習の原理により自動走行する仕組みを理解する。
授業の進め方・方法:
スライドに沿った講義と演習を行う。講義により、論理演算を用いた簡単な順序回路の設計方法を説明する。講義全体にわたり、基本的な演算を用いるので、これを十分理解し、式や関数を扱えるようになることが重要である。演習により、オペレーティングシステムのシェルコマンドによる操作を習得し、それらのコマンドを用いて、機械学習の教師データの取得、モデルの学習および学習済みモデルによる走行試験を体験する。
注意点:
定期試験(60%)、レポート(40%)とし、100点法により評価する。
総合成績が不合格の場合は、総合成績が上限60点の再試験を実施する。
評価基準:60点以上を合格とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
情報処理装置の処理と順序回路モデル |
情報処理装置および順序回路モデルの概念を説明できる。
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2週 |
2値変数と基本演算 |
2値変数による基本演算を行うことができる。
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3週 |
真理値表と論理関数 |
真理値表を作成できる。
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4週 |
カルノー図を用いた論理式の簡単化 |
カルノー図を用いて論理式を簡単化できる。
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5週 |
状態遷移図と状態遷移表 |
状態遷移図と状態遷移表を作成できる。
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6週 |
状態変数関数と出力変数関数 |
状態遷移関数と出力関数の論理式を求めることができる。
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7週 |
フリップフロップによる順序回路の構成 |
状態変数関数の回路、出力変数関数の回路およびフリップロップを用いて順序回路を構成できる。
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
Linuxのシェルコマンド |
基本的なシェルコマンドを用いることができる.
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10週 |
人工知能の歴史と機械学習の概要 |
人工知能の歴史と機械学習の概要を理解できる.
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11週 |
自動走行学習モデルの概要 |
機械学習による自動走行学習モデルの概要を理解できる.
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12週 |
自動走行学習モデルの学習 |
学習データを用いて自動走行学習モデルを学習できる.
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13週 |
自動走行学習モデルによる走行試験 |
学習した自動走行学習モデルにより走行試験ができる.
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14週 |
自動走行学習モデルによる走行結果の検討 |
学習した走行学習モデルについて考察できる.
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15週 |
演習課題まとめ |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |