到達目標
1.優れた現代演劇に数多く触れることで、柔軟な感性を養う。
2.作品を正確かつ豊かに鑑賞し、独自の解釈を持てるようにする。
3.作品に対して作り上げた解釈を、自身の言葉でわかりやすく表現できることを目指す。
4.作品に描かれる社会的な背景、問題について自分の意見を持てるようにする。
5.2~4を踏まえて、演劇の批評文を書くことが最終目標となる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 観劇後に主体的な解釈を豊かに作り上げられる。 | 観劇後に主体的な解釈を作り上げられる。 | 観劇後に主体的な読みを作り上げられない。 |
評価項目2 | 作品の社会的背景を意識し、展開や様式に興味を持ち、鑑賞できる感性を持てる。 | 作品の社会的背景を意識し、展開や様式に興味を持つことができる。 | 展開や様式に興味を持つことができない。 |
評価項目3 | 自分が作品に対して持った解釈や感想を、豊かに表現することができる。 | 自分が作品に対して持った解釈や感想を、表現することができる。 | 自分が作品に対して持った解釈や感想を、表現することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
現代演劇のなかでも、前川知大が主宰する劇団イキウメの作品を取り上げる。舞台映像を鑑賞した上で、作品の背景や特色を見出し、理解を深めていく。映像だけでなく、戯曲(上演台本)にも触れることで、多角的に演劇作品の主体的な読みを作り上げていく。また、日本語表現の美しさに触れながら、自らの表現力も高める場とすることをねらいとする。また、作品の社会的な背景に言及することで、自己の社会に対する認識を再考する。
授業の進め方・方法:
授業で取り上げる作品については、授業計画を参照すること。一作品につき、三週分の授業を行う。作品は前週までにプリントで配布するので、必ず授業には作品を読んで出席すること。一週目は、舞台映像の鑑賞をする。二週目までに舞台映像の観劇メモを書いて、提出してもらう。二週目の授業では、劇団や劇作家、上演評などに触れた上で、作品に対する自分の考えを文章で表現したり、グループでのディスカッションを行う。三週目は、グループディスカッションのフィードバックを行い、批評文を書く。
注意点:
各回の授業への参加度(出席、初読メモ・ショートコメント、提出物、ディスカッションでの態度等)50%、期末レポート50%で評価する。
100点を満点とし、60点以上を合格点とする。必要に応じて再試験相当の課題を出す。
作品によっては過剰な表現や深刻な内容を有する場合があるということを了承の上、受講すること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
自己紹介。授業の進め方、取り組み方、レポートに取り掛かるタイミングについて理解を得ておく。
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2週 |
日本演劇史の変遷 |
近代演劇の発祥から現代演劇までの流れを理解する。
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3週 |
イキウメ「聖地X」(前川知大作)ほか |
前週に配布された資料を読んだ上で、舞台映像の鑑賞をする。気づいた点をメモする。
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4週 |
イキウメ「聖地X」(前川知大作)ほか |
課劇団、劇作家の概要や劇評に触れ、作品の全体像を捉える。題(観劇メモ)をもとに、グループワークを行う。
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5週 |
イキウメ「聖地X」(前川知大作)ほか |
作品に描かれた内容や人物を通じて、自己の視野を広げる。自分はどう観るか、主体的な独自の読みを作り上げていく。「聖地X」について、学んだこと、気づいたことを文章にまとめる。
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6週 |
イキウメ「関数ドミノ」(前川知大作)ほか |
前週に配布された資料を読んだ上で、舞台映像の鑑賞をする。気づいた点をメモする。
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7週 |
イキウメ「関数ドミノ」(前川知大作)ほか |
課劇団、劇作家の概要や劇評に触れ、作品の全体像を捉える。課題(観劇メモ)をもとに、グループワークを行う。
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
イキウメ「関数ドミノ」(前川知大作)ほか |
作品に描かれた内容や人物を通じて、自己の視野を広げる。自分はどう観るか、主体的な独自の読みを作り上げていく。「関数ドミノ」について自分の意見をまとめる。
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10週 |
演劇批評について |
演劇論の執筆例などをサンプルにした説明を聞き、演劇の論じ方、批評の仕方について理解する。
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11週 |
イキウメ「散歩する侵略者」(前川知大作)ほか |
前週に配布された資料を読んだ上で、舞台映像の鑑賞をする。気づいた点をメモする。
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12週 |
イキウメ「散歩する侵略者」(前川知大作)ほか |
課劇団、劇作家の概要や劇評に触れ、作品の全体像を捉える。批評文を書く。
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13週 |
イキウメ「散歩する侵略者」(前川知大作)ほか |
批評文についてのフィードバックをふまえ、作品に描かれた内容や人物を通じて、自己の視野を広げる。自分はどう観るか、主体的な独自の読みを作り上げていく。
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14週 |
レポート課題の作品鑑賞 |
前週に配布された資料を読んだ上で、舞台映像の鑑賞をする。気づいた点をメモする。
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15週 |
レポート合評会 |
各自が提出したレポートの合評会を行う。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 課題 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 10 | 30 | 10 | 50 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 10 | 30 | 10 | 50 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |