生産管理

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 生産管理
科目番号 0145 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教 科 書:「生産システム学」岩田 一明ほか コロナ社。参考図書:「システム工学」室津 義定ほか 森北出版。そ の 他: 配布資料
担当教員 細野 高史

到達目標

1.基本的な工業製品の生産過程を説明できる。      
2.簡単な構造をISMによる構造解析で計算し、ランク付けができる。    
3.基本的な最適化手法を用いて、最適値を求めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1様々な線型計画問題が解ける。線型計画問題の解法を理解している。線型計画問題の解き方が分からない。
評価項目2アローダイヤグラムを用いたスケジューリング問題の解決ができる。アローダイヤグラムおよび各結合点時刻、クリティカルパスを理解している。アローダイヤグラムの使い方が分からない。
評価項目3分枝限定法による様々な問題の解決ができる。分枝限定法の概念を理解している。分枝限定法について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
近年の生産現場では省力化・自動化が進むと同時に統合化・最適化・高効率化が指向されている。この講義では、生産システムに関する基礎的な知識について理解し、その構造解析・モデリング・最適化の方法、すなわち、ISM、SADT、線形計画法、動的計画法、分岐限界法、PERT、CPMなどについて理解する。
授業の進め方・方法:
生産システム学の教科書および配布資料に基づいて講義し、随時小テストを実施する。
この科目の基礎は、機械加工学と応用数学の主な項目(行列、ブール代数、グラフ理論、連立方程式、ガウス・ジョルダン法など)の組み合わせである。
演習課題の問題を根気強く自分で解くことが重要である。
この科目の一部は後期に開講される「品質管理」に関連がある。
関連科目:応用数学、品質管理、機械加工学、機械加工実習
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 生産管理の変遷  生産管理の歴史を理解する。
2週 生産システムの基礎概念  生産システムの基礎概念を理解する。
3週 線形計画法(1)図解法および問題の標準化、基底形式での表現  線形計画法の概念とその図解法、問題の標準化を理解する。
4週 線形計画法(2)シンプレックス法その1   なし
5週 線形計画法(3)シンプレックス法その2  シンプレックス法を理解する。
6週 演習  シンプレックス法による線型計画問題の解決ができる。
7週 PERT/CPM(1)アローダイヤグラム  アローダイヤグラムの概念を理解する。
8週 PERT/CPM(2)各結合点時刻、クリティカルパス  各結合点時刻とクリティカルパスについて理解する。
2ndQ
9週 PERT/CPM(3)山くずし法、CPM  山くずし法とCPMを理解する。
10週 演習 アローダイヤグラムを用いたスケジューリング問題が解ける。
11週 ジョブショップ・スケジューリング  ジョブショップ・スケジューリング問題の概要を理解する。
12週 割り当て問題  割り当て問題の概要を理解する。
13週 分枝限定法(1)スケジューリング問題への適用  分枝限定法の概念を理解し、スケジューリング問題への適用ができる。
14週 分枝限定法(2)割り当て問題への適用  分枝限定法の割り当て問題への適用ができる。
15週 分枝限定法(3)整数計画法  分枝限定法の整数計画法への適用ができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合75000025100
基礎的能力0000000
専門的能力75000025100
分野横断的能力0000000