到達目標
1.基本的な工業製品の生産過程を説明できる。
2.簡単な構造をISMによる構造解析で計算し、ランク付けができる。
3.基本的な最適化手法を用いて、最適値を求めることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 様々な線型計画問題が解ける。 | 線型計画問題の解法を理解している。 | 線型計画問題の解き方が分からない。 |
評価項目2 | アローダイヤグラムを用いたスケジューリング問題の解決ができる。 | アローダイヤグラムおよび各結合点時刻、クリティカルパスを理解している。 | アローダイヤグラムの使い方が分からない。 |
評価項目3 | 分枝限定法による様々な問題の解決ができる。 | 分枝限定法の概念を理解している。 | 分枝限定法について説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
近年の生産現場では省力化・自動化が進むと同時に統合化・最適化・高効率化が指向されている。この講義では、生産システムに関する基礎的な知識について理解し、その構造解析・モデリング・最適化の方法、すなわち、ISM、SADT、線形計画法、動的計画法、分岐限界法、PERT、CPMなどについて理解する。
授業の進め方・方法:
生産システム学の教科書および配布資料に基づいて講義し、随時小テストを実施する。
この科目の基礎は、機械加工学と応用数学の主な項目(行列、ブール代数、グラフ理論、連立方程式、ガウス・ジョルダン法など)の組み合わせである。
演習課題の問題を根気強く自分で解くことが重要である。
この科目の一部は後期に開講される「品質管理」に関連がある。
関連科目:応用数学、品質管理、機械加工学、機械加工実習
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
生産管理の変遷 |
生産管理の歴史を理解する。
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2週 |
生産システムの基礎概念 |
生産システムの基礎概念を理解する。
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3週 |
線形計画法(1)図解法および問題の標準化、基底形式での表現 |
線形計画法の概念とその図解法、問題の標準化を理解する。
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4週 |
線形計画法(2)シンプレックス法その1 |
なし
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5週 |
線形計画法(3)シンプレックス法その2 |
シンプレックス法を理解する。
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6週 |
演習 |
シンプレックス法による線型計画問題の解決ができる。
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7週 |
PERT/CPM(1)アローダイヤグラム |
アローダイヤグラムの概念を理解する。
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8週 |
PERT/CPM(2)各結合点時刻、クリティカルパス |
各結合点時刻とクリティカルパスについて理解する。
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2ndQ |
9週 |
PERT/CPM(3)山くずし法、CPM |
山くずし法とCPMを理解する。
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10週 |
演習 |
アローダイヤグラムを用いたスケジューリング問題が解ける。
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11週 |
ジョブショップ・スケジューリング |
ジョブショップ・スケジューリング問題の概要を理解する。
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12週 |
割り当て問題 |
割り当て問題の概要を理解する。
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13週 |
分枝限定法(1)スケジューリング問題への適用 |
分枝限定法の概念を理解し、スケジューリング問題への適用ができる。
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14週 |
分枝限定法(2)割り当て問題への適用 |
分枝限定法の割り当て問題への適用ができる。
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15週 |
分枝限定法(3)整数計画法 |
分枝限定法の整数計画法への適用ができる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 75 | 0 | 0 | 0 | 0 | 25 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 75 | 0 | 0 | 0 | 0 | 25 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |